天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド・1日目


東京体育館


11時試合開始。助かる。が,直前まで10時開始と勘違いしていたこともあり,5時半が体育館タイムリミットになる別用を入れてしまった。


当たってみなきゃ展開が読めない初日,結果たいへんもつれてA4はちらとも観られなかった。無念だが仕方ない。


キッチンカーが前回東京体育館に来たとき(Vプレミア開幕日)よりやや豪華。タイ料理のグリーンカレー&ガパオ盛り合わせいただきました。500円。


(すためんは追って補完→いちおうした)

A1 東亜大学2-3きんでんトリニティーブリッツ(25-27 20-25 30-28 25-19 8-15)


東亜大:1大宅 6大川内 4武田(2s-7原) 13古賀 3鳥飼 5穐吉 L14正近


きんでん:11毛利 1岡本 19黒木 17和治 7田端(1s途中-12新谷) 6塩 L3長濱


見ている自分が「勝ったら東レと」を意識しすぎた。きんでんのマイペースさに飲まれるのではないかとの悪い予感のほうが当たった。


セッターが悪かったと思う,って書くと良くないかなあ。でもほんとのことだよ今日に限っては。


東福岡っこを別にして東京体育館が初めてだったんじゃないかとか,きんでんの雰囲気もだけど大会の雰囲気にも戸惑ったんじゃないかとか,反省文はあるんだkど。きんでんに惑わされて第1セット落として焦ったのかね……


タイトルかかってる試合じゃないから楽しめば良いのにね,って,気楽に言うけど,やっているほうはさじ加減が難しいんだろう。

B1 トヨタ自動車サンホークス2-3中央大学(19-25 25-21 26-28 25-20 11-15)


トヨタ自:7東野 16吉岡 5森本 13松下 3浅川 12石黒 L22神代/20山下


中央大:5山下 25中野 3平田 12谷口 4武智 18水野 L9柳田/27土岐


東亜に輪をかけて中大がぱっとしなかった。どうしたよ。第1セットこそ,中大が中盤にぐいんと引き離してさすが中大,という展開になったのに,そのあとはとてもとても。


自動車の12番石黒,見たことない選手だし機動力あるしジャンサだし。星城出身の高卒1年目の由。


リベロは福島がそもそもいなくて山下・神代(くましろ)のスイッチ。そんで渕江兄じゃなくて吉岡で。若い。若返った。東野もそろそろ卒業かなあ淋しいなあ自動車見る機会あるかなあ,なんて思いながら見ていた。


自動車が勝ってもまったく不思議ではなかったが,ピンサ竹内のサーブで崩され,最後は武智のサーブで崩して,東野がオーバーネットを取られた。


中大は明日FC東京と。こう言ってはなんだが,やってみないとわからない感じの強い(そして中大が勝つ可能性も低くない)と目される注目カードなのだが,今日の中大の仕上がり具合ではそんなのんきなことは言えまい。


一昨年はサントリーに勝っている。平田のFC東京内定も発表されたことであり,OBが少ないチームでもあるのでご挨拶がわりに一発かましたい。

A2 愛媛クラブ0-3富士通カワサキレッドスピリッツ(11-25 19-25 19-25)


愛媛ク:35松川 16重松 12堀切 36萩山 3菅 11長本 L25久門・37佐伯


富士通:7加藤 1中川 11浅野 10岡村 16新 14岩井 L12芳賀


富士通のジャージが先週からデザインの新しいものにかわっていて,見慣れない。以前のジャージよりも赤の面積が増えて目立つ。ちょっと濃いめ。


第2セット途中から富士通のセッターが志波に。愛媛クラブとは国体愛媛代表としてここ何年か一緒にやっていたのでネットを挟んでの対戦は見ている側も楽しい。もっと早くから出してくれてもと思った。第3セットはスタートから。相手によく知られてもいるし,入ってすぐはひやひやすることも多いのだけれど,次第になんとかなっていた。


試合後の握手で,ふつうは正面の一人とだけだが,ほぼ全員と握手し,ベンチにも軽くご挨拶に行っていた。


記録席には内定っこ(除長谷山)が3人並んで座っている。ベンチ入り争いが激しくなる。がんばれ。


明日はパナソニックと。うひゃー。

B2 山形選抜0-3大分三好ヴァイセアドラー(12-25 17-25 17-25)


山形選抜:1木村隼 2佐藤 10笹原 4鈴木 3加藤 6齋藤 L8中川


大分三好:8石垣 18高山 14ヤカン 24米田 23藤田 2小松 L11辻口智


明治大91の卒業後,細々と観戦を続けていたけれども,東京方面の人が東京方面じゃなくなったことでいなくなり,北関東方面の人も北関東方面で姿を見かけなくなった。東北方面の二人のうちの一人。今年の夏は横手まで行ってきた。


東北クラブ雄,岡崎建設owlsをブロックラウンド決勝で破っての東北代表(枠1),師走のこの時期選手がどれだけ集まれるか不安だったが,夏に見た主力がは揃っていて胸をなで下ろした。


久しぶりにプレーを見られたのは嬉しかったが,隣も気になるしこちらも気になるし。


三好のセッターは小松。小松も大学時代は国体山形代表で一緒にやっていたので,粋な計らいに見えた。自分が先日見た試合は藤岡が上げていたが,今季は小松が上げる試合も多いと聞いた。


さすがに力の差がしんどい。三好はいわゆる「メンバー落とす」こともなく,第3セット途中で高山→林の東亜to東亜があったぐらいで,ヤカンもずっと出ていた。なので,佐藤がヤカンを止めたときは盛り上がった。


三好は明日はサントリーと。

A3 鎮西高等学校2-3近畿大学(22-25 22-25 25-21 29-27 11-15)


鎮西高:3鍬田 5谷 2小橋 4水町 1山田 8赤星 L12荒尾


近畿大:3谷口 19東野 2庄司(3s-6那須野) 13小林 14米澤 11川口 L20森/21吉田


鎮西は男子唯一の高校。九州は2枠なので,1枠が三好,もう1枠は高校の九州大会優勝チームが第1シード的な扱いになると聞いた。


好ゲーム。1・2セット目は,「やっぱり大学が強いのかね」なんて思っていたんだが,のせると楽しいし一気に良くなるのが高校チームだな,と思う。


3年で主将の鍬田が中心のチームと思うが,1年生の水町が目を引いた。さほど上背はなくややがっちりしているので,いわゆる鎮西体型ではない。レセプションに入っている。スパイクはパワーもあるが,冷静な巧さも見える。黄色のユニフォームは華がある。これは将来が,もっと言えば来月の春高が,楽しみだ。


近大は,全カレでなかなか落ち着いて見ることができないままだった。MBの起用はよくわからない。小林空がキャプテンマークをつけていた(パンフ上は山本。ただしリベロなのでいずれにしてもほかの誰かがつけたのではなかろうか。キャプテンマークは急造だったようであとではがれていた)。後衛からのスパイクはその名の通り空を飛んでいるようで気持ち良い。


しかしほんとにお空にしかトスが上がらなくてお空が打ち続けて。それでも高い決定率ではあったけれど,ブロック3枚ぜったいつくし,しんどかった。


第5セット途中で鍬田が脚を釣って一時離脱したりなんだり,いろいろあって,近大に軍配。


近大は明日はジェイテクトと。

B3 ヴォレアス北海道0-3筑波大学(21-15 21-25 15-25)


北海道;5家近 18倉内(3s-7関根) 19陳 16杉谷 3田城 6中村 L10白石


筑波大:17小澤 7樋口 4中根 2秦 13田城 1小池 L15高橋結/21山口


鼻息の荒い北のオオカミが東京体育館に乗り込んできた。ユニフォームがかっこいい。


古田は故障の由。音に聞く杉谷は得点ごとの喜び方がたしかにかわいらしかった。


田城兄弟対決。少ないマッチアップを狙う。当然狙う。


こちらのコートあまり見ていなかったので筑波大の出来はよくわからなかった。中大がゆるゆるだったのに比べるとこちらは,いつもの筑波,というふうには見えた。インカレのあとで上げていくのの難しさを感じつつも,明日の堺戦には期待したい。

A4 大同特殊鋼レッドスター1-3日本体育大学(25-20 15-25 21-25 19-25)


全くみられず。大同は日体大OB1年目の伊澤がスタメンでほぼ出ていたと聞き,観たかったなあ,などと。


日体大,明日はJTと。わお。JT相手に躍動する高梨を見たい。

B4 VC長野トライデンツ3-0天理大学(25-21 25-15 25-17)


VC長野:24長田 7栗木 8田中 4小林 6峯村 16森崎 L12山本


天理大:8天野 7久松 6吉識 2前田 4難波 11前川 L16森藤/28渡辺


こちらもほぼみられず。全日本インカレで東亜大とフルセットだった天理,おぼろげな記憶しか無い。


VC長野はこれが今季初見,昨季もほとんど見ていなかったので,背番号7が片桐だと勘違いして「セッター2人?」ってなった。


セッターは長田。もと三好の田中が森崎の対角に入り,あとは,「いつめん」な感じ。そりゃチャレンジでは強いだろうな,とは。


明日は豊田合成と。中部地方っぽい対戦。