天皇杯ブロックラウンド出場チーム数とファイナル出場枠(2015年)


今年の天皇杯関東ブロックラウンドは23チームで4つのファイナルラウンド出場権を争うことになった。といっても(関東にかぎらず)最初からグループ分けがされていて,グループ内の5ないし6チームで1枠を争う恰好だ。


ブロックラウンドのシーティングを眺めていて,この6チームのうち1チームしかファイナルに行けないのは狭き門だと感じた。だいたいこの2年で2チーム増えたので厳しくなる一方じゃないの,と。


しかし男子の関東4は最大勢力であることもまた事実。ブロックによってファイナル枠/ブロック参加チーム数にどれほどの差があるか,気になったので調べてみた。


  • 北海道:1/7
  • 東北:1/11
  • 関東:4/23
  • 北信越:1/10
  • 東海:2/10
  • 近畿:3/15
  • 中国:1/8
  • 四国:1/8
  • 九州:2/16


最少は東海,近畿の1/5,最大は東北の1/11。多数派は中四国九州の1/8。


ブロックによって1票の格差というか,分母の差があること自体をよくないこととは考えていない。ブロックラウンド参加チーム数ありきのファイナル出場枠ではなく,ファイナル出場枠が限られている中でどれだけブロックラウンドを盛り上げられるかが,各地方の腕の見せ所だとも思うので。


しかし,そもそも枠の配分の基準がよくわからない。国体みたいに県の数に比例させているわけでもなさそうだ。


そこでひとつの仮説として浮かんでくるのが,チャレンジチームの偏りを考慮したのではないか,ということ。


日本において,Vリーグがトップカテゴリということになっている。2部に相当するVチャレンジ各チームは都道府県予選は免除,他カテゴリのようにカテゴリ内でブロックラウンドへの出場枠が制限されることもない。増えたら増えたぶんだけブロックラウンドに出る。つまり,ブロックラウンドの出場チーム数が変化する。各ブロックで大会運営のためにその増減をどのように吸収しているのか(或いはしていないのか)はわからん。


ブロック(都道府県数)ファイナル出場枠県+4*1の数VCLチーム(2007/08)VCLチーム(2015/16)(内VCL1)(内VCL2)ブロックラウンド参加チーム(2015)
北海道(1)1500--7
東北(6)11000--11
関東(8)4125*27(5)*3(2)*423
北信越(5)1901(0)(1)*510
東海(4)283*62(2)*7(0)10
近畿(6)3102*84(0)(4)*915
中国(5)1900--8
四国(4)1800--8
九州(8)21201(1)*10(0)16


出場枠とVCLチーム数の関係,あるような,ないような。あったとしても,チャレンジのチームがファイナルラウンドへ出やすいようになのか,同ブロックにVチャレンジがいることで他カテゴリのチームがファイナルに出づらくなるおそれを(枠自体を増やすことで)回避して他カテゴリのチームにファイナルへの門戸を開こうという狙いなのかはわからない。


そもそも,VCLチームがそれほどファイナルに出ていないのが実情だ。東海はぼちぼちがんばっているが関東と近畿はファイナル枠全て大学という年も少なくない。関東と近畿のファイナルの枠が多いのはVCLよりもむしろ大学が多いからではないかという気もしている。


ブロックラウンド出場チームの資格・基準もブロックによってまちまちで,関東のほかはさっぱりわからない。上の表には便宜上,大学/高校/実業団/クラブ代表をカウントしてみたが,これはあくまで関東の選出基準だ。北海道(道=ブロック)でも都道府県ラウンドに相当する「北海道予選」もちゃんと行われている。中国リーグは去年まで9なのに今年1減ったときく。ブロックラウンドのトーナメント表からは,どういう来歴でブロックラウンドに出場したかを知ることができない。わかるのは所属カテゴリのみである。


ただ,各ブロックのVCL数には当然異動がある。プレミアに上がれば減るし,落ちてくれば増える。それでもファイナル出場枠の数は変わらないんだとしたら,ちゃれ2を今後増やしたいならその増加分は配慮するのか。配慮しないなら,ちゃわんとちゃ2の入れ替えは考慮するのか。そのあおりで,ブロックラウンドが狭き門になるだけであればいいのだが,たとえばそれまでブロックラウンドに出られていたチームが出られなくなるのだとしたら寂しいと思う。

*1:大学,高校,実業団,クラブ

*2:FC東京,警視庁,つくば,東京ヴェルディ富士通

*3:富士通,警視庁,つくば,東京ヴェルディ,埼玉

*4:東京トヨペット,千葉

*5:VC長野

*6:ジェイテクト大同特殊鋼トヨタ自動車

*7:大同特殊鋼トヨタ自動車

*8:近畿クラブ,兵庫

*9:きんでん近畿クラブ,兵庫,奈良NBK

*10:大分