中国大学春季バレーボールリーグ男子1部・4日目
日曜も同会場にて9時半第1試合スタート。
出がけにややまごついて,試合開始には間に合わず。10分遅れぐらいか。
手元にパソコンがあったので,スタメンとスコアをメモってみた。お尻が痛くて長続きしなかった。
パンフレットに記載がない背番号はお名前空欄。この空欄をこの先も埋められないであろうことが心残り。
広島国際大0-3東亜大(9-25 14-25 17-25)
第3セット
→広国*1:7薬師寺 6中野 12濱川 1中野 9*2 8福永 L15西
東亜:32大宅 2園田 4小泉 29岡林*3 16高野 15高山 L17成田
東亜っ子は人数も多く,スタンドにも配備されているのだけれど,この試合は全体的に静かだった。なので,たまに佐幸監督の声が通ると,観客席まで身をすくめてしまう。
東亜は土曜第5試合のあとの日曜第1試合だしのう。ダブルヘッダだしのう。その割には,それなりにガチなメンバーなんだな,という第一印象だった。途中からはいろいろやろうぜモードになり,第3セットになると上記よりさらに人が代わっていたけれど。
広島国際は日曜は1試合のみ。
岡山大0-3福平大(8-25 10-25 9-25)
岡大:9 6 2 7 5 8*4
→福平:12志波 1森崎(3s-5迫田) 9徳永(2s:10菊池) 14勝岡 26冨田 8張 L2井手/29矢野
きゃぷつん……(滂沱)
試合前のアップ時,岡大が7人全員同じ色のユニフォームを着ているのを目視確認した時点で,今日はキャプテンは出(られ)ないのだな,と察した。
ユニフォームは着ているけれど,球出しのみ。試合中は,アップゾーンよりの椅子に座って戦況を見つめる。
辛い。うわーん。1部に残ってぇぇぇ
自分は岡山出身だけど岡大には直接の縁はない。知り合いの岡大OBOG率はもちろん高いがバレー部とは関係ないし,キャンパスの敷地に入ったのも敷地近くに近寄ったのも今回が初めてだった。
なまえがおかやまだから,という要素は大きいのだろうけれど,それだけじゃないです。どちらかというとただの判官贔屓。
センターの8番の子のブロックの移動と手の出し方(カニ歩きじゃなくてちゃんと横を向いて走って腕を振って全力で跳ぶリードブロック)が素敵だった。
水田はよくアタックライン踏み越してたけど(ぉぃ)ボール集まりまくりな中で奮闘していた。ちょいと大角を彷彿とさせる外見も,うにゅうにゅ。
いなくなって染みいるキャプテンの偉大さ。平大のサーブでばかすかやられているときに,ここにきゃぷつんを放り込めたら,と思ったけれど,昨日あんだけ痛そうにしてたもんな……無理だな……。
ふくへーも途中からはメンバーをいろいろかえてみたり。
島根大2-3広島大(25-16 15-25 23-25 25-22 9-15)
広大:10 13秦 2 1池田 8森井 4檜山 L17尾嵜*5
島大:22新田 9宇山*6 1若槻 15浅尾 4加賀 24宮本 L18平田
前の試合のしょんぼりしんみりムードを蹴散らす両チームの勢いに目玉ぼーん。聞くところによるとこの両チーム,力が拮抗しているだけでなく,賑やかさでも対抗意識を燃やしているらしい。
まず広大が旗持ちの子を中心にわああああああああ!!!!と集まる。
反対側の島大コート,なぜかそのあいだ静か。何をしているのかと目を向けてみると,コートの真ん中で旗をかかげ,他のメンバーはコートの角に斜め方向に縦2列に並び,皆で部旗を指さして「♪栄光に向かって走るー」と歌い出した。
……リアルタイム世代じゃないよね,どこで覚えるの? 飲み会?(こら)
ワンフレーズ歌い終わってからわーーーっと旗に向かって走り寄り,旗の周りをぐるぐる回る。仕込みすぎw
そして一通りぐるぐるして輪が解けた後,フロアの外に出て行こうとする黄色いユニフォームが2つ。
ん?
どうやら,一連のオープニングパフォーマンスには,第1試合を終えたばかりのふくへいのリベロっ子2人が混じっていたらしい。馬鹿すぎる。黄色に黄色で同化していて全く気づいていなかったわたしも馬鹿。
広大も島大も,ベンチ入りメンバーとワイパーと監督・コーチ・マネージャだけ。スタンドの声出し部隊はいない。その代わりその少数精鋭があほみたいに賑やか。試合前のアップで(その言葉自体にはあまり意味のない)大声を出すのはよく見られることだけれど,それが歌なのはなぜなんだぜ。なぜか敵チーム同士でユニゾンしたり,時には対抗してみたり。替え歌もあり,ダンスもあり,なんでもあり。
試合中はアップゾーンから声が飛ぶ。あの狭いスペースに大男が9人ひしめいている(ちょっとはみ出している)。
面白かったです。
試合……試合……記憶にない,じゃなくて。
この日曜から後半戦に入り,このカードも2回目。この日接戦が予想される唯一のカードであり,実際接戦になった。前週の1度目の対戦では島大が勝っていたようだけれど,今回はフルセットの末広大に軍配が上がった。
島大は前日ちょいちょい凡ミスもみられた宮本がこの日はかなり好調で,レシーブもスパイクも良かったのだけれども。
どうも特定のローテーションで続けざまに失点しているんだよなあ。たぶんS4か(と)S3のレセプション。相手とのマッチアップの兼ね合いもあるんだけど,悪い方に嵌ると嵌る。
しまいには,あそことあそこの表裏を逆にしたほうがいいんじゃないか,などと床屋談義をしながら見ていた。床屋談義はいつだって無責任なのだ。
岡山大0-3東亜大(11-25 8-25 12-25)
→東亜:23井上 4小泉(3s-5吉岡) 2園田 16高野 15高山 32大宅 L17成田
岡大:9 6 2 7 5 8
今更ながら東亜は1年生セッターなのね。土曜は冨永も出ていて対戦相手の福平に徳永がいたので,コート内の大村工比率がやたらと高かった。
この試合は広大-島大のやかましさの余韻に浸りつつ,疲れが出てぐったりしつつ,心の中で全力で岡大を応援しつつ,つらいつらいと言っていた。
試合になっているかどうかで言えば,なっていないのだが,そこはそれ。東亜は東亜でがんばっているのだな,というのを端々にびしびしと感じていた。
心動かされた岡大めんず。どこ出身のどこ学部の何年生のだれよ。外堀の外でどんな手段を駆使しようとも,コートにいる選手に直接聞いて得られる情報量には叶わない。現実問題として本人達にたずねる以外に知る方法はない状況ではあったが,見知らぬ若者に突撃する勇気はないよね……せめて動線のどこかに交点があればなけなしの勇気を絞ることもできたかもしれないが(あくまで可能性の話であってわたしにはできない),今回客と選手は一切交わることなく,よほど用意周到に臨まない限りは話をうかがうのは無理であった。
広島大0-3福平大(13-25 18-25 20-25)
→広大:10 11中田 2 1池田 8森井 4檜山 L17尾嵜
福平:8張 12志波 1森崎 9徳永 14勝岡 26冨田 L2井手/29矢野
ふくへいの(大学としての)キャラが掴みづらかったのだが,アップゾーンで面白いことをしている人達を見て,ああこれが中川(富士通)をはぐくんだ土壌なのだな,と理解した。そこじゃないんだけど……
中川といえば川崎橘であるが,後輩に当たる冨田が大変よろしい。川崎橘なので春高あたりで見ているのだろうけれど,高校は全員坊主なのでヨクワカラナイ。福平スタンドは,個人名をふんだんに盛り込んだコールをしているので,よく名前が挙がる選手から順に頭に入っていく。2日4試合で名前を覚えるに充分な頻度で冨田コールがなされた。冨田のコールが聞かれなくなってくるとふくへいが苦しんでいる時間帯になっているという,わかりやすいバロメータだった。冨田だけで戦っているわけではけしてないのだけれど,橘で福平でエーススパイカーで,なにやら先を期待してしまったのは内緒だ。