まったり席の座り方


直接関係はないエントリだけど,書こうと思った動機→http://d.hatena.ne.jp/dhalmel/20090128/1233146545 いつもお世話になっております。


ゲランフェイスパウダーの如くなのが大前提。それは観客としてその場にいる人々に限らず,コート・ベンチ周辺の人たちも。


「ファン」とは斯くあるべき論を始めると,それ自体各人の立場や好みや考え方で振れ幅が広いことも想像に難くない。


単に思い出話。と,今現在の話。以前にも何度も書いているような気がするが。

スタンド自由


ベースは「当日券・スタンド自由席・一般(オトナ)1枚」。これに,その時々の状況を加味してチケットを買う。


上記はふつうに買う中で最も安いうえに最も気楽な券種。試合中の飲食もたいていできるし,周辺客の様子も考慮に入れつつ好きな席が選べて試合単位での席移動も可能。1人なので,少々混み気味でも座るだけならまずどうにかなる。


席からの見やすさは会場次第運次第。安かろう悪かろうなことがあるのは想定内(だからOK,とは限らない)。


会場に入るとまずチーム応援席を確認して,エンドを決める。プレミア同士の対戦なら「強いて言えばこっちかな」があるので,敵さんの応援席近くや敵さんスピーカが優勢になる場所は避ける。応援したい成分が薄ければ,エンドライン側に席があるときはエンドライン側,なければ団席からコートを挟んだ反対側のスタンドなどの団席から遠目の席を取る。逆に応援したい成分が比較的強ければ応援席の近くを取る。


エンドライン側に席が空いているときにエンド側を取るのは単なる好みだが,エンド側であれば比較的見やすい席でも自由席になっている場合が多いという理由もある。サイドライン側のスタンド席は,前方や見やすい席が全て応援席とスタンド指定席になっているので。


斜め位置は自由席のことが多い。エンド側要素とサイド側要素を同時に満たせるはずなのだが,実際には距離が遠くて見づらいことが多い。距離の遠さを気にしなければ乙な席かも。


どこに座っても,あまり周りは気にせず好きなように見ている。場合によって「せっかく見つけて取った席だし,自分はこのポイントが好きなの」と火花が飛ぶこともあるのだろうけど,動きたければ動いてもいい席,なので,指定席ほどの迷惑はお互いに少ないはず。1人で騒ぎたければ騒ぐ,黙って見ていたかったら黙っている。独り言が多いかも。1人でヒートアップしてることもある。ごめんなさい,ちょっとヘンナヒト。

スタンド指定/アリーナ指定


たまに(1シーズンに1度ぐらい)大枚をはたいてスタンド指定で見たりアリーナ指定に降りたりする。


スタンド指定で見るのは,自由席争奪意欲が失せているときや自由席券と比較してコストパフォーマンスが高そうなとき。この場合もチケット売り場で応援団席を確認して,味方さん側の席を選ぶ(これ大事)。


アリーナは,小さめの会場のときがほとんど。大きい体育館のスタンド指定席と大差ない値段のこともある。血迷うと大きめの会場でもアリーナ。


アリーナの良さは試合をグラウンドレベルで見られることと,選手が(試合以外で)うろうろする場にアクセスできること。コート全体を俯瞰できないので見づらい側面もあるが,生身感(現場感というか臨場感というか)と迫力はスタンドの比ではない。コートは広いしネットは高い。そこで血の通った人間が競技していると実感するためにたまには降りてみた方がいいと思っている。


何より,ミーハー的見地に立つと,選手がそのへんをうろうろは垂涎物の感動を味わうことができる。対人パスの風景とか,知り合いらしき人物とその辺で立ち話している姿とか,1m以内ですれ違うとか。「うわー,でかーい」ってだけなのに,間近で見ると妙に照れてしまったり。


アリーナのデメリットは四面楚歌を事前に予測・防ぐことができないこと。アリーナこそ,観客は「わざわざ高いお金を払っ」ているので,その発露の方向性はさまざまにしても,相当の気合いが入った人々の集合であり,みな相応の対価を求めたくなるので,いろいろ面倒な気持ちになる危険性は実はもっともはらんでいる。


なので,(もちろん今まで一度もなかったとは言わないが),特定のチームや選手に肩入れする場合は逆にリスクの高いアリーナは選ばない,という選択も,自分にはある。応援したければ応援席の近く。

チーム応援席


いわゆる「チーム席券」は一般発売の券種の一つとしてプレイガイドや当日券売り場で売っているのを見かけることもあるし,そこらには出ていないこともある。今ひとつフローがよく分からない席ということもあって,馴染みがない。


チーム応援席では相手チームの好プレイに拍手することもしかねるし,自チームが劣勢のときでも無理矢理応援しなくてはいけないプレッシャーもある。自分の気分(要は諦める)を好きにコントロールできないのが窮屈に感じる。あと席の入れ替えがあるので,もう1方の試合をきちんと見られなさそうにも思う。実際にはよほど大勢詰めかけた第2試合でもなければ,問題ないんだろうけど。


反面,チーム席は大きな声を出すことに躊躇わなくてもいい雰囲気は,いいかもしれない。揃ったコールをかけるのも,あれはあれで楽しい。あと,チアの演技を正面から見られる。何故か過去に数回チーム応援席に紛れ込ませていただいたことがある。経緯は忘れた。ずるはしてない,はず。