チラ裏(もはや開き直り):12th Vリーグ男子東京大会@東京体育館


当日券のスタンド指定で良い席が空いていたので贅沢してきた。かおりさんと一緒に観戦(2度目)。やはり連れがいるのはいいことだ。とても見やすい席で良かったのだが,年々気前が良くなっている気がする自分。


昨日の自己解決。河野君は5月で引退して今は東京にいるらしい。JTのOBを東京体育館で見かけることが多いので半分試合そっちのけでかなり真剣に探したのだが見つけられなかった。代わりに(というと失礼だが)伊勢さんと下田さんは見かけたのでよし。土曜のとどろきにはNECのOBが大挙していたみたいだが,こちらは自席で大人しくしていたので全く気づかなかった。見かけたところで何がどうってこともない。話しかけるわけでなし(知り合いでもなし)。


NECサントリーにストレート勝ち,8勝1敗で単独首位。(2位は松下で6勝3敗)。年内から調子が良いなんて,慣れないことなので落ち着かない。いつまで好調持続させられるかどきどきしつつ,2巡目も2連勝で始められたのは良い感じ。まだ序盤で先は長いが,序盤の貯金も大切。


今日も立ち上がりはボールは手に着かず足は地に着かずでかなりひどかったけれど,20点を過ぎた要所で追いつき追い越して1セット目を取ったのが大きかったか。2セット目も同様にリードされる展開ながらも,最後に持っていった。3セット目は危なげない展開だった。今日のNECはずいぶんブロックが決まっていた。オープンだと確実に3枚きっちりついていたし,ラリー中もサイドからの攻撃には強かった。その代わりクイックは良いように決められてましたが(放棄しているのかと思うほど)。


今日だけで松本5本菊池4本で,菊池はブロックランキング2位浮上(1位は当然のように合成の北川。移籍しても首位独走)。ほかのメンツも複数ブロック。善し悪しはともかく,1枚で止めると盛り上がる。


一方,試合中はさほど気にならなかったけれど,両チームミスが多い自滅合戦でもあった模様。振り返ってみればスパイクアウトはともかく,サーブミスも多かったし,ネッチとかのしょうもないミスが目立った。しょうもないミスが多かったのは1試合目も同様で,そういう意味ではどちらもちょっとばたばたした雰囲気だったなー。2試合とも審判に抗議して試合中断したし,JTはチーム警告の上にイエローカードも出て相手に1得点という珍しいシーンも。


NECはクイックがあまり機能せず,そしてそれを決まるまでしつこく繰り返すうさみん。二人ともへなちょこ系クイッカーでこれはもはやNECの伝統(お家芸?)なので決まれば構わないんだが,今日は随分拾われていた。


ほか,細川今ひとつマックスそこそこ。大村空振り。心配していた(外見の所為かいつも彼のことは心配してしまう)浅倉はフル出場で決勝のスパイクも決めたのでそれだけでありがたやありがたや。相変わらずはらはらどきどきなサーブレシーブぶりではあった(やっぱり心配はするらしい)。あからさまに狙われているよ。


サントリーは新人のセンター鈴木くんが,サーブも威力あったし(やたらミスってたのはともかく)背も高くて確実にクイックでサイドアウト取れそうで,今後が楽しみ。どことなくタイプが似通っているので来季は背番号2かしらん。荻野さんはともかく,往時と比べここ2年でがらっとメンバーが替わった(それに伴ってずいぶん線が細くなった)。栗原圭介がキャプテン。セッターの控えは新人吉田譲。山村鈴木坂本,越川荻野上田桑田村上。隔世の感あり。去年は5位と沈み今年はまだわからんがなんせ人材豊富なのですぐに驚異になりそう。


偶然見ていた第1回Vリーグの決勝戦は鳥を応援したものだ。第6回もNECを応援しつつも鳥も好きだったので,決勝戦は鳥を応援した。92年のシーズン途中まではタイガースを応援していた。なぜか西から東へと嗜好が移っている。特に理由はない。


話を戻し,1試合目の東レJTはフルセットでJTが勝って今季2勝目。両チーム各セット交互に取り合いその度に流れがころころ変わる。なんでそんな風になるのか,見ていてもわからん。コートに魔物でも棲んでいるのだろうか。東レ,若いくせに粘るわ拾うわでそうとういやらしかった。そして相変わらず得点の度に走り回る春高バレー仕様。最初はほほえましく眺めていて応援していたのだが,去年同様地力はかなりありそうに見えたので波に乗られると困る。星取勘定からも試合はJTに勝ってほしかったので申し訳ないけれど負けてくれてありがたい。


東レは良い感じで世代交代が進んでいる。勿体ないぐらいわらわらいるセッターを一人二人分けてはくれまいか。


JTは長かったサベリエフの退団と加藤の入団で,ほかのメンバーは変わっていないのになんか妙な感じ。けが人が多く(それもセンターにばかり)大変そう。


しばらくぶりで試合を見ると,試合の見方を忘れている。それなのにテレビ放映はとりそこねる。7シーズン目(!)に入るが,未だによく分かっていない(その上で僅かな蓄積も毎年リセットされる)。でもそれぐらいの方が楽しいのかも。いろいろ考えずふつうに楽しめばいいのだが。


とりあえずミスは減らそう,みなさん。NECは強硬ジャンサ路線を改めたようで,サーブミスが減ったのは多少心臓にいい。その代わりサーブ効果率5位なのは仕方ない。でもよほどすごいサーブを打つ選手はともかく,ふつうレベルだと必ずしも強硬ジャンサがいいとは限らない。見た目へなちょこなサーブなのにやたら得点を重ねる謎なローテもあるからな。


NECの背番号3は黒ユニだと余計に既視感。今日は終始ほにょほにょフローターを打っていた彼はわたしの記憶ではピンサ要員で,当然あどけない顔つきと細っこい体つきでがっつりジャンサを打っていた。ほそっこく見えるが球が重い。当時勢いを引きずってわたしは携帯のストラップを買う,と……。