2014年度関東大学秋季リーグ男子1部・第9日
@日本体育大学健志台キャンパス
うっかり白ワインを飲んだらずつうが痛いので,詳細は追って。(と書かないとずるずる書き始めて途中やめになるので,決意表明として)。オーダーもほんとにすためんだけ。詳細は追って(と決意表明)。
中央大2-3明治大(25-23 25-23 27-29 29-31 14-16)
C:13関田 17井上 15渡邊 2江頭 25武智 22大竹 L20伊賀
M:12與崎 18濱中 11原 19政井 4杉本 9小野寺 L14瀧野
明治が2セットダウンからの逆転勝ち。取ったセットはぜんぶデュース。どちらが勝ってもおかしくない,紙一重どころか運としか言えないような,どちらも勝ちにしたいような,そんな試合だった。特に第4セットのデュース。疲れた。
ただ,1・2セット目も中盤までは明治がリードして,後半に中大が追いついて終盤ぎりぎりのところで抜き去る展開ではあった。だから,結果が正直とも言える。
第4セット,なぜ開始早々井上を今村にかえたのか。ちゃんと見ていなかったので,どこかくじいたりしたのか,もしかしたら第3セット後半に決まらなくなっていたのか。ただ,自分が観ていた範囲では井上のスパイクは打てばほとんど決まるような状態に見えて,それなのに交代しちゃったので,たらればはナンセンスと分かっていながらもあそこがそのままだったらどうなっていたか,と考えてしまう。終盤に井上に戻してそしたら中大が追いついてデュースになって。
鬼のように拾いまくる伊賀ちゃんと打てば決まるしんくん。でらかっこよす。
それなのに,勝敗の行方ってね。
明治もみんな良かったしがんばっていた。特に(結果的に落としはしたものの)第1セットの序盤などは,全くボールがコートに落ちる気配がなかった。ワンチ,拾う,繋ぐ。繋ぎの良いのを見ると,明治らしいなって思う。今年の明治に去年の4年生の面影を見ることはわたしはないのだけれど,代がかわっても繋ぎが身上のチームであってほしいと思ってしまうので。
そして,安定の杉本はもちろん,今日は濱中と與崎の勝負どころ(トランジションアタック)の決定率がすごく高かった。
でも,ワンタッチからのディグ→トランジションアタックの良さは,中大もそうだったんだよね。
昨日もそうだったけど,明治はMB2人のフローターサーブで崩していた印象。MIKASAボール。
東海大3-2早稲田(25-23 16-25 25-22 20-25 17-15)
東:23松林 29小野寺 19佐々木博(2s途中-:13鈴木匡) 18久原 10栗山 35龍 L28井上航
→早:13山口 18喜入 6福山 15山崎 1専田 3濱松 L14後藤
こちらも,紙一重。ファイナルセットはサイドアウト率の高い展開だった。
第1試合はどちらのコートも気になってたいへん困った。最初のうちはこちらの試合メインで観ていたが,Aコート(C×M)第3セットのデュースあたりからAコートも放っておけなくなり,結局両方の得点経過だけを追う流れに。そして,こちらの試合の終わりとあちらの第4セット死闘の終わりが重なっていたうえに,試合が終わったのがAコートのほうがあとだったため,Aコートの印象のほうがやや強く残った。
お互い「苦手なローテーション」「苦手な相手サーバ」があるんだろうな,という感じ。ただ,東海は途中から鈴木を投入した甲斐もあってか(トスと合っていたかはともかく),試合後半のS5とS4の回りはまあまあ良かったか。
東海大は龍の胸元へのフローターサーブがブレイクポイント。
第5セット,早稲田先行の13-13から龍のサーブでひとつブレイクして14-13と東海大先行に。サイドアウト続いて,最後は専田のバックアタックを翼(たぶん)がシャットして〆,だった。
専修大3-1筑波大(25-18 19-25 25-16 25-15)
→専:13冨田 8小林 12川波 6藤中 7高橋 1山本 L22平原/15平安山
筑:8吉川 10高橋 7宮下 14秦 9兒玉 13中根 L1竹澤
専修はリーグ後半セッター後衛スタートにかえた。冨田のサーブは多くしたいところだろうし。
セット毎の差が大きな試合だった。第1セットいきなり8-3になり,13-4になり。それでセットスコア25-18だから詰めた方か。終盤に怒濤の追い上げがあった。
日体大3-2順天堂(24-26 26-24 17-25 25-15 19-17)
N:9小宮 2田尻 20峯村 28宮原 1山田 13緒方 L23山本
→J:12浅野 5廣瀬 1柳田 10堤 25濱道 11渡邊 L20松崎
本日3試合目のフルセットゲーム。ファイナルセット順大は16-16から濱道がブロックを決めて16-17。その次のラリーで山田のスパイクを上げた。のにボールを見失った。そのあと日体大が2連続ブレイクで一気に決着をつける。最後は峯村のサーブポイント。
慶應義塾0-3東京学芸(21-25 17-25 23-25)
慶:31尾木 8丸谷 12上田 5成尾 28黒田 6稲田 L16野瀬
学:16樫原 20高澤 14竹元 1白川 9柳澤 5井上 L12園田
慶應は,前日最後にちょこっと出ていた1年生の尾木がスタメンフル出場。前日の投入のされかたはちと気の毒であったが,今日は最初からで,(さいしょのほうは)にこにこしてプレーしていたので,なんとなくほんわり。第3セットは成尾→19布川,稲田→22上野で,見たことのないチームのような新鮮さになっていた。
1・2試合目でお腹いっぱいになったので,第3試合は集中できずにだらだらしていたのは否めない。
第3セットはずっと慶應がリードしていたので,てっきり第4セットに入るものだろうと油断していたところ終盤にするする追いつかれた。なんでも学芸7連続得点だったとか。学芸は例によって,目を離した隙にブレイクしている。ふしぎだ。
第1週は(相手も強いから勝てないのは仕方ないにしても)内容は悪くないように見えたんだけど,結果が伴わなくて勝ち方を忘れちゃったのかしらねえ,などと。この直接対決を落として学芸が4勝になったので,慶應の入れ替え戦出場が決まった。
逆に学芸は,春の「立ち上がりは良かったのに」「内容は悪くなさそうなのに」の二の舞になりそうだったところを一歩進んで,2試合残して4勝目をあげた。(もしかして,1部で4勝って初めてかい?)
法政大3-0国士舘(25-18 26-24 25-20)
法:12長谷川 4鈴木 11田中 7木村 5久保田 1村上 L27小林
→国:12池田 16奈良岡 50石井 48工藤 28小島 13伊藤 L14村山
今日の法政は前日の専修戦に比べると「すごくいい」とは言えなかったけれど,でもね。左打ちMBの田中がばしばし決めていた。
第2セット国士舘セットポイント(22-24ぐらい)から法政が追いついた。結果こちらもストレート。で,国士舘も入れ替え戦行きが決まった。小島ちゃんブロードの決定率がいまいちだったので残念である。
入れ替え戦は何が起こるかわからないからなあ。もともと2部2位から上がってきた国士舘,2部は壮絶な団子レースになっている。春もそうだった。そして秋も。
ところで,国士舘のスタンドの応援のバリエーションが多すぎて,何が起きているのかわからない。選手個々のコールや得点後のコールは定番だけれど,タイムアウトの間の踊りやら歌やらは日ごとに新しいものが増えているように感じられる。覚えられないぐらい多い。
スタンドでは権藤主将の姿も見かけた。そして「スーパーゴリラ」の称号は43番氏に引き継がれたらしい。
国士舘のスタンド組がユニフォーム(試合使用色と逆カラーの)を着て応援していて,へえ,と思っていた。そしたら,日体大もユニフォームを着るようになった。アリなのか。アリなんだろうな。大きい番号までわちゃわちゃと揃っている様子は壮観。
暫定順位(第9日終了時点)
- 東海 7勝2敗(22-13|1.692)
- 中央 6勝3敗(21-13|1.615)
- 専修 6勝3敗(24-15|1.600)
- 日体 6勝3敗(20-15|1.333)
- 早稲田 5勝4敗(22-16|1.375)
- 法政 5勝4敗(18-17|1.059)
- 明治 5勝4敗(18-19|0.947)
- 学芸 4勝5敗(16-15|1.067)
- 順天堂 4勝5敗(19-19|1.000)
- 筑波 4勝5敗(15-19|0.789)
- 慶應 1勝8敗(11-24|0.458)
- 国士舘 1勝8敗(5-26|0.192)
上位は混沌。優勝ラインは4敗以上。ただし,明治はセット率が追いつかず,優勝の可能性は法政までの6チームの由。
5-4までの7チームのセット率表をつくってくださる@vbaga015氏は神である。
https://twitter.com/vbaga015/status/516216914813521921
あと2日しかないのに6チーム,つまり半分のチームに優勝の可能性があるのは稀に見る混戦だろう。こういうことを気にしながら見始めて以来初めてのことだ。たいてい4チームぐらいまで絞られていた。
これだけ多いと,シミュレートしきれないので,まだどきどきさえもしない(笑)。
優勝は1チームしかないが,全日本インカレのシードもかかっている。インカレシードがどのように決まるのか定かでないが(秋だけではないはずで東日本加味だったか春も加味だったか,毎年わからなくなる。しかし秋が関係ないということもあるまい)。関東は1-4シード及び5-8シードのうちの3つ,合計7つのシードがある。単純に7位までではないだろうが,少しでも上を狙いたい。
例年に比べて「秋の終わり」が早く,実感が湧かないというのが正直なところである。