平成27年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会関東ブロックラウンド


@日野市民の森ふれあいホール/立川市柴崎体育館


関東男子は4枠。A〜Dの4グループに分かれて3セットマッチのトーナメントを戦い,それぞれの勝者がそのまま代表になる方式。


今年はAグループが5チーム,B〜Dが6チーム。この2年でどこどこチーム数が増えて*1,いよいよ5チームグループのほうがマイノリティになった。


チーム数(試合数)が少ないAグループがサブ扱いの柴崎体育館。会場間が1km強しか離れていないということで,開会式は日野で行い,Aグループのチームは開会式後に移動(9時45分ごろに日野の体育館に着いたとき,ちょうど移動中だった)。そのぶん試合開始時刻を遅らせ,日野が10時開始のところ,立川は11時と前日にアナウンスされていた。


実際には立川も10時40分ごろには始まった様子だったが。そして日野が10時6分ごろからプロトコールだった,かな。


柴崎体育館には行かなかったのだが,写真で見る限り(2面張れるのかはわからんが)1面だけだとかなりゆったりした特設コート状態で,下に席がなかったっぽいのはもったいないくらい。一方の日野の3コートはぎゅうぎゅうでぎっちぎち。ただでさえ見づらいスタンド,席がない。AコートとCコートの前は結局最前列の通路での立ち見になっていたけど,あれ,後ろ見えやんやろ。


さて,去年は2グループずつにわかれていたので,一昨年のエントリをテンプレートにして書きますよと。

Aグループ:中央大学(大学代表)


中央大学(東京都/大学/関東ブロック大学代表)


宇都宮大学(栃木県/大学/栃木県代表)


千葉ゼルバ(千葉県/V・チャレンジ)


東京トヨペットグリーンスパークル(東京都/V・チャレンジ)


大東文化大学(埼玉県/大学/埼玉県代表)

[D1]千葉ゼルバ1-2宇都宮大学(26-24, 16-25, 17-25)
[D2]大東文化大学2-0東京トヨペットグリーンスパークル(25-18, 25-19)
[D3]中央大学2-0宇都宮大学(25-17, 25-14)
[D4]中央2-0大東文化大学(25-19, 25-16)

Bグループ:早稲田大学(ブロック推薦)


早稲田大学(東京都/大学/ブロック推薦)


山梨大学山梨県/大学/山梨県代表)


SIF(茨城県/クラブ/茨城県代表)


埼玉アザレア(埼玉県/V・チャレンジ)


駿台学園高校(神奈川県/高校/関東ブロック高校代表)


中央学院大学(千葉県/大学/千葉県代表)

[A1]山梨大学2-1SIF(22-25, 26-24, 25-16)
[A2]埼玉アザレア0-2駿台学園高等学校(23-25, 20-25)

<めもらん>
Aコートは遠くてほとんど見ていないんだけども,駿台強いと聞いていたので,まあそうかなー,と。アザレアは,切山,中津,石田,茂木,金丸,あたりは確認した。あと2人,惜しい。

[A3]早稲田大学2-0山梨大学(25-17, 25-21)

<めもらん>
早稲田はいつものスタメン。2山口 17藤中 1福山 4田中 12喜入 3加藤 L8後藤

[A4]駿台学園高等学校2-1中央学院大学(33-31, 21-25, 26-24)

<めもらん>
接戦! 中院は次の土曜日に国士舘入れ替え戦

[A5]早稲田大学2-0駿台学園高等学校(25-17, 25-18)

<めもらん>
こちらは,さすがに地力の差が出た感。が,途中途中見ていると,高校(去年同じことを書いた)らしいディグの良さ・つなぎの良さが見られ,なかなか一本ではスパイクを通させない技術を感じる。早稲田は最後にピンサで鵜野くんが出て,わーい。

Cグループ:富士通カワサキレッドスピリッツ(神奈川県/V・チャレンジ)


順天堂大学(千葉県/大学/ブロック推薦)


富士通カワサキレッドスピリッツ(神奈川県/V・チャレンジ)


東京海上日動火災(東京都/実業団/関東ブロック実業団代表)


東京ヴェルディ(東京都/V・チャレンジ)


埼玉リオ(埼玉県/クラブ/関東ブロッククラブ代表)


日本体育大学(東京都/大学/東京都代表)

[B1]富士通カワサキレッドスピリッツ2-0東京海上日動火災(25-15, 25-9)

F) 13杉本(2s:14岩井) 5横田 1中川 3田中 10岡村(9手塚) 16新 L12芳賀
M) 18阿部 16太田 11大井 3七里 8大塚 1渋谷 L6蜂須賀
<めもらん>
鶴原さんいなかった。めそめそ。聞くところによると大井氏は新顔(わたしがここ数回のまりーぬ観戦機会をふいにしているだけ)MBの由。それはそれで。
しかし勝負にならんかった。
勝負になろうがなるまいが,組み合わせが出て以来この対戦を心待ちにしていたはずなのに,隣コートで突然繰り広げられた警視庁スターティングオーダーの驚きに全部持って行かれて,この試合をほとんど見ていない。衝撃にともなう動揺と視野の狭さはこの次の試合(ヴェルディ−リオ)になってもおさまっておらずいろいろおいしい機会を逃した(苦笑)。

[B2]東京ヴェルディ2-0埼玉リオ(25-18, 25-11)

V) 24三浦 18大下 5中村 1飯塚 16長澤*2(4宮田) 11奥田(14田尻) L17早瀬/2浅岡
R) 10神山 4青木優太 11小山 19萩原 13寺村 16北沢 L3田口
<めもらん>
「みうらいおん」が帰ってきた。入団したと聞いてはいた。目撃情報(自分が行かなかった試合な)も聞いてはいた。やはりサーブが強烈。そして巧い。こんなに巧かったっけ,って。どうしてもその豪快なライオン頭(というほど派手ではないほんのりメッシュ)に目が行くが,プレーは案外技巧派。
華があるし,実に楽しみ。
セッターは,1セット目途中からあとは田尻。
リオは9岡田(←慶應)が出ていたはずなんだけど,それもけっこう長い時間コートにいたのだけれど,いったいどうなっていたのかわからない。
チームとしては全く知らないに等しいのに,北沢神山岡田と知っている顔が混じっているのが不思議な気持ち。クラブ代表になったぐらいなので,この先目にする機会も増えるかしら。

[B3]順天堂大学0-2富士通カワサキレッドスピリッツ(16-25, 23-25)

J) 17吉野 6石原 18荻原 15熊倉 16濱道 20坂口 L11松崎
F) 3田中 5横田 1中川 13杉本 10岡村 16新 L12芳賀
<めもらん>
Bチームで臨むと噂されていた順大は,ふたを開けてみればBというより4年生抜きの布陣。去年の明治大もそうでしたね。
順大も悪くはなかったように見えたけれど,富士通が良かった。とくに中川さんがこの日3試合通してめちゃめちゃ良かった。
富士通にとってはここが山かな,とは。なので第1セット取ったときには行けると思ったのだけれど第2セットはなかなかうまくゆかない。杉本にかえて岩井を入れたのもここかな。
終盤いよいよ順大が追いついてサイドアウトの繰り返しになったあたりで,暑くて酸素が足りなくて我慢できないからなんとかストレートで終わってくれなどと身勝手なことを言っていましたごめんなさい。いやほんと中川すごかった。スパイクが吉野だったか坂口だったかの顔を直撃したときに,着地した勢いでそのまま謝りに駆け寄って,そのあまりの早さに驚かれていた。

[B4]東京ヴェルディ2-1日本体育大学(25-21, 18-25, 25-18)

2Sスタメン
V) 24三浦 18大下 5中村 1飯塚 19木原 14田尻 L2浅岡/17早瀬
N) 1緒方 9伊澤 18宮原 31高梨 4橋本*3 21矢貫 L13山本
<めもらん>
Vチャレと大学の対戦は天皇杯BRの楽しみの一つ。昨季6位(だっけ?)のヴェルディ,例年は1部のチーム相手には厳しい戦いになるところだけれど,今の日体大がなー。
というわけでフルセットになった。
中村無双というか,トランジションアタックだとか二段トスだとかをとにかく中村が決めちゃうモードだったようにも思うのだけれども,それはそれで。

[B5]富士通カワサキレッドスピリッツ2-0東京ヴェルディ(25-20, 25-20)

F) 3田中 5横田 1中川 13杉本 10岡村 16新 L12芳賀
V) 24三浦 18大下 5中村 1飯塚 19木原 14田尻 L2浅岡/17早瀬
<めもらん>
試合終了後,アリーナのエンドからふたりでずっとこの試合を見ていた警視庁中道・中村が(正確には中道が)今大会での退団を表明した道木に近寄って抱え上げようとしていた,らしい。見逃した。
その後サポさんの前でヴェルディメンバーによる胴上げ,見守る富士通。そして,そのあと,両チームでなんとなく輪になった中央に出てきた岡ちゃん……締めようとして盛大に滑る。
今季のVチャレンジリーグも楽しみです。あ,中川さん,スパイク決めたあとで入り口の扉に語り合いに行ってた。なんだったんだ。

Dグループ:東海大学(ブロック推薦)


国士舘大学(東京都/大学/ブロック推薦)


警視庁フォートファイターズ(東京都/V・チャレンジ)


奔流道(神奈川県/クラブ/神奈川県代表)


つくばユナイテッド Sun GAIA茨城県/V・チャレンジ)


群馬バレーボールクラブ(群馬県/クラブ/群馬県代表)


東海大学(東京都/大学/ブロック推薦)

[C1]警視庁フォートファイターズ2-0奔流道(25-23, 25-22)

M) 12小川 4加藤 11富吉 13中村 20鈴木 25金丸 L8石川*4
H) 1土谷 2宮下 6龍元 19高橋正 12有馬 20白岩 L4飯田
<めもらん>
朝一番の衝撃。様々な算段が狂った。遠くてスタメンわかりづらくて控え損ねたまま,警視庁レセプションから試合が始まる。
んだけど,金丸さんその前のめりな姿勢は何。っていう。サーブが打たれた瞬間前に出る金丸。そしてセッティング。
衝撃の金丸セッター。中道どこ(ユニフォームは着ていた)。
その数ローテーション後,今度は中村が,あのエースの中村様が,セッティング。ツーセッター? でも対角じゃないよね?
頭のなかははてなマークだらけ。
身長191cmの金丸が身長190の鈴木雅にトスを上げている,ある意味ドリームな,Vチャレトップクラスの高身長コンビ(それなのにトスが低い)。
中村バックトスで金丸がライトから決めるとか,金丸ツーアタックとか。そう,対角じゃないから両方前衛っていうパターンがあってだな。
相手が混乱するかどうかは知らないが,自チームもたいがい混乱していた。特にふたりのうちどちらかがディグをあげたときの2本目,とか。

[C2]つくばユナイテッドSunGAIA2-0群馬VC(25-16, 25-17)

G) 8武田 6植木 12田村 4萩野 3津田 5鎌田 L10高橋
T) 19浜田 16柳川 3柴田 6瀧澤 25宮内 10五十嵐 L24白石
<めもらん>
さくさくと。サンガイアはしばきょIN,でしたが,コートが遠かったせいもあって,あんまり「しばきょ見たー」「しばきょだー」という感覚はなかったな(というかもう東レ時代の記憶がなくなっている)。

[C3]国士舘大学2-0警視庁フォートファイターズ(25-20, 25-11)

K) 6池田 2奈良岡(2s:4福島) 39石井 37工藤 17小島 1伊藤 L66野島
M) 12小川 4加藤 11富吉 13中村 20鈴木 25金丸 L8石川
<めもらん>
ぴーぽ,2セット目は半周ぐるっと。
コクシは池田がサイドに復活。
ぴーぽが公式戦で練習試合やってる(ように見える)のと,コクシが秋のリーグ中に比べて調子が良かった(ように見える)のとで,コクシがががーっといった。

[C4]つくばユナイテッドSunGAIA0-2東海大学(28-30, 19-25)

2Sスタメン
つくば) 19浜田 16柳川 3柴田 6瀧澤 25宮内 10五十嵐 L24白石
東海大) 13松林 19小野寺 5鈴木 9久原 1栗山 25龍 L18井上
<めもらん>
接戦。柳川,瀧澤あたりのサーブがえぐい。
しかし,一歩引いてみると東海大わりと強いのかも,とも。

[C5]国士舘大学0-2東海大学(23-25, 25-27)

コクシ) 6池田 2奈良岡 39石井 37工藤 17小島 1伊藤 L66野島
東海大) 13松林 19小野寺 5鈴木 9久原 1栗山 25龍 L18井上
<めもらん>
前週リーグ最終日で対戦したときは東海大があっさりストレート勝ちをおさめていたが,今日は接戦。東海大がどうこうではなくコクシ側の差か。知らんけど。
東京体育館で,それもぷれみあのチームの前で,コクシの応援団のパフォーマンスを披露したかった。東海大のことは好きだけそういう意味ではたいへん残念。めったにないチャンス(国士舘がBRに出たのもたぶん初めて)だったのに。どのセットも2点差だったので,なおさら惜しい。
東海大は現行の天皇杯が始まって以来9年連続ファイナル出場,かな。すごいな。ブロックラウンドを経由して(つまりぷれちゃれ移動したチームは除いて)ファイナル皆勤(セミがあったころはセミファイナル出場)しているチームってほかにあるだろうか。


終了は16時半,よりは少し早かったか。Aコートの進行がいちばん遅かったけれど,フルセット少なめで早め。

*1:2014に+埼玉アザレア,2015に+千葉ゼルバ

*2:見間違いかもしれない

*3:2sから。1sは津田

*4:メモは半周ずれているのだけれど,2試合目とかスタート時の金丸の位置から考えるとたぶんこう。