2015年度関東大学春季リーグ男子1部・6日目


東海大学湘南校舎総合体育館


本日は第2試合の途中あたりから熱心に立ち話をしながら不熱心に見ていたのでメモ放棄。おしゃべりしながら見るの楽しい。(A2を除いて)長い試合が多かった。ので,様子が掴みかねた試合が多かったんですが,そこはそれ。

法政大1-3筑波大(21-25 15-25 25-23 10-25)


H) S1長谷川 WS10藤本 MB4田中 OP3千住 WS14榎本 WS16安東 L19小林


Ts) WS9秦 MB12樋口 OP4高橋 WS5ロジャーズ(1s途中-1藤井) MB3兒玉 S8中根 L7小池


あまり(ほとんど)見ていないんですが,法政のジェットコースターぶりはなんだったんだろう。第2セットを大差で落として(最後にちょこっと捲っての15点で,20点越えたあたりでは1桁で終わるかと思ったぐらいだった)第3セットは気づいたらメンバーが大幅にかわっていた。誰と誰がかわってどういうポジションになっているかということばかりが気になってかえってコート上で起きていることをみられなくなっていく悪いパターン。たぶん,1長谷川→9緒方→2小粥→14榎本→3千住→4田中。


つまり小粥・田中のMB対角で,千住をレフトにまわして千住・緒方のレフト対角,榎本がOP。難易度高すぎる。


かえたメンバーでセットを取ったので「いいんじゃないの」と思い,おおかたチーム側もそう考えて第4セットを引き続きそのメンバーで臨んだのだろうけれど,なんでか第2セットよりも悲惨な点差になっていた,と。


筑波がよかったんだろうけども。第2セット(第1セット?)の途中から出ていた藤井が遠目に活躍していた。

東海大3-2東京学芸(25-21 25-20 27-29 17-25 15-9)


To) S25龍 WS13松林 MB19小野寺 OP5鈴木 WS9久原 MB1栗山 L18井上航


G) WS4山崎 MB3竹元 OP9中村博 WS1柳澤 MB14小野(2s途中-15慶伊)*1 S6園田 L10高澤


ファンじゃないし応援もしてないしと言いながら言動が伴っておらず,帰りに同行者に「DDですよ」と言ってみたら「違うじゃん」と否定されました。まあそういうことです。自分がめんどくさい。どうしてこうなった。


学芸の初日が出るのを見たかった気持ちも嘘じゃないもん。「誰でも」ではないにしても気が多いのは確かなので,対戦している両チームそれぞれに興味なり好感なりを抱いていて(双方に好きな選手がいて)どちらが勝ってもいいと思って観る試合が多いわけです。すると,どちらかは勝ちますがどちらかは必ず負けるので,負けてしょんぼりした気持ちを多かれ少なかれ味わうことになるわけです。しょっぱいオプションですわ。


閑話休題


東海大がぴりっとしなかった。スパイクミスが多く,それも,ブレイクチャンスでのトランジションアタックをひたすらスパイクアウトしちゃうのでいつまでたってもブレイクできない。学芸が素晴らしくよかったというよりも東海大が自らチャンスを捨てまくるので,学芸がそれを拾い集めて,という3・4セット目だった。


スパイクミスだけなら仕方ないんだけど(個人的にはスパイクアウトやネットをこえないスパイクを「ミス」と表現してその他のミスと同列に扱うのはあまり適切ではないと思っている),(4/27:以降の記述,発生セットを勘違いしていたので書き直しています。何のためのランニングスコア)第2セットのリベロ交代ミスはいただけなかった。その前のセット間にコーチがどこかとイヤホンマイクで交信したあと新垣に耳打ちしていたので,どこで出すんだろうと思っていたら,MBがサーブで下がったとき(つまり井上が外に出た直後)WSと交代して入れようとした。


サーブのホイッスルが鳴ったから鳴らないか。笛を吹かれて止められて,とうぜん交代は認められなかった。


誰か気づいて止めようよ。あとでスタンド(アナリスト席的な)の学生スタッフ同士で解説してたけど,選手にもベンチにもはてなマークがとんでたのが,なんだかなあ。頭かきむしりたくなった。まじで。


それ自体も辛いし,そういうことをしたくなっちゃうぐらいほにゃららなのが辛い。うおおおおおおおおおおおおん(号泣)


だから(だから?)第5セットは(点差ついちゃったけど)特別どちらがどうということはなく,15点という限られたセットのなかで,東海大が悪い言い方だけれど「ふつうに」試合に入れたな,と。要するに今の東海大は小野寺しか計算できないんだけど,その小野寺にちゃんと点を取らせたと。身も蓋もないが。


学芸は勝ち急いじゃうんかねえ。2日連続で2セットダウンから盛り返しての結果連敗なのでこれは堪えそう。どうかGWブレイクがいいお休みになりますように。GW明けは園田かな,それとも樫原が復活するかな。第4セットの終盤,14-22で山崎のサーブのところでリリーフサーバーで樫原を投入し,そのまま樫原が残っていたのが面白かった。バックライトになる樫原がセッターをやり,バックセンターにいる園田はレシーブ。東海大がまた律儀に真ん中の園田に拾わせるものだからよけいに楽しい。園田が前衛に上がったらどうなるんだろうと興味深かったものの,その前にセットが終わってしまった。

中央大3-0順天堂(25-19 25-22 25-17)


C) S1関田 WS14石川 MB6渡邊 OP2今村 WS16武智 MB13大竹 L11伊賀


J) WS15熊倉 MB2堤 OP9後藤(2s途中-18荻原) WS4浅野(17吉野) MB16濱道 S3渡邉 L1小芝/11松崎


暫定1位・2位の首位攻防戦,ではあった。順大はぼちぼち勝負にはなっていた。中大が2枚替えもしなかったし,いろいろやろうぜもやらなかった。癪に障るけど(ぉぃ),中大がスタメンで最後まで通したこと自体が,順大の強さの証左っていうね。


順大本日途中から荻原。あと,浅野のところにちょいちょい吉野。

専修大3-1慶應義塾(21-25 25-20 25-22 25-22)


S) WS8冨田 MB3高橋 S20為我井 WS1藤中 MB2柴田 OP13小森 L16平原/5川端


KO) MB18増田 S22尾木 WS8池田 MB6上田 OP23黒田 WS11布川 L2野瀬


冨田のイキの良いサーブやバックアタックが効いていた。ような気がする。

早稲田3-2明治大(24-26 20-25 25-23 25-19 25-23)

W) S2山口 WS17藤中 MB1福山 OP4田中 WS12喜入(11加賀) MB3加藤 L8後藤 /13土屋


M) WS15川村 S12政井 MB8安井 WS2與崎 OP16加藤 MB9小林凌 L1瀧野


第5セットのスコアは書き間違いではない。ほんとうに,25-23。


これこそ「その他のミス」が勝敗を分けた試合になった。


早稲田2セットビハインドからの逆転勝ちだった。第3セットも序盤は明治がリードしていた。川村のサーブで3連続得点ぐらいしたんだったか。しかし10点ぐらいで早稲田が追いついて逆転。いったん引き離されかけた明治は,濱中を投入し追い上げる。追いついて早稲田リードので終盤にもつれ込み,24-23の明治レセプションアタック。で,明治にコンビミスが出た。バックトス上げた先に誰もいなかった。それで,早稲田。


第4セットは早稲田の活きがよかった。そして迎えた第5セット。明治は,加藤を外して,川村,濱中,與崎のサイド3枚だった(誰がOPだったんだろ,與崎かな)。スタートダッシュは明治,3-6で早稲田がタイムアウト。それから早稲田が差を詰めていく。


先に8点にのせたのは明治だったが,早稲田が10-10で追いつき逆転。そこからお互い時折ブレイクを挟みつつも1点差・同点を繰り返し,延々と続くデュースになだれ込んだ。明治は川村がうまかった。前衛レフトからの川村の攻撃でほとんど点が取れていた。21-21から濱中のノータッチエースで明治アドバンテージ。早稲田が取って22-22。の次のラリー。川村のレセプションアタックを(それまで決まっていたのにここでようやく)早稲田が拾ってトランジションを喜入が決め,23-22と早稲田アドバンテージに変わる。次のレセプションアタックは川村が決めて(ほんとに川村しか上がってないなこれ)切り抜けたが,24-23となってから,早稲田のサーブは田中。田中のサーブでレセプションが崩れて,政井が無理にトスをあげにいったところで,ダブルコンタクトを取られた。


政井くんの凹みっぷりが痛ましくてなあ。だけど,早稲田応援してる人があとで言ってた。あのドリブルは早稲田がサーブで崩したからだ,と。だから,田中のサービスエースだったと思おう。


余談ですが。この試合,ラインズマンの担当が中央大。背番号13,14,15,16の2年生4人が番号順に並んでラインズをしていた。コートの中の選手よりもラインズのほうが平均身長が高いんじゃないかと言われていた(大竹が思い切り引き上げている)。じゃぱんとかねくすとよんとかの豪華なラインズでした。かわいいんだこれがまた。

日体大0-3国士舘(24-26 16-25 27-29)


N) S2大上 WS9伊澤 MB29佐藤 OP31高梨 WS1緒方 MB21矢貫 L13山本


Ks) WS6池田 MB2奈良岡 OP39石井 WS37工藤 MB17小島 S1伊藤 L66野島


国士舘,ふつうに(という言い方は変なんだけど,めっちゃ,ではないというところで「ふつうに」)強い。中位の混戦グループの中にあって,この先の対戦カードを考えると,けっこういい順位までもっていける可能性はじゅうぶんにある。


結果はストレートだけれど,どちらに転ぶかわからない紙一重の感じもあった。第3セットは24-19から国士舘5連続得点でデュースで追いついた。ずっと工藤がサーブを打っていた。


第1セットの最後の得点が小島(ブロック?)で第2セットの最後の得点も小島(スパイク?)で気をよくするわたくし。第3セットの最後は後衛だったのでコートにいなかったんですが。


ブロードめちゃ決まってたなあ。本人に上がるばかりではないんだけど,ブロードジャンプの囮に日体のブロックが持って行かれていた。さいごは工藤のバックアタックだったかな。

暫定星取表と順位の変遷


20150426星取表1


20150426星取表2


20150426順位の推移


11試合の6試合目,折り返し。昨秋最終順位での上位×下位が終わった。しかし昨秋の順位があまり役に立たないのは星取表を見ての通り。明暗がくっきり出たチームもあるが,例によって混戦模様でもある。


ちょうど来週が黒鷲旗で1週の中断を挟むので「前半戦終了」感が強い。加えて今年は,夏の光州ユニバーシアードメンバーで臨む東アジア選手権と新設の第1回U23アジア選手権(だっけ?)とが5月中旬に行われ,関東1部所属チームからも多くの選手が選抜されている模様(詳細は不明)。否応なしにメンバーを替えざるを得ないチームが多い後半戦,でもある。東アジアなんちゃらは最悪5/10の1試合のみの不在ですみそうだが(監督さんもスタッフに入っているので,本当は5/10も休みにしたかったぐらいだろう)U23は最終週直前の帰国と聞く。帰国後すぐに出すか出さないかというのも含めて頭の使いどころ。


優勝争いの行方もキニナルところだが,春のリーグの順位は,優勝だけでなく天皇杯ブロックラウンド直行だったり東日本インカレのシードだったりといろんなものが絡んでくる。「いつどこと対戦するか」の運というか神の差配というか(運でも神の差配でもなく単純に前季順位によるのですが)は如何に。


後半は会場もずっと日体大健志台だし土曜も11時開始だし,ベスメン組めないチームが多いしと観戦者には優しくなく心折れそうなのですが。行くのかなわたし。たぶん行くのでしょうな。


というところで,一層,本日で一区切り感が強い6日目でした。尤も,見ている間はそれを意識してはいなかったのですが。

*1:3s目はMBのポジション入れ替え