石垣島と竹富島に行ってきた・その4


月も変わって今更感ありありですが,帰ってくるまでが遠足です。


宿から徒歩で出られる海岸は東を向いていて,早朝は気持ち良いらしい。早起きすれば良かったのだろうが,早く寝たわりに惰眠を貪り,朝日も見ず朝の散歩もせず。ごはんを食べに外に出たときには,既にダイニングまでの数分を歩くのもうんざりするぐらいの強い陽射しが照りつけていた。


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朝ご飯は和食か洋食の二択。ハーブがなんちゃらーという,だんだん宿のターゲットがわからなくなってくる。4種類から選べる野菜ジュースもついていた。


そして,やはりコーヒーのお代わりをきいてくれたので,10時ごろまでダイニングルームでだらだら。


チェックアウトは12時なので,部屋に戻ってまただらだら。デイベッドに掛け布団を持ち出して,窓の外を眺めながらだらだらしていた。せっかくなので畳の上に寝転がって写真を撮られてみたり。


あ,あと,お風呂入った。バスタブが,たぶん琺瑯引き。白くてつるつるしていて気持ち良い。


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そうこうしているうちに時間になる。大きな荷物は取りに来てもらって,チェックアウト。


チェックアウト後は桟橋まで送ってもらい,13時前の船で石垣島へ。小一時間。昼ご飯を食べようと思えば食べられたけれど,朝食が遅かったのでお腹が空かない。結局何度目かの商店街をぶらぶらしてお土産物を補完しつつ,早めにバスに乗って新石垣空港に移動した。


フライトは15:55だった,と思う。すでにうろ覚え。大きな空港ではないのに,ちょうど同じ時間帯に別の便(どこ行きかは見てない)と重なったものだから,座る場所さえなくて,なんだか凹みかけていたのだけれど。お腹空くし。でもフードコートしかないし(座るところがないと食べようもないし)。


結局なんも食べずに羽田まで戻ったんだったかな。安定の飛行機遅らせの名人で使用機材の到着は遅れたものの,空中でがんばって定刻通りに羽田空港に着いた。19時過ぎ。エアポートシャトルで調布に出て,調布の中華料理屋さんで餃子を食べて,また電車に乗って家に帰った。


一言で言えば良い旅行だった。何があるわけでもない。何かしたわけでもない。2泊3日でだらーっとしてきただけ。竹富島の空はどこまでも青く,白い石垣と赤い瓦が目に眩しく,低い木々は濃い緑。船に乗れば水平線が見えるし,夜の星空はいつまで眺めても飽きなかった。


そして,星のやさんも,国内では珍しい雰囲気のユニークな宿だった。部屋で宿帳記入して室内・施設内の説明をされたあたりは温泉旅館ライクだったけれど,全体的には温泉旅館ライクではなく,どちらかというとホテルライクの接客。なんだけど,シティホテルとは違う。国内でリゾートとなると温泉旅館のイメージなので(それほどあちこち泊まっているわけじゃないからわからないけれど)ちょっと戸惑う部分もあったり。アメニティが意外と充実してないぞ,とか。所謂リゾートなんだろうけど,共有の施設やアクティビティがたくさんあるわけでもないし,長期滞在したら食事に困りそう,とか。


でも,お金はあるけどあんまり時間がなくて外国行くのは(時間や言語の面で)面倒な新婚旅行カップルはぜひ泊まるといいと思うよ,と。これは声を大にして言いたい。全部戸建ての上に中庭があって塀まであるから(運が悪いと夜に見晴台から室内の様子が見えますが),おもいきり羽伸ばせる。塀の向こうの人の往来もほとんどない(最繁忙期だともっと往来も激しいのかもしれない)。昼間は外が明るすぎただけかもしれないけれど,サッシ硝子は反射して中の様子は見えない。室内めっちゃ広いわけじゃないけど(広縁にあたる部分がリビングなので細長い),バスタブにしろ掛け布団にしろ湯飲みにしろ建材にしろ,ほんのり上質な感じで居心地がいい。ルームサービスの食事メニューはそこそこ揃っている。籠もるもよし,昼間は他の島に行って遊ぶもよし。


ただ,まあ。そうとうお高かったらしいです。金額を知ると卒倒しそうなので,幾らしたのか確かめないことにしています。ありがたやありがたや。


「毎年泊まりに行こうよ」と言ったら軽くスルーされましたが,あそこに泊まるかどうかはともかく,八重山諸島にはまた行きたい。今回石垣島自体は全く行っていないに等しいけれど,川平湾の方にも行ってみたかったし,宮良川のマングローブも見てみたかった。せっかくだから(潜れなくても)シュノーケリングぐらいしてみたいとか,八重山諸島の他の島(西表島とか)にも行ってみたいとか。


2泊3日でそれらを全部こなすのは難しいけれど,逆に考えれば,2泊3日で南国を楽しめるお手軽さが最大の魅力だろうとも思う。羽田から3時間ですよ。前の空港に比べて空港が遠くなったのが難とは言うものの,直行便,楽だよー。だから,まあ,またいずれ行けばいいかと。


そして,せっかく行くなら春がいい。今回,雨がほとんど降らなかったのはありがたかったし,6月だと台風には早いけれど,夏至近くは外で活動するにはいささか辛すぎましたん。