2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・11日目(最終日)


深谷ビッグタートル


年が改まってから書いている以下同文。適宜ついろぐから補完。


2016/17シーズンのVリーグオールスターの会場だった深谷。新宿から高崎線に1時間20分乗りっぱなし。乗り換え回数が少ない点では遠方会場のなかでは精神的に楽なほうだが,席を確保したい(できればクロスシートで)ので,700円ばかり奮発して,グリーン車に乗る。


駅舎は趣あるレンガ造りでとても素敵。しかし,駅から体育館までが遠いうえに,公共交通機関は本数も少ないコミュニティバスのみ。最終日にはつらい立地。


現実的にはタクシー相乗り一択。第1試合に間に合うように行くのは時間的にもしんどかったので,例によって遅刻。


このリーグ,全日程行った一方で,遅刻しない日がなかった。

慶應義塾0-3駒澤大(21-25 20-25 21-25)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 16加藤(22宮川) 17清水 18吉田 L3岩本/25永田


駒澤大:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L4宮崎/22山根


たぶん見ていない。入れ替え戦争い直接対決。ストレート勝ちの駒澤が3勝目をあげ,入れ替え戦回避。

日本大3-0東京学芸(25-19 25-23 25-22)


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山/11三角


学芸:23吉田 26荒木田(25村岡) 3須貝 28小野 17東 30森本 L18濱田


これもたぶん見てない。

順天堂1-3日体大(13-25 18-25 25-22 17-25)


日体大:13河東 20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 L23市川


順天堂:2関本 21タナカ 28岡本 5浅田(29松下) 9中村 19森垣 L31高橋


日体大は前週の敗戦で優勝の期待値が限りなく低くなっていたとはいえ,ストレート勝ちすればワンチャン(筑波○・早稲田●)だった。第3セットを落として可能性はなくなったが,第4セットは圧倒。


たしか今リーグからMBで出るようになった藤原が良かった。ムードメーカーだしサーブも良い。この日はサーブが絶好調で,サービスエースを何本も取っていた。サーブ賞を取るかと思ったぐらいだった。


高梨のサーブも好調。B票によると,日体大のサーブ得点12。藤原5,仲本3,高梨と西村が2ずつ。

東海大3-2国士舘(27-29 27-25 21-25 25-20 15-9)


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


東海大:15島田(21春藤) 2佐藤 19新井 12山崎(24井上) 27安部 1永露 L18外崎


入れ替え戦がかかった最終日の国士舘は強い。入れ替え戦回避能力は比較的あるほうで,逆に,入れ替え戦に出ると入れ替わるイメージ*1


上位の順位を左右する上位食いをすることも多い。こういう試合をもっと前からできればとか,もっとコンスタントに出せればと思うことが多い。専修ほどではないけど,ポテンシャルだけで試合をしているというか,出たとこ勝負というか。よく拾うのでけして雑とか大味とかではないのだが。


東海大的には3セット目を落として後が無くなっていたが,第4セット後半の国士舘に,悪い方の国士舘らしさが出てしまう。スパイクアウトが続き,第4セット最後も笠利のスパイクアウト


第5セットも取った東海大,この時点では第3試合中央-明治の結果待ちだったが最終着順5位となった。前季7位から2つ順位を上げた。


島田・山崎→春藤・井上の2枚替え,このころからやっていたのね。

早稲田3-1筑波大(25-17 25-12 23-25 25-17)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


早稲田:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


優勝決定戦。1敗の早稲田と2敗の筑波で,セット率の関係で勝った方が優勝,だったっけ(もう忘れた)。


しかしこの試合の筑波,まったくらしくなく,レセプションが不安定でピリッとしなかった。第3セットを取ってもつれるかと思ったが,第4セットは早稲田が締め,早稲田が単独1敗で優勝を決めた。

中央大3-2明治大(26-24 25-22 19-25 24-26 15-13)


中央大:9富田 18梅本 11牧山 17都築 12水野 6谷口 L1柳田/21土岐


明治大:11鎌田 14松田(12古川) 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


最後に残った試合。もともとこのカードは中大のほうが勝っている印象がある。


明治は,三輪を使えないとキツい。三輪を使えなくさせるのは,明治攻略法のひとつだと思う。5セットで5/12本,松田+古川(10/19)より少ない。


明治は第3セット以降S2(三輪後衛)スタートにしてて,打数が少ないのはそれも一因,というか,使えない(決まらない)のであえて後衛スタートにかえたのかな,と思ってみていた(ような気がする)。


第5セットはほぼサイドアウトで進んだが,12-13から中大が3連続得点で一気に。ただフルったのが響き,中大は6位になった。明治が4位。そんなに強かった感じはないのだが,7勝4敗の3チームの中ではもっともセット率が良かった。

終結


  1. 早稲田大学 10勝1敗
  2. 日本体育大学 9勝2敗
  3. 筑波大学 8勝3敗
  4. 明治大学 7勝4敗 1.647
  5. 東海大学 7勝4敗 1.368
  6. 中央大学 7勝4敗 1.263
  7. 順天堂大学 6勝5敗
  8. 日本大学 4勝7敗
  9. 駒澤大学 3勝8敗
  10. 東京学芸大学 2勝9敗 0.915
  11. 国士舘大学 2勝9敗 0.904
  12. 慶應義塾大学 1勝10敗

個人賞


  • ベストスコアラー:東海大19新井雄大281/国士舘1笠利真吾224
  • スパイク賞:明治大21三輪大将59.7/筑波大1樋口裕希59.6?
  • ブロック賞:筑波大1樋口裕希0.93/早稲田14村山豪0.79
  • サーブ賞:駒澤大13齋藤浩貴11.9/日体大16藤原奨太9.6
  • サーブレシーブ賞:日本大40水島健76.8/日本大15新山駿76.0
  • レシーブ賞:早稲田1藤中優斗
  • セッター賞:早稲田2小林光輝
  • リベロ賞:明治大1小川智大
  • 敢闘選手賞:日体大20西村信
  • 最優秀選手賞:早稲田1藤中優斗
  • 会長特別賞:早稲田14村山豪
  • 優勝監督賞:早稲田松井泰二
  • ベストオブサポート賞:筑波大学


2年生での敢闘賞は驚いた,し,ざわついた。個人賞の中に山口県出身者が3人(藤中,西村,三輪)。山口最強。

*1:後日談になるが,ほんとうに入れ替わってしまった。