天皇杯ファイナルラウンド2日目


東京体育館


やむにやまれぬ事情(別名:寝坊)で遅刻しました。


ほとんどの試合はメモも取らずにだらーっと見ていたので,いろいろ間違いがあるかもしれません。ご指摘いただけるとうれしいです。

堺ブレイザーズ3-0大同特殊鋼レッドスター


やむにやまれぬ事情。着いたときのブレは,S木場田,MB横田・内藤,OP松岡,WS伊藤,と誰か(北島?),L井上という布陣。そのあと第2セットスタートにはペッパーも出ていた(途中で松岡と交代)。WSは伊藤と北島の対角。第2セット終盤からS佐川。第3セットはリベロ坂梨。


てでけさんはいけすの人でしたねー。先週も出てないみたいで。どこか悪いのかしら。でも,丼が活躍するのはそれはそれで嬉しい。


第3セットは途中から,佐川,伊藤,横田,松岡,北島,内藤,L坂梨,というメンバーに。その若さあふれるわーわーきゃっきゃの中に入っていても全く浮かない武の年齢不詳ぶりに舌を巻いた。


大同はOP草場。あとは去年のスタメンの感じ。たぶん。平野の対角のMB見逃したわ……。


ブレがコートもアップゾーン(?)も元気で楽しかった。隣コートの高校生よりも元気だった。試合はブレの圧勝といった感で進み,ぷれとちゃれの差を感じてし切なくもなったけれど,ブレが全然舐めずに投げずに,一点一点を大喜びで全力で喜んでいたのが,すごくよかった。いいチームだなあと思うの。BSCのソシオ会員更新しなくちゃ。

ジェイテクトスティングス3-1星城高等学校


こちらも着いた頃には辰巳(弟のほう)がサーブを打っていた。噂に聞く袴谷MBである。S島野,MB袴谷・辰巳,OPエルナンデス,WS高橋和・浅野,L興梠。そこそこガチな感じ? 第2セットを星城に取られて,第3セットあたりからS高橋慎,MB金丸・袴谷に交代。


星城はさすがというか。石川のノータッチエースも出たりして。エルナンデスもいまいち「ものすごい」感じではないし,せっかく星城なんだから清野を出せばいいのになんて思って一時はどうなることかと思ったけれど,なんだかんだで終わってみれば,という感じではあった。第4セットはふつうに強かった。


それにつけても浅野さんのすばらしさである。あの人,空中で止まってる。あと,飛び上がるときに音がしない。跳ぶとか跳び上がるというよりも「浮く」と表現したいぐらいに。あらためて素敵だった。ジェイテクト観戦機会が少ないのが惜しまれてならない。

豊田合成トレフェルサ3-0日本体育大学(26-24 25-18 25-18)


日体大は新チームの体。インカレでベンチにいた4年生のうち中村・吉武・大内はベンチアウト。渡辺大地と鎌田はベンチにはいたけれど出場はなし。板東も出番なし,だったかな。田井中は出ていた。


日体大は一昨年も天皇杯でがらっと新チームにしていたから,予想はしていた。去年の日体大はそこそこ4年生が出ていたので,どちらもあるぞ,というところで。でも,そこまで大きく違和感はない。田井中が出ていたというのもあるし,秋のリーグは中村が故障していて田尻が出ていることも多かったし。大地がいないのは大きいけれど,数の割合でいえば,それほど4年生割合が高くはない。これでも十分強いじゃん,来年怖いな,という感じではあった。


16田尻 24緒方(2s途中くらいから23橋本) 9田井中 20山田 31峯村 19小宮 L34山本


合成はいろいろ。ほんとにいろいろ。最初は高松・白岩対角だった。高松のシューズが黄色だった。内山→高松→山近→メロ→白岩→近,L古賀兄,かな。途中白岩→佐々木。第2セットは佐々木スタートの途中から岡本。第3セットには加藤も出ていた(おそらく山近と交代で)。第3セットの手元のメモには,内山→山近→高松とフロントオーダーになっているのだが……間違いよね,きっと。


第1セットは日体大リード気味に進行していて,先に24点に乗せたのは日体大だったんだけど,そこから合成が追いついた。それからほどなくして隣のコートでも同じようなことがおきて,22点過ぎてからの勝負所に実力の差が出るのかなあなんて思っていた。


その後第2セットからは合成がぶいぶいいわせちゃって,8-3とか16-9とかで推移した。日体大はなかなかボールが手に着いていない感じで,厳しい。


合成が,あんまり手を抜いていなかったように見えた(今季見ていないからわからないけれど)のは良かったかな。メロも出ていたし。


MBとしての山近のプレーを見たのは初めてくらいだと思うのだけれど,サイド経験者だからなのか,助走がしっかりしていてスイングもしっかりしていて小気味良い。対角の近もどやーって感じなので,楽しい。

早稲田大学0-3サントリーサンバーズ(24-26 24-26 18-25)


サントリーはスタンリー温存。ベンチ入りはしていたものの試合出場はなかった。それ以外はいろいろ出ていた。スターターは早稲田OBでもある柴小屋が入っていた。S岡本,MB鈴木(→山村)・塩田,OP柴小屋(→椿山),WS松崎・金子,L佐別當(→高橋)。あとはセットごとに多少入れ替わりつつ,かな。セッターは阿部も出ていた。最後のほうよねたつも出ていた。


早稲田はインカレと同じメンバー。7濱松 19山口 1吉村 3七里 11福山 9専田 L2本間。


それでも1セットもとれず完敗である。


早稲田はインカレに照準を合わせていただろう。去年のインカレ覇者の筑波大も天皇杯ファイナルラウンドは初戦で特殊鋼に敗れた。勝ってその次のJTにも勝つ気まんまんだったので,妙に鮮明に覚えている。今年は去年よりも開催時期がさらに1週早く,インカレ決勝戦からなんと中2日で天皇杯だった。どないせえっちゅうねん。


とはいえ,それでも,もう少し競るかと思ったのだが。スコアこそ競っているものの,セット取得は遠かった。先の合成-日体大でも書いたように,早稲田がリードして迎えた終盤,もうこのセットはとれるだろうと思ったところでサントリーがあれよあれよという間にするっと追いつく。まるで,そこからエンジンかけました,本気出しましたと言わんばかりに。


岡本のサーブにかなりやられていた。濱松の全力囮にもあまり釣られてくれない。


でもね。大学生とVプレミアと何が違うの。ネットのあちら側にいる人たちも大学生だった。ほんの数年前まで。ネットのこちら側にいる人も,ぷれみあリーガーになる(人もいる)わけじゃん。どうしてこんなに差がつくの。


そんなことを思いながら見ていた。そろそろぷれみあにも,大学で見たことがある選手が増えてきたのでそういう風に思ってしまうんだよね。冷静に考えたらいろいろ違って当たり前だろうに冷静さを欠いていますが。


七里さん,楽しく試合できたかな。最後の方は七里さんのことばかり考えていた。決勝点は七里さんの被ブロックだったけれど,あそこは七里さんに上げるよ。今年の早稲田が,今のチームが,これでおしまいというのも実感しづらいところではあるのだけれど。来年おそらく出場権を得られるであろう黒鷲旗ではもっといい試合をと願ってしまう。

東レアローズ3-1東亜大学(25-21 25-21 24-26 25-15)


東レ:9梅野 8瀬戸口 17篠田(2s途中-19黒木) 18鈴木 16角田 15李 L6渡辺


東亜:1吉岡 3橋本 10園田 24高野 23高山 2久保山 L5井手


こちらもデキ温存モード。sr2枚替えで近藤・大木。とか。1・2セット目をわりと良い感じで東レが取ったので,第3セットで気がゆるんだのかしら。スタメン変えて,近藤→瀬戸口→黒木→大木→星野→李。したら東亜が開始からいい状態をキープして取っちゃった。2-6で1度目のタイムアウト。4-8で星野→角田。4-11で大木→鈴木。6-12あたりでリベロも田辺に。それだけの点差を中盤には詰めて,ぎりぎりまで追い上げられた東亜。同点になって,最後ははらはらだったけれど,どうにか逃げ切った。


そして1セット落とした後の第4セットにいよいよ米山が出てきたときには,大人げないなあとおかしかった。梅→米→黒木→ゆうじ→角田→李。リベロ田辺。第4セットの東レは本当に容赦なかったです。サーブで崩す,ブロックでコースをふさぐ。最初の米山サーブのときにかなりリードしたんじゃなかったかな。


おおむね隣のコートを見ていたのであまり見ていないのだけれど,軽く印象。絞った黒木がけっこういい。もともと重そうな割には動ける選手だったけれど,大学の最後のほう(東レに入ったばかりの頃)は,それをも上回りそうなぐらい重そうになっていた。たしか3年生ぐらいまではそんなに大きくなかったはず。背番号2ののろいかしら。絞って良くなった感。


それから,大木さん。華やか。


第2セットの最後から第3セット最初のちょろっとの間出ていたほしのちゃんは,心配になるぐらいだめだめだった。開幕週にベンチアウトと聞いて,そんなものかと思いつつおもしろくない気持ちでいたが,今日のちょろっとをちょろっと見ると,あれじゃそらそうなるわな,と納得してしまった。なんだろうなあ……気のせいならいいんだけどね。ユニフォーム着てたのは嬉しかったけど。うん。

近畿大学3-2JTサンダーズ(17-25 25-18 18-25 25-19 15-10)


JTならやらかすと思っていました,という声も聞かれますが。ビハインドでも追い込まれてもオムルチェンを出さなかった。ベンチ入りはしていた。だから,まあ,このメンバーでがんばれということだったんだろうなあということで。呑まれちゃったけど。


すためん。


JT:11安井 8越川 20筧本 19井上(6菅) 10小澤(16塚崎) 1安永(12ベゼラ) L3酒井


近大:8下出谷 1岡本 3伊藤 9和中 13濱本 2中島 L12帖佐


近大拾ってつないで粘り勝ち。おもしろかった。アップゾーンもスタンドもコートの中も楽しかった。


あつむの引退がまた1日延びた。のばせのばせー。

FC東京3-0東福岡高校(25-20 25-20 25-14)


東京:16高橋 11ミロ 15衛藤 28前田 6山本 8橋本 L13橘


東福岡:2龍 1頼金 5金子 7永露 9谷口 3菰方 L10井上


東京はいろいろやろうぜモード。山岡,橋場,アベアツシ,が同時にコートに立っていたり。佐藤大祐も出てた。盛重も出てた。西尾も出てた。


東福岡,前日東海札幌を破ってのぷれみあとの戦いだったけれど,最後は力尽きたか。

パナソニックパンサーズ3-1大分三好ヴァイセアドラー(25-16 28-30 25-22 25-14)


パナ:18ダンテ 3山添 1清水 15福澤 6白澤 2深津 L17永野


三好:7細川 18大道 4カタブ 8石垣 2徳丸 10山田 L16迫谷


ダンテはわりかしそうそうに引っ込んだ。そのあとを受ける川村さんが素敵すぎる。レセプションで体勢を崩しても,崩したところから立て直して助走に入るところが素早い。


第4セット,始まろうとしたところで副審とコートキャプテン(白澤ということになるらしい)がごにょごにょ。どうやら,臣のところに背番号10と書いて提出してしまっていたよう。試合が始まる前に交代枠を1使って谷村→深津に交代。