ゆかたも好きだけどゆかたより着物の方が好きで,

と言っても「ゆかた」と「着物」を並列なり対立させるのは定義としてちょっと変な気もする。「ゆかた」は「着物」に含まれる概念だと思うので。


つまり,そもそもわたしは着物の何がどう好きなのかという話になるのだけれど,要するにあの襟元が好きらしい。昨日鏡を見ていて気がついた。半襟と着物の襟の重なり具合,及び,抜いた衣紋から覗くうなじ具合。


なので,襟の合わせが詰まっていて半襟もないゆかたよりも着物の方がより好きだし,衣紋を抜かずやはり襟合わせの角度も違う男性の着物姿にはそこまで萌えない。と,いうことなのだ,たぶん。


若干フェティッシュだ。


男性の着物姿といえば,かなまるから聞いた話だと,今年はUNIQLO男物のゆかたも手がけているそうで,かなまるが昨日行ったお店では,男性用下駄が売り切れだったのだそうだ。下駄が売り切れ……。よくわからない時代になったものだ。


デパートのゆかた売り場でも,女性ゆかた売り場のすぐ脇でわりと広めに男性用ゆかたを扱っている。女物のすぐ隣に男物が売られている図は,ジーンズ屋かゆかた売り場ぐらいのものだろう。


女性連れでなく男性単独では逆に買いづらいのではないかと余計な心配。勿論,単独で買おうとする人にはそれ相応の売り場でも扱っているのだろうが。


上に書いたように,男性の着物姿はそこまで好きではないので,周囲の男子に着物なりゆかたなりを着てもらいたいという欲求はない。“ゆかたでデート”にしても,全く憧れる気持ちは無い,と言うとやや嘘になるけれど,かなまるはあの通り着るものに対しても妙な拘りを持っているので,わたしの言うことなんて聞きやしないのは,訊くまでもなくわかっており,最初からそういう妙な期待は持たないように心がけているのだ(のろけかい)。


でもUNIQLOの男性ゆかた(及び下駄売り切れ)の話題はかなまるから持ち出したので,「あんたどうせ着ないでしょ」と言ってみたら,予想もしないところから返球が来た。曰く,


「うん,着ない。だって,靴下はけないから」


靴下!


さすがかなまる。一筋縄ではいかないと言うか……解せぬ。


今日二枚歯の下駄で歩いていて思ったのだけれど,階段の下りが怖いね。手すり必須。都会の移動に階段は付き物なので,たいへん。慣れないと歩きづらい。5分も歩けば慣れるにしても。


個人的な好みだけど,若い男の子が花火大会ぐらいでゆかたを着るのだったら,足元はビーチサンダルとかホーキンスのサンダルとかがカジュアルで若々しくていい。キャラによっては雪駄でも。慣れない下駄にへっぴり腰で歩いているよりはよほどかっこいい。二枚歯下駄でかっこよく歩けてなおかつ慣れないゆかた+下駄の連れの女性のフォローもできれば,そりゃぁ素敵かもしれんけどね。


あ,斎藤一,ひでちゃんおにぎりに殺到組に入ってる! なんてこと!


その後,沖田との人斬りの後味に関するやりとりで,「お前は,飯を食うたびに何かを感じるのか」と斎藤さん。


わたしは感じるわよ! おいしいなぁとか,作ってくれてありがとうとか(料理も食材もどっちもだよ),おなかいっぱいになってしあわせ〜とか。ごはんって大事だよ。


ひでちゃんのおにぎりに群がったくせに,ごはん食べるたびにいちいち何かを感じたりしないなんて,そんなこと言う子にはごはんあげないんだから。(22:36)