関東男子1部リーグ11日目(最終日)
中央大学3-0法政大学
中大は,前日の痛すぎる敗戦を引きずっていなければよいのだけれど,と思ったけれども,殿様試合を展開していた模様。
隣を見ていた。ということですが。
今回のリーグ戦では法政はちゃんと見られず仕舞いだったように思う。たまに得点経過を追いながら「今日も負けたかー,なんでだろう」と言ってるだけだった。六大学交流戦のイメージのまま秋が終わった感じ。
国士舘大学3-2早稲田大学
国士:18佐藤貴 33佐々木 19浜田 17井本 16上村 23長澤 L51古田/1赤澤
→早:10吉村 15濱松 12七里 16専田 1市川 8梅澤 L11本間
早稲田が2セット先行。このまま早稲田○国士×だと,色んな意味で「わかりやす」くはあった。
が,国士は相変わらず楽しい。みんな豪快。そして,長いラリー取ったりブロック決まったりしたときのコートとアップゾーンとスタンドの喜びようが,いちいち一大事みたいで,たいへん微笑ましい。
対する早稲田も,七里どっかん,吉村しっかり専田きゅんきゅんで,こちらも楽しい。きゃーきゃー思いながら見ていたら,国士が勝ってしまった。
これ以上4勝7敗を増やしてどうする。
専修大学0-3日本体育大学
→専:20山本 8端場 13孫 18長友 9杉本 15板宮 L12國弘
日:2井口 24田井中 5小林 14山本 13黒木 1梅野 L19吉武
自動降格決まっても淡々としてたなあ。表面に出るばかりじゃないと思うんで,出すばかりが能とも思わないので,わかりませんけど。
専修は,出だしから,ブレイクチャンスと思われるところでブレイクできずに,来そうな流れを引き寄せきれない感じだった。何かきっかけがあればどんどん乗っていくチームだけれど,きっかけがないとずるずるっといってしまう。本日終始ずるずるの日。前日武大にスト勝ちして土俵際でふんばったチームとは思えない。
修業してこーい。
筑波大学0-3慶應義塾大学
慶應は,数字上は他力的に入れ替え戦の可能性があったので,勝って安心したいところ。筑波は全カレシード権の3位の目がないわけでもない,という感じ。
筑波,本日もできたんたちとう。前日から田城と李を入れ替えて,田城がOP。セッターはスタートから矢野だったっぽい。21竹澤がけっこう長いこと出ていた。
各セットのスコアは競っていたようすで,サイドアウト主体で試合が進み,少しずつブレイクポイントを取っていた慶應がするするっと逃げた,という感じだった。詳細は不明。
東海大学3-0国際武道大学
→東:13星野 3塩田 1小澤 23鶴田 2安永 15深津 L10大矢
武大:1佐藤 37南 5高志保 23三浦 22王 14奥中 L2古賀
勝てば優勝負ければ2位の東海大学。負けると入れ替え戦行きの可能性のある(面倒なのでセット率計算は放棄)武大。
もうちょっともつれ(ry は昨日の東海×明治でも書いた。
最終週の2日間,東海大学は,全勝優勝をしていたころの,手堅さ,手強さ,盤石感といった空気をまとっていた。プライド? オーラ? よくわかんないけど。一皮剥けたのかそうでないのかは,全カレまでの楽しみに取っておく。
武大は,専修で負傷した南がぎりぎり間に合ったのは明るい材料かしら。
第1セットは比較的東海のペースで進んだが,第2セットから武大のディグに武大らしさが出てきた。
第2セット序盤は東海のスパイカーがどこに打っても必ずコースに誰かがいてまっすぐ上にボールが上がるという恐ろしいまでの武大さんで,それを佐藤が軽やかに決めて武大が先行する展開。このときの武大は,さすがと唸らせるものだった。
その後も武大の動きはけして悪くなく,ハイレベルなディグの応酬で緊張感があり,つまらないミスのない締まったいい試合だった。
とはいいながらも結果を数字で見れば東海の圧勝。武大は,リズム自体は守備から作っているので悪くもないのだけれども,サーブで攻めきれず突き放すことができなかった。ディグのいいチームがいると相手もお付き合いしてディグが良くなって,試合全体がそういう雰囲気になっちゃうような。
東海は前日に続いて鶴田様々。あのチームの,小澤しか頼れない雰囲気になったときの閉塞感はちょっとどうかと思うレベルだが,小澤だけじゃないよという雰囲気になったとたん,実際には小澤ばかりに上げても決まる。そりゃそうだわね。ということも含め,狭いストレートを抜いていたキレっぷりも含め,鶴田様々。
東海のブロックは(自主規制)と思っていたが,今日はわりと良かったような(点辛め仕様)。
明治大学3-1順天堂大学
隣Aコートがさくさく進行だったので,リーグ戦最後の1試合ということに。明治は勝てば単独7勝で4位,負ければ筑波にセット率で上回られ5位。順は,試合が始まる時点でほぼ順位まで決まっていた感じだった。
最終週になっても日替わりオーダーの雰囲気がないとも言えない両チーム。明治は今週は20飯塚ががんばっていましたよ,と。
今日は大塚ライトのまま松本外して有田・飯塚対角。最初からではなかった感じ。ふしぎ。あとは,新,澤田,鎌田,L中村。
順はもうわからんので諦め気味。丸刈りのMBが出てるから今日はクリスが先発かと思いきや,久保洋平が丸刈りってた,っていう。MB久保・伏見,S矢口,OP竹浪,OH伊藤・小川 かなあ。それじゃ前日か。
第4セット,順天堂が取れるかなーと思ったんだけど,もうひとねばり足りなかった。
最終順位
- 東海大学 9勝2敗 3.88
- 中央大学 9勝2敗 2.14
- 日本体育大学 8勝3敗
- 明治大学 7勝4敗
- 筑波大学 6勝5敗 1.35
- 慶應義塾大学 6勝5敗 0.95
- 順天堂大学 4勝7敗 0.75
- 国士舘大学 4勝7敗 0.73
- 国際武道大学 4勝7敗 0.682
- 早稲田大学 4勝7敗 0.680
- 専修大学 4勝7敗 0.62
- 法政大学 1勝10敗
ほとんどの順位確定が最終日までもつれたリーグ戦は,東海大学の優勝で幕を閉じた。
武大と早稲田は再来週2部との入れ替え戦に臨む(武大−学芸,早稲田−宇都宮)。
専修と法政は,来春は2部,ということになった*1。
4勝7敗が5チーム。セット率差0.13の間で,各チーム明暗が分かれた。
個人賞
- 優勝監督賞:東海大学 積山和明
- ベストスコアラー賞:早稲田#12七里幸洋?*2(次点 慶應#19岡田拓巳221)
- スパイク賞:東海#3塩田達也60.7(次点 中央#4岡村義郎56.4)
- ブロック賞:中央#13傳田亮太0.95(次点 専修#20山本湧0.92)
- サーブ賞:東海#23鶴田大樹20.0(次点 慶應#26野口剛志郎19.3)
- サーブレシーブ賞:東海#23鶴田大樹76.5?*3(次点 国際武道#2古賀太一郎75.7)
- レシーブ賞:中央#3白岩直也
- セッター賞:日体#1梅野聡
- リベロ賞:東海#10大矢佳祐
- 新人賞:専修#20山本湧
- 敢闘賞:中央#1千々木駿介
- ベストオブサポート賞*4:国際武道大学
- 会長特別賞:東海#23鶴田大樹
- 最優秀選手賞:東海#1小澤翔