日本シリーズ第1戦:千葉ロッテ10−1阪神@千葉マリン


清水直行−井川。テレビ付けたら5回の表が始まったところだった。それまでロッテが1−0でリードしていたが,阪神桧山のヒットに始まり藤本の犠牲フライであっさり同点に追いつく。


おいおい(=わたしが見始めた途端にこれですか),と萎えかけたけれど別段清水は崩れることなく,ロッテはその裏の攻撃で勝ち越して井川を攻略(それまでもヒットは出ていたようなので拙攻三昧だったのか?)。代わった橋本をめった打ちにしていた7回裏に濃霧で中断,結局7回裏1死コールド。


試合中断になったところでお風呂に入って,頭を洗いながらぼんやり考えた。「5回で試合が成立しているからこのまま終わればリードしている方が勝ちという決まりは,9回トータルでたくさん点を取った方が勝ちが基本の野球にしてはらしくない。9回に9点差ひっくり返すなんてことがたまに起こるから野球は怖いのに……」と,それがルールになっているんでどうこう言っても仕方ないんだけど。それに,勝負は最後まで分からないのは野球だけに限たことではなく,先に○点取った方が勝ち方式でも時間制限方式でも同じだからね。それを言いだしたらキリはない。


途中で中止になった試合を全部ノーゲームの再試合にしていたら日程こなせない。でも日本シリーズだけにねー。今回は1戦目の7回裏9点差だったのでそんなに気にはならなかったけど(非現実的なまでの大差ではないにしても),これが7戦目で6回表の1点差だと,暴動起きかねない気がするよ。高校野球高校サッカーは決勝戦特別ルールになるんで,日本シリーズも特別ルールが適用されたりするんかね? その辺は知らず(少なくとも延長は15回までやるそうな)。いずれにしても濃霧コールドは日本シリーズ史上初の出来事。


千葉マリンは海のすぐ側なので気温差での霧発生はしそうな感じはする。それでも今まで濃霧中止とか濃霧でコールドとかはなかったそうだ。こう言っちゃあ失礼だがふと思いついて笑ってしまったのは,「10月下旬にナイターが開催されるなんて誰も想定していなかった」。


さすがにたまたま諸条件が重なっただけで明日も(あるとして)来週もってことはないと思うけど。明日は関東地方晴天の予報だしね。


今日のテレビ中継はテレ朝。ケーブルテレビでもやっていなかったぽいので仕方なく見ていたけれど「所謂YFKと言われる」ってわけわからんアナウンサーの日本語に始まり,「濃霧のため一時試合中断中」なるあからさまに日本語がおかしいテロップ。テロップだけならまだしも「一時中断中です」と喋るアナウンサー。アナウンサー!


そして「故障中」は気にならないのに「中断中」は気になる中途半端な自分。YFKっていつから言われているのだろう。


甲子園球場千葉マリンスタジアムの立地といい,熱心なファンといい,1番赤星−西岡のキャラ(体型?)といい,固い中継ぎ陣といい,抑え久保田−コバマサのやや劇場風味といい,探せば共通点も見つかる阪神とロッテ。の中で決定的に見える違いは阪神の3番シーツ4番金本5番今岡のガクブル強力クリーンアップトリオに対するロッテの日替わり打線ではないかと思うパ・リーグを知らないワタシ。3週間のブランクがあった今日はともかく,今日1試合戦って試合感を取り戻したらどうにもこうにもならんと思うのはめった打ちにされたセ・リーグの某チーム贔屓のワタシ(対戦成績は悪くなかったんだがね)。今はロッテがプレーオフからの勢いできているけれど,もつれたら地力は阪神が優勢じゃないかと思っている。が,もつれたら場所が千葉マリンに帰ってくるわけで,その辺どうだろう。T村さんが第7戦のチケットをお持ちだそうなので,もつれることを期待してみます。


明日の先発は渡辺俊介と安藤。テレビ中継はテレ東。甲子園の浜風と千葉マリンの風って違うんかね?


プロ野球人気も低迷していれば,パリーグプレーオフで燃え尽き日本シリーズはお菓子のおまけ。交流戦の実施で「公式戦セ・パ対決」の希少性も薄れた。日本一つってもどうでもいいような気がしなくもない。でも今年はアジアシリーズがあるんで,勝った方が日本の代表になるんだよ。アジアシリーズ阪神が出ている光景がちょっと想像つかない一方,ロッテだと絵面ははまる気がする。しかしロッテが出た場合はそれって日本代表なのかと色んな意味でもにょるので,うーん。どっちが勝っても日本の試合はへろっと見にいくのが難しそうなことだけは決まってしまったので,興味はあるもののいいとこテレビ観戦かな。