2015年度関東大学春季リーグ男子1部・11日目(最終日)
@日体大健志台キャンパス米本記念体育館
最終日にもかかわらず,と書いていいのか,1試合を除いてストレートのさくさく進行。前季順位が接している同士のカードを組んでいるはずの最終日なので,前季と今季でチーム状態の良し悪しがかわったのがよくわかる。
さくさく進行ではあったものの表彰式後いろいろ出歩いていたので帰宅は遅かった。しかしその日のことはその日のうちにをモットーに,あと一息,結果だけ。
リーグ期間中は所感を書く余裕もないのですが,熱が冷めないうちにまとめておきたいなあ。
順天堂3-0明治大(27-25 25-23 31-29)
→J:17吉野 2堤 9後藤(→18荻原) 4浅野 16濱道 3渡邉 L11松崎/5石川
M:15川村 12政井 9小林凌 2與崎 16加藤 14佐伯 L1瀧野
順大は熊倉不在。明治も昨日スタメンフル出場だった野村がベンチにいない。野村はスタンドで松葉杖をついていた。どういうことなの……。
試合は接戦。第1セット21-16ぐらいから21-21まで追いついたりと明治の追い上げ力も見られた(そこが明治の魅力だと思うの)。第2セット・第3セットも最後まで競った展開だった。順大には相性が悪いとは師と仰ぐ明治ファンの見立て。13インカレ3決のような手も足も出ずにぼこぼこに殴られたという感じではなく互角の勝負になっていた。順大は熊倉がいなかったし浅野の決定率もあんまりよろしくない感じで。
でも,セットは取りきれなかった。最後要所で順大にブロックが出る。さいごは荻原のSPだったかな。
国士舘3-0慶應義塾(25-21 25-19 25-18)
こくし:6池田 4福島 39石井 37工藤 17小島 1伊藤 L66野島
→けいおう:22尾木 8池田(2s-3佐藤) 12上野 23黒田 11布川 6上田 L2野瀬
国士舘強かった。4位。第2セット序盤に石井のサーブで連続得点を重ね,10-2までいった。
法政大0-3早稲田(23-25 19-25 21-25)
→H:1長谷川 9緒方 4田中 14榎本 3千住 2小粥 L19小林
W:2山口 17藤中 1福山 4田中 12喜入 3加藤 L8後藤
前半はよく早稲田をみていたのだけれど,後半は見る機会が減っていた。昨年度からメンバーがそれなりにかわったわりにはリーグ序盤から安定していてバランスのよいチームという印象。一方の法政はGWあけ好調に見えたが,そうは言っても早稲田強し,だったのだろうか。
東京学芸3-0筑波大(25-23 25-16 25-21)
→G:5樫原 9中村 15慶伊 10高澤 1柳澤 14小野 L13今村
T:9秦 12樋口 2宮下 5ロジャーズ 3兒玉 8中根 L7小池
筑波本日は秦がスタメン復帰,リベロ小池。
学芸がふつうに強かった。前日の順大戦の好調そのままに,3セット走りきった。サーブで攻めて相手のレシーブを崩す。攻撃の選択肢を減らして高い(?)ブロックで仕留める。ブロックで仕留められなくてもワンタッチにかけて,後ろが縦横無尽獅子奮迅で拾って繋いで,粘って叮嚀に決める。それ,どこの強いチーム。
リベロの今村のディグと繋ぎが神業だった。あと,小野のブロック。とくに慶伊サーブのローテーションで小野のキルブロック何本あったんだろう。MBにコミット気味で跳んでいたんだけどこれがまあ決まること決まること。うまいなー。
コートの中もアップゾーンもムードがよくて,楽しい学芸たんだった。今季めちゃめちゃ苦しんでいたのが信じられないような2連勝の最終週,ストレート勝ちで入れ替え戦回避を確実にし,最終的には9位まで順位を上げた。これが最初からできていれば,という気持ちもあるのだが。
なんとなくメンバーがかたまったのはいいのだが,おかげで……いや……そこは言うまい。
東海大3-2専修大(25-20 25-22 23-25 17-25 15-9)
T:13松林 19小野寺 2小林 9久原 1栗山(2s途中-21神谷) 25龍 L18井上航
→S:8冨田 2柴田 13小森(3s-6小川) 1藤中 4小林 15舩倉 L5川端/16平原
本日唯一ストレート決着しなかった試合。しかし最初の2セットは完全に東海大のペースで「全試合ストレート」の流れだった。
流れに棹を差したのが第3セットの専修大。そのころ隣コートの中大ー日体大戦で日体大がストレートで敗れ,専修は「勝てば10位負ければ11位」という状況になっていた。入れ替え戦に行きたくないという気持ちはもちろんあろう。第2試合で学芸がストレート勝ち(=専修は勝っても学芸より上にはいけない)した時点で相当追い込まれていたのだが,自力回避の目はあった。それがあったのかなかったのか。このセットからかわって入ったOPの小川がサーブにスパイクにとポテンシャルの高さを見せつけた。
第4セットはさらに専修が勢いに乗り,一方的な展開はこのまま逆転勝利するかに見えた。のだが。
東海大は栗山が第2セットのプレー中に足首をいためて(着地でぐねったように見えた)負傷交代。長引かなければいいのだけれど,かなり痛そうに見えた。
日体大0-3中央大(21-25 24-26 25-27)
N:2大上(23園山) 4橋本 29佐藤 31高梨 25津田 21矢貫 L13山本
→C:1関田 14石川 6渡邊 15平田 21柳田 8井上 L11伊賀
中大,今日はSRの2枚替え(関田→今村,平田→山下)をちょいちょいしていた様子。
全勝優勝。東アジア選手権を乗り越え,最終週も遠征帰りのU23組を休ませたままで全勝優勝できたのはすごいとしか言いようがない。あと,関田な。すごいんだろうな。
日体大は,今季結果が出ておらず,それで2セット目と3セット目のデュース。けっこういい感じだった。なのに石川のサービスエースががすっと決まってセットが終わったりすると「中大チート」って思うね。
最終順位
個人賞
スコア聞き間違いあるかもしれませんので,訂正お願いします。
- 優勝監督賞:中央大学 松永理生
- ベストスコアラー賞:慶應義塾#23黒田彪斗(196)/次点 中央大#14石川祐希(194)
- スパイク賞:中央大#14石川祐希(60.1%)/次点 早稲田大#1福山汰一(59.1%)
- ブロック賞:東海大#19小野寺太志(0.81本/S)/次点 専修大#2柴田康暉(0.79本/S)
- サーブ賞:中央大#14石川祐希(22.2%)/次点 中央大#6渡邊侑磨(19.8%)
- サーブレシーブ賞:東海大#18井上航(7x*1%)/次点 中央大#11伊賀亮平(73.8%)
- レシーブ賞:早稲田#12喜入祥充
- セッター賞:中央大#1関田誠大
- リベロ賞:日体大#13山本智大
- 新人賞:筑波大#12樋口裕希
- 敢闘賞:早稲田大#1福山汰一
- ベストオブサポート賞:東海大学
- 会長特別賞:中央大#14石川祐希
- 最優秀選手賞:中央大#1関田誠大
*1:聞き取れなかった……