Vプレミアリーグ三島大会@三島市民体育館
行ってきたよ。日帰りで。今季ぷれみあレギュラーシーズン観戦の締めくくり。
三島は2日間通うのも泊まるのも,どちらにしても微妙な距離。だから,1日だけという選択肢は案外アリかもしれない。
今季のぷれみあ観戦は「土日のうちどちらか1日だけ」が多かった。たいてい日曜だけ。毎週末2日連続試合があるのは,やるほうにとっては調整が大変だろうし,2日とも行く奇特な客ばかりでもなかろうから集客面でいかがかとも思うけれども,一方で,どちらか1日「好きな方」に行けるのは便利である。それに,(特に男子は)マイナな趣味領域で2日とも行く奇特な客(=コアなファン)の割合のほうが高いだろう現状,遠方までわざわざ泊まりがけで行くのなら2日連続して試合が行われた方が嬉しいというのもある。
今回もメトロはこね21号で小田原まで行き,小田原からJR東海道線。道中車窓から時折見える真っ白な富士山が青い空に映えて実に鮮やかだった。小田原からの東海道線はこの日も前回と同様小田原発1110予定が1114に遅れていた。乗り換え検索でも小田急内での乗り換えアナウンスでも1110発と出るので不安になってしまう。前回と同様駅員さんに確認すると「今日は特急を通すから」。ホームを疾走するNEX。なぜ? 臨時? 日曜だけ???
そして,学習能力のないわたしは,熱海で東日本/東海が切りかわりICカードの乗り越しができないことをうっかり忘れて,小田原でICカードで乗車してしまうのだった。
堺ブレイザーズ3-2豊田合成トレフェルサ
千々木のパイプは,なんというか,「そのプレーを見ると幸せな溜息がこぼれる」域にある。頬が緩んでにまにまして,ほわわーとなる。
純朴そうな笑顔が可愛らしいとか,なんでいちいちいちいち得点するたびに真っ先に記録席の横田とアイコンタクトをするんだとか,言いたいことはあるけどな(いいぞもっとやれ)。
これが武器だ,ときっぱり言えるプレーが一つあるのって,ものすごく強みだと思う。
そんな千々木と白岩のネットを挟んだ対戦。お互いサーブを狙う/受ける位置にいたので,自然やりあうことになるんだけど,とりわけ白岩のえげつないサーブの狙い方が大変おいしかった。
マッチアップの妙といえば,松本/近も。合成のMBは決定率が高いし,使用率も高そうに見えた。それで松本は近にマンツーマンではりついていた(なのでしばしばサイドブロックは各1枚)。コミットなのかゲスってるのかわからないけど,これがまた,よく止まるわけ。
ずっとそれが続いて,近もじれったそうにしていたところで,第4セットの最後,松本のクイックを近がキルブロックして合成が第4セットを取ったときはしびれた。
最初の2セットはブレのペースで,ストレートで決着しそうだったのに,第3セットで突然ダメモードに入ってしまったのが怖い。何をしてもダメ。第3セットは合成が良かったというよりも,ブレがひとりで崩れて勝手に落とした,そんな感じだったもの。
けれど,第4セットは接戦になった。合成は高松が手を痛めて退場して,どうなることかと思ったけれど,交代した杉山が良くて,結果的に選手交代が奏功したかたち。
しかし第5セットはぼーっとしている間に堺が点差を広げていて,勝った堺は,セミファイナル進出を決めた。
一方この週2連敗となった豊田合成は,セミファイナル進出に黄色信号,YだけでなくMの成分が増えてきた。信号だからYMでたとえるのはおかしいな。
パナソニックパンサーズ3-1東レアローズ
パナはダンテがベンチアウト。既にセミファイナル進出を決めているのでおおかた休養だろうと踏んでいたが,A表によると膝の痛みだとかなんだとか。もっとも,既にセミファイナル進出を決めているわけで以下自主規制。遅くともせみには間に合う程度でありますように。
ダンテポジションのスタメンは渡辺。
対する東レは前日に続いて王がスターター。富松よりも高い。OPとの線対称感が,見ていてロマンだった。長身セッター好きだから。ただ,どちらが良い悪いじゃなくて,純粋に,ボールの出所が何十センチも違うから,アタッカーも対応しないといかんのだろうなあとは思った。
それから,リベロは井手。ぷれみあにまたひとり,かわいくて動けて熱くて真摯で良い意味で腹黒そうなリベロが増えた。
ダンテ不在となると東レ有利かと思ったのだけれど,相性って,あるのかねえ。前日の東レを見ていないのでなんともいえないけれど。
パナがうまかった。後述のとおり,この試合始まる前から終わったあとまでひたすらいけまさいけまさ言ってたので肝心の試合のほうは普段に輪をかけて意識できなかったし,今季のパナをみていないからダンテがいるときと比べることもできないのだけれど,いないことがまったく気にならない(マイナスに見えない)安定した試合運びだった。福澤のパイプがほぼフリーで通っていたり。
おみがほしのちゃんを1枚ブロックしたり(そのあとのおみさんのドヤ顔のドヤっぷりの素晴らしかったことと言ったら)。
第3セットあたりで奏吾さんが苦しい感じになったところからさらっと出てきて試合をモノにしちゃう川村さんはやはり偉大だ。