2013年度関東大学秋季リーグ男子1部・1日目


開幕しました。疲れた。楽しかった。リーグ戦の日々がまたやってきた。


いつもの諸々は追って。

明治大3-0筑波大(25-19 25-23 25-17)


距離の近さにくらくらしてスタートローテーションを拾いそびれた。第3セットのローテーションだけど,まあ,あってるんじゃない(適当)。


明治:6飯塚 1大塚 3鎌田 2新 10杉本 5佐藤 L14中村/22瀧野


→筑波:1久原 7田城 16宮下 14篠村 12宮内(1s途中-18兒玉) 2前田 L10竹澤


できたがいないから,なのかどうかの判断はこの1試合ではできないし,そういうこともいいたくない。試合全体を通してみると,明治が主導権を手放さなかった感じはした(リードされる場面もあったけれど)。


試合自体は途中,なんだかぐだぐだになっていた。第3セットのときかな,鎌田のサーブが何本か続いたのだけれど,サーブのあとバックにいる鎌田くんのところに,ワンチで勢いが殺されたボールが吸い寄せられるように集まり続けてディグし続けて,でも明治も筑波もスパイクが決まらずトランジションが続いて,で,そうとう拾い続けることになり,なぜかスタンドには爆笑の渦が湧いていた。


第2セットのセットポイントは大塚さんのブロックで,第3セットのセットポイントは新さんのサーブポイント。少々ぐだっても,この人達楽しそうなのでいいです。そんななか飯塚さんだけが,目立たない。飯塚OP置きにして以降すかっとした場面が減っていて,ちょっとしょんぼり。

中央大3-2東海大(27-25 25-20 23-25 23-25 15-7)


中央:1新井 10井澤 9江頭 25井上 2傳田 7石井 L28伊賀


→東海:1鶴田 22栗山 36松林(1s途中-32佐々木) 31久原 3池田 35椿 L41井上


中大が2セット連取するも。「中大ですから」の一言で片付けちゃいやん。もっとあっさり勝てた試合だと思うよ。ええ。


いがちゃんがすごい。そして,えがちゃんもすごい。えがちゃんががっつんがっつんやってるところというのを久しぶりに観た気がした。


転じて東海視線で見れば。結果を求める秋ではないのだろう,と。コートにずらっと並ぶ30番台。


第2セットは鶴田・松林の対角で,OP佐々木。途中で松林→久原。第3セット以降は鶴田・久原の対角に戻って,OP佐々木。


鶴田と池田が4年生。栗山が2年生。あとはみんな1年生。さっきまでの隣のコートでやってた人達なら今のボール繋げただろうな,とか。数年前はそんなじゃなかったよね,とか。思わないといったら嘘になるけれど。


だからといって,あっさりと「あ,じゃ,もういいや」と割り切れないのがふしぎ。

早稲田3-0東京学芸(25-19 25-17 25-22)


早稲田:1吉村 11福山 3七里 9専田 7濱松 19山口 L2本間


学芸:5加藤 16植竹 10井上 15柳澤 9堀込 1大和田 L17園田


大和田セッターの衝撃。1番キャプテンセッターって無条件にかっこええと思う。


早稲田は世界ジュニアから帰ってきたばかりの山口がさっそく合流。


試合はみてない。フロアだと席で飲食できない(明記されてはいないけれど)のが難。学芸が春とはずいぶん様変わりしていて,どういうことなの,とおもいながら。どっかで1試合ぐらいは見ておきたいところ。

順天堂1-3慶應義塾(31-29 24-26 18-25 23-25)


試合開始に間に合わなかったので,第3セット。たぶん同じ。かな。


順大:24浅野(途中で5佐野) 2細中(3s:3伏見) 15柳田 22堤 12廣瀬 1藤井 L20館石


慶應:1岡田 15丸谷 6星谷 9柳田 12野口 8稲田 L16野瀬


慶應も,野瀬さんが華麗に合流。


この試合は面白かった。初日からこんな熱い対戦してていいの? っていうぐらい。


どちらが取ってもふしぎのないデュースセット2つを分け合って,第3セット以降は慶應のペースになった。むしろ,順大が急に止まってしまったというべきか。さすが順大。


いや,でも,面白かったです。慶應の丸谷がたいへん効いていた。レセプションがんばってたし,パイプも通ってた。やっぱりかっこいい。弾丸のように飛んでくバックロウのアタックが好きなんで,ほっといてください。


両チームちまちまとした選手交代をするチーム。「ここで?」という場面で代走を出すことが,もしかしたら数分後に生きるかもしれない。その布石をサボらない。というのをバレーボールにもってきたような,慶應のワンポイントレシーバーの起用。後衛3ローテのレシーバー起用は珍しくないけれど,1ローテだけのワンポイントのレシーバーは珍しい。ワンポイントブロッカーは当たり前のように用いられるのに。


丸谷サーブ後のS4レセプションローテーション。ここで1度だけ岡田→17佐藤を使う。ほぼ一直線に,左から柳田,L野瀬,佐藤,丸谷と並び,野瀬と佐藤の2枚で受ける。ここで岡田のまま(で岡田がレセプションから外れる)のフォーメーションとの違いはその場ではわからなかったし今も考えてないんだけど,おおかた何かしらの意図があってのことなんだろう。ないはずがない。バレーボールの仕掛けなんて,思った通りに行かないことも多いけれど,でも,そういうこんまいことをちみちみとやっているのを見るのはおもしろいとおもう。

専修大3-1国際武道(18-25 25-12 25-16 25-18)


→専修:18川波 1長友 13高橋 12藤中 8山本 4板宮 L23池田


武大:7南 2三浦 1王 19桝谷 29小野 22山口 L17新井


お帰り,武大!


スタンドで声出して応援してるのが2人ぐらいしかいなくてさびしかった。でもがんばってた。みうらがみうらだった。「みうらのサーブいいね」ってほめたら次のサーブ失敗した。どぅーやん。南弟は,体つきがたくましくなっていた。身長伸びた?


試合はほとんど見ていない。試合開始後第1セットは武大がすごく盛り上がっていて,気がついたら武大がセットを取っていた。びっくり。第2セットから専修が起きてきたようで,あとは20点取らせないワンサイドに近い試合運び。


無理はしないでねー。

日体大3-0駒澤大(25-20 25-15 25-19)


日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村 19小宮 16田尻 L34山本


駒澤:25佐々木 31大野 28柴田 4小田嶋 9愛甲 1羽原 L15鈴木/29松下


お帰り(?),駒大。


赤いユニフォームは,1部ではユニークだ。目に鮮やか。小田嶋がサイドで出ていてまずびっくり。セット途中で飯田に交代していることも多かった。


春優勝チームと2部2位のチーム。まあ,想定していた最悪のケースに比べれば,試合になっていたかな,と。第3セットは競っていて,中盤では駒澤がリードもしていた。日体大からではセットを奪うのも難しいだろうという印象は受けたが,さて,どうなる。


日体は隙がない印象。


でも,初日だからというだけでなく,どこかがずば抜けて強いというふうには見えなかった。また,混戦になりそうだなあ。

会場@日体大世田谷キャンパス


初めての日体大世田谷キャンパス。さいきん建て替えられた新しい体育館。スポーツ棟の中にある。これが,木製ベンチ椅子の固さにさえ目をつぶれば,すんばらしく楽しい観戦環境だった。


もちろん建物は綺麗だし,廊下に飲み物の自販機もある。アイシング用の製氷器が常設されていた。


ギャラリーは3階(フロアは2階)にあるのだけれど椅子がない(?)みたいで,ずっと立ち見かと心配していたところ,フロアに可動式の観覧席が設置されていた。2つ並んだコートを両サイドから挟む形で,各々のコートのベンチ裏すぐ。あの,Vリーグの試合でよく見かけるような可動式アリーナ席タイプのひな壇(青葉台のギャラリーと同じと言えば同じ。新しい)。


大学リーグでベンチ裏アリーナから試合が見られるとは思わなかった。


これが,予想以上に楽しかった。スタンドからだと遠すぎて顔も知らないままの選手達。ネット際の攻防。なんたってベンチ裏。


うちから行きやすいとはけして言えない立地だけれど,田園都市線桜新町から歩ける(バスもある)し,校門からスポーツ棟までも近い。青葉台に比べれば天と地ほどの差だろう。


弱点は,両コートの外側サイドだけの設置なので,遠い側のコートの状況をしづらいこと。手前に集中して見られると言えばそうなのだが。それから,撮影は諦めた。スチールカメラはきっと楽しいとおもう。