ツーセッター(与太話)


順大のツーセッターにめろめろになった春。


いんすぱいあど
ビミョーに気になる微妙なこと - Stay Foolish
オポジット論 - Stay Foolish


ツーセッターの場合は「セッター対角」という言葉がさす意味が「レフト対角」や「センター対角」と同じになることに気づいてひとりにやにやしたことがある。だからなにっていうことでもないのに。


もっとも今は「センター対角」もコート内には出現しづらくなっているのだが(後衛センターがリベロと交代する場合)。MBが2人揃うローテーションはMBがサーブのときのみで,サーブ打った後のMBが前衛のMB(は,ちょっと前まではほぼ必ず前衛3枚のセンターに入っていたが近頃はそうでない戦術もあるらしい)の対角に並ぶとも限らないので(どこにレシーブに入るのが多いんだろう)。


残念ながらどちらのブログエントリで拝見したのか失念してしまったが(はてな界隈ではない),つい先日どこかで,ツーセッターはセッターがアタッカー並のスパイクを打てないと話にならんのでなかなか厳しいという話を読んで,そして上記2エントリを拝見して,なんというか漫画の世界にはなるのだが,身長が阿部ちゃん(東レ)クラスで,ばんばん後衛ライトからバックアタックも打てて,トスもあげられて,見た目もそっくりな一卵性双生児のツーセッターチームがあったら最強だろうな(もちろんネタ的な意味で)と思った。(ここまで1文)。ツーセッターって基本は後衛の選手がトスアップするわけだけど,敢えて初手からバックアタックも有りで。


それが性格的にも阿部ちゃん(=打ちたがり)2人だった場合,まず心配されるのはラリーが続いた場合のアウトオブポジションのミスでしょうか。でもたとえミスっても顔がそっくりならスルーされるかも(無理)。背番号も3と8とか6と8とかにして(だから無理)。


それ以前に,ほかの4人が混乱して機能しづらいか。前衛トス有りにしちゃうとコンビ複雑になりすぎだしなー。


閑話休題


ほんの数年でサッカーのポジション名やフォーメーションがさっぱりわからなくなったのと同様に,バレー業界のトレンドも移り変わっているんだろう。呼び名だけではなくて。大筋のレギュレーションが今の形になって10年以上経った。


ふだん当たり前だと思っている戦術も,たまにふと「なんで?」と必然性がわからないことがある。たとえばリベロが後衛センターと交代する場合が多いのは何故? とか(あくまで「多い」だけに),オポジットがライトからの攻撃が多くなるのは何故? とか(サーブ時のローテーションがどうであれ,前衛/後衛さえ守っていれば左右は入れ替わればいいんじゃない?),強いジャンプサーブを打ちたがるのはどうして? とか(最近フローター復活の機運もみられつつ)。そういう場合たいていは,プレイヤーなら必然性がわかるのであろうと流してしまう。悪い癖。


人気の量(ファンの数と言い換えても可)も違えばファンに対するスタンスも違うプロスポーツの世界では,試合中継番組やスポーツニュースの特集等で,非競技者向けの競技内容解説が充実している。特にプロ野球はオチャノマコーチやオチャノマ監督になって楽しむスポーツという一面も強いように思われる。スポーツニュースの特集といえばやれ打率に変化がみられた選手の打撃フォームを新旧並べて動画チェックしたりだの,ピッチャー(キャッチャー)の配球がどうだっただの,打者の特徴や場面に応じた野手の守備シフトがどうだったの,継投策が代打策があれこれあれこれ。


ことの是非はさておき,バレーボールもオチャノマ監督向きの競技だと個人的に思っているので,オチャノマ監督養成講座があればいいのにとはことあるごとに思う。今がゼロだとは言わないが,もう一声,試合前の時間とかセット間とかにまとめて説明するような内容も充実しているともっといい。


試合中のリプレイはしやすい競技なので1得点ごとにリプレイでスパイカーやブロッカーの技術的な解説は入る。たとえばそれ以外にも,チームの選手構成や打数配分でどういうタイプのチームか,とか,試合通したトスの組み立てとかサーブの狙いかたとかコンビの使い方とかブロックとレシーブのフォーメーションとかブロックシステムとか用語さえも知らないあれだとかこれだとかの解説もあるとうれしいなあ……って書いてて気づいたけど,最近テレビ放送って録画しっぱなしでほとんど見てないから自分が見てないだけかもしれないなあ。


動きがあるものは文章で読んでも制止画で見てもわかりにくく,やはり動画で時間軸を合わせて見たいので誰か動画共有サイトに解説動画upってくれないかなー(他人任せ)。