トーナメントは準々決勝が
いちばん面白いとはよく言われることですが。
その理由をなんとなく考えてみる。たぶん年に2〜3度同じことを書いている。
まず,ある程度の規模の大会であれば,注目チームというか有力チームというかが8チームぐらいはあるんじゃないかな,と。それらが直接対決するフェイズ。或いは,その中にダークホースが1頭2頭混じっているフェイズ。
トーナメントの山の妙だとか,その日のコンディションだとか,試合順だとか,相性だとか。結果が読みづらいし接戦も期待できる。そのうえで,4試合・8チームと見られる数が多い。
準決勝や決勝も面白い試合はある。試合の密度をおしなべてみれば準決勝以降の方が高い印象はある。ひとつひとつの試合の面白さは準決勝以降の方が濃いかもしれない。
でも,準決勝は2試合,決勝はたった1試合しかない。つまり観戦のコストパフォーマンスの問題。
優勝を狙る強豪同士が対戦してどちらかが涙を飲むことになりがちなのも準々決勝の特徴。仮に3位決定戦がある大会ならベスト4に入れば等しく「残り2試合」になるけれど,ベスト8はたいていそこでおしまいになる。ベスト4まで絞り込まれると,あそこもここももういないという不思議な感慨に襲われる。
バスケのインカレはノックアウト方式のトーナメントで5-8位決定戦があって新鮮だった。時間が限られている(しかも1試合の時間が短めな)競技だからやりやすいんだろうな。
……大塚負けちゃった。ぐすん。
一昨年の春高は大会3日目,3回戦・準々決勝を観戦した。西原,鹿児島商,東福岡,東亜学園,創造学園,大村工,鎮西……耳にしたことのある多くの高校を一日でみられて,分からないなりに(そしてすでに覚えていないなりに)楽しくて,面白い試合が多かった。
3年前は決勝戦だけ,去年は2回戦と準決勝,今年は1回戦(今週末の準決勝と決勝は迷い中)。一昨年がいちばん「春高堪能した」お得感がある。今のところ。
なんで平日ど真ん中になるかねえ……日程上仕方ないけど,さ。インカレも金曜だし複数コートだし。ぶつくさ。
今年勝ち上がった4チームは,雄物川,星城,東福岡,鹿児島商。九州強いな。
準々決勝,雄物川対大塚の第3セットは32-30。見たかったなあ。