ミーハーというか気が多いというか


今更どうすることもできないのでこの辺に書いておしまいにしたいのだが,昨日は指定席と自由席を上下に分ける通路の自由席側1列目で見ていた。指定席への入り口には,チケット確認のためのスタッフが常駐している。最初いた子はどうやら10時までのバイトだったようで10時近くになって交替したのだが,その新たにやってきた人が,すっごくすっごくすっごくいい感じだった。まず交替の時に前任者にその旨伝えていた声が(かすかに漏れ聞こえた程度だけど)素敵でおっ,と思ったものだが,その後ちらちら観察するにつけ,たたずまいに雰囲気があり,仕草や表情に愛嬌があり,おまけに体型や顔もけっこう好みだ。ほえ〜〜。


相手攻撃中は暇だし寒いしでよっぽど声を掛けようかと喉まででかかったのだが,移動せずに声を掛けられる距離ではなかったので,用もないのにどうすんねんと思うとかけられなかった。相手は仮にも仕事中なのに,わざわざ近寄って無駄話もないだろう。


正直なところ,そこでうっかり声を掛けてその先どうなるか考えるとだな。なんだろう。何かがとても恐くて足がすくんでしまったことを否定できない。例えば電車の中だとか街中だとかで見た目(顔立ちだとか服装だとか)が好きな感じの男性を見かけたら「お,あの人素敵」と心が浮き立つ感じがするものだが,言ってみればそれだけだ。「今日はいいもん見られてラッキー」とにこにこっとしておしまい。しかし昨日のは「端から見て目の保養」タイプではなく,とてーも「お近づきになりたい」感じだったのが危険きわまりなかったのだね。一歩間違えると心理的深みにはまりそうな。


ちょろっと声かけて二言三言「寒いっすねー」ってな話をしただけでどうこうなるってもんではないのは普通に考えればわかることで(相手には相手の都合がある),わたしもなにもそこまで真剣に(現実の問題として)危機感を覚えたわけではないんですけど。それに,ちらと見た感じがいい感じだからって実際にいい感じの人かどうかはわからないわけで,こういうのは大抵幻想のままとっておいた方が幸せな類のものではある。


そうは言っても一日経った今でもうだうだと思い返しているのが不毛な限り。二度と見かけることもなかろうに。


いやでもほんと。好みのタイプってああいうんじゃないと思うんだがなー。好きなタイプの顔立ち要件には合致していないんだがなー。でも好きなんだよなー(壮大な矛盾)。ちょっと川島くん(誰だよ)に似た感じだったんだよね。目元が。(どうでもいいよ)。うわーうわー(うるさいよ)。