「いいな」のキッカケ・39
所属は,自分が認識したチームがスタート。
ポジションは,独断と偏見。
今村駿(順天堂大→堺)S
2009/10内定シーズン。インカレ準優勝のわずか4か月後に同じ東京体育館でVプレミアの準優勝表彰を受けるとは,本人,予想していただろうか。
金井負傷離脱の大ピンチに,合流直後からフル回転。セッターという難しいポジションを立派にこなし,チームは決勝戦にまで駒を進めた。
決勝戦に敗れた後のぐだ泣き。数分後,華やかなスポットライトや効果音に包まれた表彰式で見せた,決勝戦の試合中よりも何倍も緊張感に充ち満ちた表情。
その年の最優秀新人賞を取り,すぐに代表にも選ばれた。同世代の中でも誰よりも早く,見る側の心の準備が整わぬうちにあれよあれよと主力ポジションに押し出された感もある。金井が引退した今や,チームでもすでに中堅の趣で,頼らざるを得ない正セッターとしての重責はますますその両腕にかかっている。
こないだ有明の試合後に,千々木と伊藤が並んでボール籠を押している数メートル後ろを,内藤さんといまむーとが並んで歩いていた。なんだか,ほわっとなった。
今日,2012/13シーズンのセミファイナル3日目。優勝決定戦に臨むためには勝たなければならない試合でレギュラーラウンド1位のサントリーをストレートで下し,セミファイナル1位通過を決めた。試合後の内藤さんとのハイタッチで,またほわっとなった。
再来週4/14に行われる決戦の舞台は,2010年と同じ東京体育館,対戦相手も2010年と同じパナソニックパンサーズ。
今度こそ嬉し涙を。