いけまさ祭り
ベンチアウトだったダンテのかわりに,という言い方はポジションを考慮すると正確ではないけれど,ともかくかわりにベンチ入りしたのが池田政之(背番号11,東海大在学中)。これがVリーグ初出場となる。
今季のパナ内定が内定のうちに出ることはあまり予想していなかったし,一番乗りがいけまさなのも,意外でないといえば意外でないし,意外と言えば意外。
試合前のアップでジャージのずぼんを穿いていない(=ユニフォームである)ことが判明してから試合終わったあとまで,ずーっと祭り。
一体わたしはいつからそんなにいけまさの大ファンだったかしら,というぐらいのはしゃぎようであった。
「せっかくベンチに入っているんだから出せー,出せー」と念を送り続けていたところ,第2セットにリリーフサーバーで出番が巡ってきた。
2ローテ前ぐらいから「ぎゃー,3ばんのプレート持ってるー。出るー」と大騒ぎの数分間(実際は1・2分だろうか)。ののち,メンバー交代が告げられる。
ぱな応援団席に発生した束の間の空白。
通常,選手交代のときにはシンセで何か鳴らさなかったっけ。記憶違いでなければ,それもなかった。選手名コールもなかった。たしかにチームの顔にも公式パンフレットにものっていないし,入社もしていないけど! だから団席にボード用意してなかったっぽかったけど!
その一種独特の空気感の中で初陣に臨む彼の背中に「いけださーん,ないすさーぶ!」と黄色い声をかけてみたところ(※嘘です),放たれたボールは無情にもエンドラインをこえてしまった。
しょんぼり。
そのちょっとあとのタイムアウトのとき,応援団席には,ホワイトボードに「マサ」と手書きされたプレートが登場し,3回続けて「マサ」コール(練習?)が行われた。どうやら呼び名は「マサ」になった模様。その続きのベンチ入り選手全員コールではちゃっかり飛ばされてずっこけたけどね(その前に3回コールしてたからね)。
第3・第4セットでも出場なるかと念を送り続けてみたけれど,第3セットは僅かなビハインドが続いて余裕がなく,第4セットもぞえさんはまつた氏%230試合出場と交代,白澤さんのピンサにはセットスタータを外れていたそごうさんが入った。
第2セットのピンサでいいことあったら第4セットもいけまさ出られたかなー,どうかなー,と,たられば。
ちょっぴりほろ苦いデビュー。
あとでついったを遡ってみたら,ちょうどピンサで出ていたあたりがいけまさTLになっていて笑った。
多くの人が彼のプレーに注目していた。
これが,ぷれみあの最初の1歩なんだな,って思った。
11って久保マネージャのイメージが強いから,体格やタイプが異なるいけまさがつけていることにまだ違和感があるんだけど。
(というか,むしろ吉村の9と田城の14に違和感がなさすぎるんだけど)。
偶然,その場面に自分がいられて,うれしかった。
大学時代,わりと不憫(不遇)だったからさ。
東海で左打ちOPで,でも清水と比べるかっていうと,そういうイメージでもなくて。いや,ほら,いろいろ不運でさ。
字は右でした。
デビュー戦に自分が居合わせたのも何かの縁かしらん,と,自分だけに都合の良いように解釈する。