2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・4日目


キッコーマンアリーナ(流山総合体育館)

順天堂3-0東京学芸(25-21 31-29 25-19)


学芸:23吉田 26荒木田 3須貝(28小野) 1杉山 25村岡 30森本 L18濱田


順天堂:23小野 2関本 21タナカ 28岡本 29松下 9中村 L31高橋


審判のジャッジであれていた風。

中央大3-1東海大(26-24 25-18 18-25 25-23)


中央:17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 25山岸 L1柳田


東海:15島田 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 1永露 L18外崎


んー。んー。んー。


なんの義理かわからないけれど東海大のことは今もそれなりに応援している。必ずしも好きなタイプのチームとは言い切れないし,選手にしても思い入れの強い代(ex.94生)はとっくにいなくなって入れ替わってしまった。でも,8位をひたひたしている現状はまったく望ましくなく,もっと勝ってほしいし上位にいるべきだと思うし(論理的な理由もなければ正当性もない),何より,楽しくやってほしいと思うの。あと,現状を監督のせいにされるとやはり良い気はしないので(監督のせいにされているのかどうかは知らないし,監督のことを監督として好きなわけでもないんだけど),そういう意味でも。


そうは言ってもそううまくいかないから今の位置にいるわけで,試合を見ながらブロックの惨状に目を覆っていた。流山のサイド側の席はコートに近くて(手前側のサイドラインが見えないぐらい),選手たちの声も聞こえるしネット際の迫力あるプレーが楽しめるんだけど,横から見ていても目を覆いたいブロックとはいったい。


何が悪いのかどうすればいいのか,どういうのが理想型なのかわからないので,えらそうなことは言えないけれど,モグラたたきなのでフロアディフェンスのしようがない感。ワンタッチ取れればそのあとの繋ぎはそんなに悪くないと思うんだけど,いや,でも,どうだろう。


前日の対順大のストレート負け覚悟からのフルセットに続き,今日もフルセットに持ち込めるのではないかと淡い期待も抱いたが,最後は都築に容赦なく叩き込まれた。


セッターは永露スタートの真子に交代。新井ちゃんがさっぱりで,OP春藤切符が切られた。春藤のプレーそのものがどうこうではなく,交代切符の切り方がだんだんアレな回路。


中大は今日はまっきーだったかな。うろおぼえ

早稲田3-1駒澤大(16-25 25-16 25-21 25-18)


駒澤:2丸山 11谷平 18山田 14橋本(19森田) 13齋藤 7遠藤 L4宮崎/22山根


早稲田:14村山 2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 L22北川


早稲田本日も1セット目を落とすの巻。しかし第2セットからびったり修正してきた。おもにブロック。がっつりつかれ,ワンタッチで切り替えされ。そしてサーブで徹底して執拗に谷平を狙う。そこなんだ,というのが意外というか新鮮というか。策が成功して崩してましたが。宇部商のせんぱい容赦ない。


橋本がマークされてしまって,第3セットだったか,藤中と鵜野がそれぞれ1枚で連続でばしっと止めたのを機に森田に交代。森田がライト的な位置づけで,齋藤がレセプションから外れる。もともと3枚でローテーションごとに入ってるかもしれない気のせいかもしれない筑波と混じってるかもしれない(筑波の3枚レシーブはローテーションごとなので)。

筑波大3-0慶應義塾(25-21 25-19 25-14)


慶應:23小出 17清水 8富澤 16加藤 19樫村 26谷 L3岩本


筑波:14坂下 11高橋瑞(4田城) 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 L12山口/9高橋結


筑波がストレート勝ちをおさめ,セット率で早稲田を上回って首位に立った。まだ4日目なので気が早いが。


この試合を見ていないのだが,慶應は,うーむ。

明治大3-0国士舘(34-32 25-17 25-20)


国士舘:20松川 33三渡 9川島 1笠利 18金子 15熊切 L2野島/17柳


明治大:11鎌田 12古川 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


いつまで続くのかと思った第1セット。最後はよく覚えていない。第2セットと第3セットは明治のペースだったか。


川島にかわって入った61日高がでかい。めっちゃでかい。が,189cmとある。のびたのか誤植なのか,国士舘が小柄な選手が多いので相対的に大きく見えるのか。たぶん最後だな。

日体大3-1日本大(15-25 25-19 25-17 25-23)


日体大:13河東 11仲本 16藤原 1高梨 20西村 9西 L23市川


日本大:41高橋 27谷越 9高 45下田 40水島 10松村 L15新山


日体大,春の下位相手に失セットが多く,ひとつひとつの試合を見ると課題が多いもののなんだかんだ全勝キープ。東日本インカレも4位なので,*1全カレシードポイントという点では抜かりなく。

*1:追記:東日本インカレの順位は全カレに加算されなかった由。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・3日目


キッコーマンアリーナ(流山総合体育館)


流山セントラルパーク駅の発展とともに歩む関東大学リーグ。改札の目の前にファミリーマートがオープンしたし,ロータリーの反対側にケーキ屋らしきものもできていた。


良い感じに遅刻して駅について改札を出たらたまたま某チームの1年生(1人だった)の後ろになり,着いて歩こうとがんばってみたが,歩幅の差がありすぎて,離される一方だった。そりゃそうだ。


運動公園はいつもはテニスコートや野球場から市民の声が賑やかに聞こえてくるのだが,がっつり雨降りの空模様で,静かだった。第2セットの終わり頃到着。学芸とコクシがそれぞれ第1セットを取り,第2セットは日体大と早稲田が大幅にリード,というところ。

日体大3-2東京学芸(23-25 25-20 22-25 25-16 15-12)


日体大:13河東(10道井) 11仲本(2津田) 26山本(16藤原) 1高梨 20西村 9西(7丸尾) L23市川


学芸:30森本 23吉田 26荒木田 3須貝 1杉山 25村岡 L18濱田


日体大,勝つには勝つのだが初日の対慶應フルセットと言い,なかなかの薄氷。自分がみたときはMBが藤原・丸尾になっていた。西は第5セットには戻っていた。あと,仲本にかわって途中から津田。選手交代が忙しない。


藤原は高校時代MBだったと聞いていたが,大学に入って去年はサイドをやっていた。けっきょくMBに戻ったのかな。明るいというか華やかというか。コートに良い雰囲気を作っていた。試合後吉田と握手握手。


学芸は,東の姿がなく,MBに荒木田(1年生)。サービスエースも取っていた。左打ちで打つ気まんまんでしっかり助走を取ってしっかり腕を振っているところが好印象。かわいいし。


しかし,それなりにちゃんと仕事をしていたスパイクに比べてブロックのほうはあまりにあまりで(かわいいんだけど),おもむろにパンフを開いたらポジション「サイド」と書いてあった。なるほど。がんばれ。

早稲田3-1国士舘(19-25 25-15 25-12 25-20)


早稲田:2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 L22北川


国士舘:33三渡(34齋藤) 9川島 1笠利 18金子 15熊切 20松川 L2野島/17柳


自分がみていた限りでは第1セットがどうしてそうなったのかわからない圧倒的早稲田であった。翌日の対駒澤戦も第1セットを落としたので,立ち上がりが悪いのか,リーグ序盤なのでアナリストのおしごとが効いてくるのが第2セットからになるのか。謎。

筑波大3-1駒澤大(25-21 22-25 25-23 25-16)


筑波:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


駒澤:11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 2丸山 L4宮崎/22山根


2連勝していた駒澤だったが,さすがにこのへんは勝たせてくれないなーと。1週目はブロックが良い印象を受けたのだが,筑波のように横幅も奥行きもどこからでも誰かが打ってくるチームにはブロックが分断されてしまった。最初は堪えていたが,徐々に釣られるようになり,最後はぼろぼろ。がんばろう……。


丸山や遠藤のフローターサーブが効いている。

中央大3-1慶應義塾(23-25 25-18 28-26 25-20)


中央:17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 25山岸(11牧山) L1柳田/21土岐


慶應:23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 26谷 L3岩本


慶應セッターは谷くん。


中大は山岸スタート,第3セットの途中から牧山が入った。春はまっきーご乱心で山岸,というパターンが多かったが,……なかなかここは悩ましいのかな,と思いながら。かわって入った牧山がけっこうよかったかなーという印象。

明治大3-0日本大(25-20 25-22 25-16)


日大:41高橋 27谷越 9高 45下田 40水島 10松村 L15新山


明治:11鎌田 12古川 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川/27鳴尾


前週明スポに不在をばらされていた松田が不在(介護実習の由),MBには春にもスタメンで出ていた古川が入った。


たとえば小川だとか,たとえば鎌田だとか,外せないであろう選手はいるのだが,誰が出てもかわらない,とくにMBは,と思ったりする明治ちゃん。もちろんいい意味で。古川もがっつり打(たされてい)たし,がっつり止めてもいたようす。


筑波-駒澤から順大-東海にハシゴしたので,この試合は遠目にちらちらみる程度。点差のわりに面白そうにみえる(贔屓筋も多いし)のでぐぎぎぎぎぎぎ。

順天堂3-2東海大(25-20 27-25 21-25 22-25 15-12)


順天堂:23小野 2関本 21タナカ 28岡本 29松下 9中村 L31高橋


東海大:34内山(15島田) 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 20真子(1永露) L18外崎


そんなわけで,最初は,明治−日大のほうが面白そうだなー席移動しようかなーという立ち上がりだったが,第2セットから俄然接戦になり,3・4は東海大が勢いに乗って取ってフルセット。


真子スタートの永露へシフト。交代機がもうちょっと早くてもよかったのでは,と思ったのは内緒。セッター事情が,ここのチームも,またなかなか悩ましい様子。しかし,内山にかえて島田,とか,島田・山崎に2枚替えで春藤・井上とか,なんとか総力戦で1点を取りに,勝ちに行こうとするなりふり構わない(泥臭い)感じは悪くなかった。


ほぼサイドアウトで進んだ最終セット,順大ブレイクで13-11となってからの14点目,山崎の時間差パイプを1枚で止めた中村が見事。


そうそう,浅田にかわって(ポジションは関本が2で松下が5)入った松下,元気なちびっ子っぽい感じがいい感じ。習志野の1年とのことなので飯塚印か。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・2日目


駒沢オリンピック公園体育館


帰宅してぐんにょり


この日は公式サイトへの試合結果掲載まで少し時間があり,さてどうしたものかと思っていたが,さほど時間を置かずして掲載されていた模様。B帳票ほんとにありがたい。どんぶりめしが食べられる。時間泥棒。

中央大0-3駒澤大(18-25 21-25 23-25)


駒澤:2丸山 11谷平 23谷崎 14橋本 13齋藤 7遠藤 L4宮崎/22山根


中央:25山岸 19中野(17都築) 12水野 6谷口 9富田 18梅本 L1柳田


中大がおかしい。入りが悪い。「朝イチの試合だからってさすがにそろそろ起きないと負けちゃうよ?」と言っているうちに,ほんとうに試合が終わってしまった。


前日悪くなかった中野もいまひとつ,で,第3セットから帰国直後の都築を出したが,時既に遅し。


駒澤はこの日スタメンの谷崎がとても生き生きしていて元気でかわいかった(これを書いているのが翌週で,初日および次週出ていた山田も元気でかわいいので,どちらがいいと言えないのが悩ましいところ)


中大のサーブがさっぱり入らなかった。今秋の駒澤は春までOPで出ていた齋藤をレフトに入れており,OPの橋本がレセプションから外れるかたち。レセプションが少々不安な攻撃重視っぽい布陣なので,ミス上等入ればエースでがんがん攻めるのではなくもう少しコントロール(相手のコートに入れる)を重視しても崩せそうに見えたのだがどうだろう。知らんけど。自分は,「入れとけサーブは利敵行為」派ではあるが,あまりにスパイクサーブに振りきるのも,精度を伴わなければ考え物である。みすみす相手に点をやり,みすみす自分たちの流れを切り,としか思えなかった。


と,ここまで書いてから帳票を見るとサーブ失点数は駒澤のほうが1つ多いので観戦時の印象なんて出鱈目だなあ(とはいえ,打数が11違うので失点率は中央大のほうが高いことにはかわりない)。

筑波大3-1国士舘(25-19 29-31 25-18 25-23)


筑波:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


国士舘:33三渡(34齋藤) 9川島 1笠利 18金子 15熊切 20松川 L2野島/17柳

早稲田3-1日本大(25-23 24-26 25-16 25-17)


早稲田:2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 L22北川


日大:41高橋 27谷越 9高 45下田 40水島 10松村 L15新山

明治大3-1東京学芸(25-21 24-26 25-23 25-17)


学芸:30森本 23吉田 17東 3須貝 1杉山 25村岡 L18濱田


明治:11鎌田 14松田 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


明治は,前日の対東海大戦に比べて池田の調子がいまひとつ上がらない。サーブも入っていなかったのでトス云々よりも本人の調子が良くなかった印象。第2セットは池田チョイスを減らしてほかのアタッカーでなんとかしようとしていたように見えた。それをデュースの末結局落としセットカウント1-1で迎えた第3セットの序盤,池田のスパイク本数を増やし始めた。


当然なかなか決まらなくてじわじわと学芸がリードしていくのだが,少なくとも観ていて焦りは覚えなかった。むしろ,試合の最後を見据えたときに,明治が勝ちそうだな,と。失敗したら負けるけども。


第3セット序盤であえて堪えたおかげで,最終的には前日の絶好調(ふう)までは戻らないなりにラリーの最後を託せたし,「池田あるよ」と「池田ないよ」ではほかの選手にかかるブロックの負担がぜんぜん違う。


常日頃,明治はセッターがよければもっと上に行けるとか平気で言っちゃうけど,実のところ上林のことはわりと(ネタじゃなくてまじめに)好きで,アタッカーの選択の仕方が好きで,それが場当たり的ではないように見えるのもいい。たまに打ちに行っちゃう(第4セットの22点目は三輪が上林に上げた・笑)しブロックもうまいから一見「トス以外」系に見えるけれど,その実献身的なセッターマインドの持ち主だと,勝手に思っている。贔屓目なので盛りました。


で,その上林のブロックが決まって17-17で追いついて,逆転で第3セットを取った。


もうひとつ,これは明スポの記事の試合後の選手インタビューで小川も触れていたけれど,ブロックのポジションをかえて,外側(ストレート側)にMBをあてていた。この日の須貝は(とくに前半)良いところで決めていて,エース対決という視点では須貝に軍配が上がっていたふうにみえたが,途中からストレートコースを三輪が締め,これが後半じわじわと効いていた。


小川の掌で踊らされるわたし。

日体大3-0東海大(25-23 25-19 25-21)


日体大:13河東 11仲本 26山本 1高梨 20西村 9西 L23市川


東海大:34内山 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 20真子 L18外崎


ええまああっさり風味。

順天堂3-1慶應義塾(23-25 29-27 25-21 25-21)


慶應:18吉田 23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 L3岩本


順天堂:23小野 5浅田 21タナカ 28岡本 2関本 9中村 L31高橋


試合中に,ブロックジャンプの着地がアタッカーの上にのったのか,吉田が負傷。第3試合の最後でほかのチームもあらかた引き払っていて,大丈夫かしらとざわざわ。試合後に車椅子で移動していて,すごく心配(翌週はベンチ入りしていない)


試合はなかなかの接戦。順大は初戦で駒澤に敗れたが2日目に白星が出てまずは安堵というところか。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・1日目


駒沢オリンピック公園体育館


大学リーグで駒澤体育館に行くのは初めて。土足可,席数も多く公園内に売店もあり,なかなか快適。駅から15分ぐらい歩くのがやや難だが(渋谷からバスもあるが時間が読みづらい)ほぼ公園内なのでさほど気にならない。ジョギング,サイクリング,犬の散歩,子どもの遊びなど人々が思い思いに公園で過ごしている様子が心地良い。


このところ続く西日本豪雨,関西を中心とした台風被害,北海道胆振東部地震による全道に及ぶ被害にしんどい気持ちになる。全国から集まっている選手の中にはそれどころじゃない向きもあるだろう。関東は予定通り恙なく開催されたが,他学連の無事を祈る日々である。


先週まで行われていたアジア競技大会ジャカルタから帰国したばかりのメンバーも,それぞれのチームに合流していた。試合に出たのは小澤(フル出場)のみ,永露と都築はベンチ入りも出場なし,堀江はベンチアウト(スタッフで入っていたのでアウトではないか)。という感じ。

明治大2-3東海大(25-23 25-22 23-25 23-25 14-16)


東海:20真子 34内山(21春藤) 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 L18外崎


明治:11鎌田 14松田 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


春の6位対7位,面白い接戦になった。


東海大は明治に対して相性が悪い印象があるのだが逆転勝利。途中からMBに米村を,サイドに(主に前衛で)春藤を入れる。米村は交代で入ってすぐにブロックを決め,サーブも良くなかなかの好印象。天皇杯神奈川予選でプレーを観て見た目とのギャップに驚いていた春藤は,近くで見ていた人曰く「レセプションができない」のだそうだが,攻撃が通っていなかったほうに手を打って結果正解だったのか。最後は後衛でも内山に戻さずに春藤を残していた。


東海大が勝ったとは言え内容面では押されており,勝ったのは幸運(明治が最後の最後でミスを連発した)によるものと思うので,この交代策が奏功したのか翌日も通用するのかはよくわからん。


B票を観ていると,アタッカーのスパイク配分の違いが面白い。東海大は新井の猛打賞。フルセットだったこともあり,12チーム中で打数は断トツの60本。明治は池田の打数は当然多いが,やはり三輪の打数の多さが際立つ。Aパスでなくても三輪に打たせる。三輪ほどではないが松田の打数も少なくない。無理に打たせてもどうにかしてしまう2人も器用なのだが,無理にでもMBを使っていると,東海大のブロックはコートの真ん中に釘打ちされてしまう。それが大きい。後半上林のトスが不安定になってきてサイド主体になっていたのに,それでもまだ真ん中に釘打ちされていた。枚数が揃わない。


チームとして,東海大がサーブとブロックがそーでもない,というのがちょうど明治の弱点を突けないんだろーなーと思いながら見ていた。逆に明治はチームとしてのブロック(含めたディフェンス)は強い。今日の新井は好調で新井を止めた感じは全くなかったが,逆に言えば,新井(と山崎)以外の得点が難しそうではあった。ただ,真子はビハインド寄りの接戦の展開でも落ち着いてていねいにと心がけているように見えて,そこが良かったかなーと思う。


明治は,フローターのコントロールサーブで東海大のレセプションを崩し,自由自在な攻撃でうぇいうぇい言いながら試合を進めていたのだけれど,第3セットを取れなかったところで緊張の少し糸が緩んだようには見えた。がっかりしたのが出ちゃったというか。それでも第4セットを大差で落とすようなことはなかったが要所要所で,あとちょっと,が。


その詰めの甘さが最後に出た。第5セット,14-11からひっくり返された。たった1本のサイドアウトが,取れないときは取れない。


ところでこの試合,サーブレシーブでキャッチボールの反則を2度取られた。主審は(聞くところによると)ファウルを厳しく取るほうではないそうだが,選手やチームも文句を言ってはいなかったので,ファウルと認めているのだろう。ルールが変わったのかとも思ったがそのあとの試合ではそんな様子もなく,ただ,そういえばそういう話が出ていたような気もするようなしないような(気のせい),そもそも(ルールブックは見ていないが)ファーストタッチでは「取らない」というルールではなかったような気もするので,そんなものだろうか。取られた鎌田は明治レセプションの要で(B帳票によると5セットで59本の受数),彼がしっかり返しているからこそ明治の多彩な攻撃を使えているわけで,贔屓としては審判に「がっつり持っていたようには見えないのにファウル取ります?」と言いたくなったものだった。

日体大3-2慶應義塾(17-25 23-25 26-24 25-12 20-18)


日体:10道井 11仲本 26山本(7丸尾) 1高梨 20西村 9西 L23市川


慶應:18吉田 23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 L3岩本


あまり観ていないのだが,こちらも日体大が2セットダウンからの逆転勝ち。まあ,そうなる,かな,という。第3セットと第5セットを見えると,慶應はこの1勝を取れなかったのはたいへんもったいないことである。


日体大はちょこちょこ選手交代をしていて,帳票を見るに交代で入った丸尾が良い仕事をした様子であった。

中央大3-1国士舘(19-25 25-21 25-23 25-19)


中央:19中野 12水野 6谷口 9富田 18梅本 11牧山 L1柳田/21土岐


コクシ:33三渡 9川島 1笠利 18金子 15熊切 20松川 L2野島/17柳


国士舘がぶいぶい言わせて第1セットを取ったあと,「コクシは第1セットは取るんだけどね」の予言が的中。


笠利って,パワフルだけど闇雲ではなくて,そこが(良い意味で)コクシっぽくないなーと思って見ていたのだが,やはりトータルするとコクシはコクシだった。嗚呼……


中大は牧山ご乱心だったのかどこか調子が悪かったのか,すぱっと山岸にかえて,山岸ががんばった。山岸は坊主が似合わない。梅本はもともと短いので坊主でも違和感なく似合っていたが。そういう問題ではない。なにをやらかした。

順天堂2-3駒澤大(25-19 17-25 20-25 25-21 12-15)


駒澤:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L4宮崎/22山根


順天堂:23小野 5浅田 21タナカ 28岡本 2関本 9中村 L31高橋


コマが勝ったどーーー。セットごとに差がきっぱりしていて,交代でセット取っていって,最後は第1セットを取った方。


少々ならず驚いたのだが,順大が順大らしくなくブロックがよろしくなく。


駒澤は橋本OPで齋藤谷平のレフト対角だった。前からこうだったっけ。春は森田谷平だったし齋藤はOPだったな。攻めてるなー。

筑波大3-0日本大(25-18 25-20 25-18)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


日本大:41高橋 27谷越 9高 45下田 40水島 10松村 L15新山


第3試合は春の上位2チーム対下位2チームなので,地力の差が出た感じではあり。筑波大の顔ぶれを見て改めて先々週の国体予選はどうしてああなった,と思うなど(今日のメンツで出ていたの,結人とそーまくんだけだったかね……山口くんも出てたかな)

早稲田3-0東京学芸(25-18 25-23 25-13)


早稲田:2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 L22北川/21吉田


学芸:30森本 23吉田 17東 3須貝 1杉山 25村岡 L18濱田


第2セットは中盤学芸が4点ぐらいリードしていたのだが,隣の第3セット小澤連続サーブを楽しんでいたところ,気づけば早稲田が逆転。


学芸は,内田もベンチにいたが森本が出ていた。うっちーにはスペキングの印象がつきすぎており,またどこかなにかやったのだろうかと勝手におもう。最後らへんでOPに入ってた2年の小松,豪快な左打ちだった。


今リーグも少なくとも前半しんどそうかな,とも感じたが,ただ,早稲田が圧倒的に強すぎるんで,逆に読めない。

国体関東ブロック予選(予定地)


ひたちなか市総合体育館


遠征民の朝は早い。仙台遠征よりも早い時間に家を出た。0653東京発の特急ひたち1号に乗る。


上野東京ラインが開通して上野まで行かずとも品川駅や東京駅から常磐線に乗れるようになったのは大変ありがたい。上野駅は慣れていないので乗り換えがわかりづらいし,常磐線特急のホームが遠かったので。


9時開始式10時試合開始だったのかな。意識高く8時15分ごろには勝田駅に着いていた。


茨城県開催。関東は開催県優位の組合せになることも多いのだが,近頃は完全抽選になったとも聞く。今回も,必ずしも茨城県に好都合のトーナメント表には見えなかった。


プログラム販売はあった(ありがたい)が部数が少なく,発売開始時刻もよくわからず,売り出して早々に売り切れ。販売があっただけでもありがたい,が。


メインに3コート,サブに1コート。成年女子が真ん中のコートとサブコート。


プログラム部数が少ないにもかかわらず,場内掲示ではコートごとの試合割りが分かりづらかったのが難。男子は3試合目と5試合目に少年の試合が入る。毎年のことではるものの,トーナメント表では成年少年どちらも「C2」のように書かれていたので,よくわからないったら。

成年男子出場チーム


神奈川県2-0群馬県(25-13 25-20)


昨季終わって選手スタッフの異動も大きい富士通。セッターは長谷山。志波は愛媛で出ているので,良かったね新人セッター2人いて,というかんじで。

千葉県2-0埼玉県(25-14 25-20)


埼玉は,県予選には出ていなかった浜田がセッター。助っ人で野口の姿を見られるのが嬉しい。そして豊田合成の黒澤。今年は合成もチームとしては出場していない。


千葉は,いつもの顔ぶれ。背番号が違うので分かりづらい(顔を覚えていない)。

神奈川県2-1千葉県(17-25 25-21 25-?)

栃木県0-2東京都(16-25 20-25)

茨城県2-0山梨県(25-15 25-?)

茨城県0-2東京都(25-27 16-25)


試合後に,胴上げのお察し事案。

代表決定戦:千葉県2-0茨城県(25−13 25-17)

結果(本戦出場)


  • 神奈川県
  • 東京都
  • 千葉県

*1:今年はFC東京は都予選にエントリしてない。

「なつやすみのにっき」2018


気が向いたらそれぞれの日付にわけるが,おそらく気が向かないのでまとめて。そもそも1か月以上放置していた。その間,9人制全日本実業団@仙台やビーチバレーの全日本選手権(「ビーチバレージャパン2018」だっけ)@鵠沼海岸を覗いたが,概ね本業で疲れ果てる日々が続いている。


例年夏休みはお盆時期を外して取り,夫と2人で国内(まれに国外)旅行をしている。今年はしない,わけではない(未定)が,所用でお盆に休みを取って帰省することになった。世間の人々の夏休みスタイルにのっかる形である。


きっかけは,春のはじめの某日。見損ねたままシーズンが終わりそうな桜を惜しんで近場の花見スポットで夜桜散歩をしていたら,実家から電話がかかってきた。曰く,小学校時代の同級生からクラス会をする旨の連絡が来たので,先方に連絡されたし。


かれこれ30年近くやりとりのない旧友におそるおそる電話をし,今回用のグループLINEに混ぜてもらってそこから話はトントン拍子。開催は遠方在住組が帰省するお盆という話で,当初はクラス会だけの日帰りも辞さない構えだったが,14日の夜開催で宿泊が必要となり,帰省に大阪開催の6人制クラブカップをくっつけて結局長期のがっつり休みにしてしまった。明日が怖い。

8/14火


ややゆっくりめの起床,のち荷造り身支度。新宿駅にて某氏と落ち合い,東京駅までの間に神宮のチケットを売りつける。11時過ぎの新幹線で岡山に向かい,岡山着が2時半。夫と合流。車を借りて郊外でお茶をし(桃のスイーツが食べたかったのだが,結局街のケーキ屋さんでごく普通にゴージャスなフルーツパフェを食べた)ぼちぼちクラス会まで送ってもらう。


クラス会。5年ぶり開催の由。前回は自分が消息不明になっていた(諦められていたのかもしれない)。今回は当時の恩師の定年退職を祝っての集まりで,出席率も高く,楽しかった。皆それぞれの人間関係のもとでそれぞれ生活を送っていて,おそらく日々いろいろあるのだろうが3時間足らずでそういう難しい話にもならないわけで,当時の思い出話だとか軽い近況報告だとかであっという間に過ぎていった。「お母さんに似てるね」と「変わらないね」が自分について言われた2大ヒットか。だいたい当時の保護者の年齢かそれ以上なので,当時の本人よりも保護者を思い出す方が近い説。とはいえ,面影があるのに年齢は重ねている,でもたしかに本人の顔である,という不思議な感覚だった。


何より,我々が小学校を卒業したあと,中学校を卒業し,高校を卒業し,進学したり就職したり結婚したり子どもがいたり,そのあいだずっと小学校の先生を続けて何百人何千人もの児童を送り出してきていた恩師に対し(そういう職業と言ってしまえばそれまでではあるが)改めて尊敬の念を抱いた。今回のメンバーにはいなかったが,これまで教え子が保護者になって再び現れるケースもあったそうだし,直接の教え子ではないながら,ニアミスをしたケースもあったらしい。


高校を卒業するまでの間,毎年のクラス担任や教科担任で多くの先生に教わってきた。その1人1人についてはほとんど記憶にないのが正直なところだが,今回の主賓の先生は印象が深く,自分の考えに与えた影響も大きい(ような気がしていて)勝手に恩師と思っている何人かの一人である。「今ならアウトだよね」なんて笑いながら,昭和と平成の境目の田舎の小学生のたくさんの思い出。

8/15水


活動的な1日。母方の叔母の家にちょろっと立ち寄りつつ,父の実家に墓参り。昨夏亡くなった父方の祖母の初盆。あいにく出払っていたので,父と夫と3人で墓参りだけして辞す。初盆にもかかわらず提灯も送ってない不良孫である。道中,長年放置されていた塩田跡地に広大な太陽光発電施設が設置されていて,なんとも壮観だった。


そのあと,母方の祖母が入所している特別養護老人ホームに顔を出す。昨年末に病気をし,少々からだが不自由になった。半年近く入院していたが,特養にうつったと聞いたのが帰省のちょっと前。昼時でもあり,誕生日おめでとうと伝えて早々に退散。


それから小一時間かけて(!)スタバに行く。途中で昼ご飯にカレーを食べたりなんだりしていて時間が押し気味。着いてからは,どうしてもやらねばならぬ本業方面の用件に着手し,がっつり夜まで。疲れた。帰宅後,祖母の妹の形見分けを確認したり,小中高の卒業アルバムを見たり。

8/16木


夜に送り火を焚くまでは大丈夫,という謎理論によって,母方の(つまり自分が住んでいたほうの)家の墓参りに行く。夫がうちの墓参りは初めてというので,少々驚いた。たしかに年末年始の帰省では墓参りはしない。お彼岸やお盆に帰省していないので機会がなかった。考えてみれば,自分も夫の実家方面の墓参りをしたことがない。


それから祖母を訪ねて少しまったりし,(中略),車を返して遅い昼ご飯を軽く食べて,京都まで移動。五山の送り火を見る。


送り火のときに京都にいることがほとんどない。住んでいたときもこの時期は実家に帰っていた。就職した最初の年に(夏休みをお盆に取ったので)見たかもしれない。当時夫が住んでいた丸太町方面の寮の屋上で。それ以来の2度目,ということはないと思うのだけれど(すごく混雑した百万遍界隈にいた記憶がかすかにある),せいぜい3度目か4度目か。


北大路の加茂川の橋のところが人もさほど多くなく大文字が綺麗に見えるというので,行ってみた。地下鉄北大路駅から徒歩5分ほどでアクセスも楽。河川敷からなので,視界も良好。大文字の点灯を見た後,加茂川を少し遡って,妙(ちょこっとだけ)と舟形(下のほうが切れるもののまあまあ見えた)を見て,駅に戻る。もどりがけ,北大路の先に左大文字も少し見えた。高いところでもなくこれだけ見られれば上々。


三条のフレンチバル(?)で晩ごはん。カジュアルでリーズナブルでおいしいお店だった。

8/17金〜19日


17日の休みを安易に取ったために休み前にばたばたしていた説は否定できないが,6人制全日本クラブ選手権である。4年前の袋井(エコパ)が最初で,大阪,仙台と3年続けて行った。一昨年猛暑の仙台で心が折れて「もういいや」と思い,去年はパスし(たことを今の今まで忘れて仙台が去年と勘違いしていた。道理で去年の出場チームや結果が自分の記憶と繋がらないわけだ)たが,結局今年も行ってしまった。土日にはその他各種大会が重なっていたのでハシゴプランもあったが,3日間大阪ステイ。


初日10:45(港SCは11:00)開始から第6試合の途中までほぼフルで見て,2日目は9:30開始で第7試合の終わりまで8時間半滞在。最終日までいたのは初めてかね。前回大阪も見たかね。最終日は前日の疲労がたたって朝9時半からの準々決勝にはとうてい起きられず,準決勝すら間に合わず,決勝戦だけ見た。広い中央体育館に2チームだけ,ほかのチームも撤収済みで,3日間の祭りをおもい,しんみりとする静けさだった。


再来年国体開催の鹿児島のちぇりぶろが優勝。準優勝が今年国体開催の福井クラブ。福井クラブは去年も準優勝。ここ数年,和歌山クラブにしろ愛媛クラブにしろ,国体開催が近づいているチームが強くて,まあ,当然ではあるが,当然ではあるが……という気持ちになる。去年優勝した岡崎建設はつねに強いイメージがあるが,あれも岩手国体効果も大きかったのかもしれない(今年の東北総体は宮城(仙台大単独)に破れて2位の由。それでも強いけども)


閉会式ではクラブバレーボール連盟副会長の挨拶で,クラブスポーツを盛り上げてね(超意訳)とのお言葉あり。


休みの都合がつかずに来られない選手が少なくないとか,国体予選と重なったらそちらを優先せざるをえないとか,いろいろと選手繰りも大変で,ポジションだってスペシャリストを揃えることは難しい。強いチームもあればうまくいかないチームもあり,試合そのものだけでなく(もしくはそれ以上に)前後の宴会が重要な気配も感じる。彼らはべつに世界や日本のバレーボール界をどうこうしようとかの崇高な理念によって滅私奉公しているわけではなく(もちろん崇高な理念で活動している人もいるだろうけれど),会場確保から選手,用具,移動手段,諸々あれこれ大変でお金も時間もかかるけれど「好きだから」でがんばっている。彼らの「好きだから」が前面に出ているプレーヤーズイベントにただの観客なんてよそものもいいところだけど,観客の皆さん最後まで応援ありがとうございました,と件の挨拶で触れてもらえるとすごく嬉しく意気に感じるのだからちょろいものである。


Uターンラッシュで混雑する新大阪駅を抜けて,帰京。夏休みのUターンは分散するので,GWの混み具合を考えると同じくらいか少しマシか。しかし移動やら観戦やらで疲れて,3時間ぐらいぼーっとしていた。荷物も片付いていないし洗濯物が山と積まれている。


さて,仕事に戻れるだろうかね。

第32回ビーチバレージャパン(全日本選手権)


鵠沼海岸


8/10から3日間の日程で予定されていたが,台風接近に伴い10日の試合は中止,予定を変更して11日と12日の2日間で全日程を消化することとなった。


極めて個人的な事情で赴いたので,動機には突っ込まないでいただきたい。


ビーチの大会のわかりにくさがこれでもかと発揮されていて,難儀なことこのうえなかった。9日の時点でJVAのサイトに掲載されていた中身まっしろけの予選プール表に第1試合開始8時半と書かれていたので,鵠沼海岸駅に8時過ぎに着く電車に乗ったわけですよ。仙台遠征よりも早かったわよ。5時台に家を出たわよ。


ビーチ常設コートがあり名前はよく聞くくげぬま,行くのは初めて。小田急鵠沼海岸駅から海浜公園までは徒歩10分程度,商店街を抜けて行く道はわかりやすいし(一件コンビニもある。しこたま買い込んだ),最後に横断する広い道路は地下通路があって安全。公園についてからはちょっとわかりにくかったが,前をゆくそれらしい人に着いて歩いた。


防波堤を越えた先に広がる相模湾。朝8時すぎというのに沖にはサーファーが犇めいている。江ノ島,青い空,打ち寄せる高い波に乗るサーファー。絵に描いたような湘南の風景のあまりのアウェイ感に裸足で逃げ出したくなる。砂が黒いので裸足で歩くとけっこうガチで熱かった。やけどはしないけど「あちちちちっ」てなるぞ。


着いたところで雰囲気はまだ設営中。シーティングも出ていない。大会本部らしいテントの人に聞いてもわからんと言われる。8時半ごろになってようやく,DJのアナウンスが入り,8時50分ぐらいから開会式の9時試合開始と案内され,予選プールは28点1セットマッチだよ,云々。開会式といっても選手は集合せず,メインコートで,役員だけで行われていた。


場内に掲示してある大きなボードにシーティングが書かれたのは,試合開始よりかなりあとだったと思う。予選プールは4ペア1グループで,最初の試合の勝った方同士と負けた方同士が戦うんだったのかな。仕組みもわからない。同時進行の試合数がとんでもない数なので掲示板への記入も追いつかず,目当ての1試合目が終わったら本部に行って次のコートと試合順を尋ねる。タフでないと生きていけないシステム。


何キロも続いていそうな砂浜部分と防波堤の歩道との段差が全部階段になっていて,そこに適当に腰掛けて観るスタイル。ただし,コートは8面ぐらいあって海側のコートはコート脇の砂浜で立見。海べりまで歩いてって立ち見する根性はなかったので,専ら陸側のコートを観ていた。最上段なら日傘をさしていても差し支えないし,背後にサーファーズビレッジの大きめな施設があるので,休憩や水分補給に困らないのもありがたい。足も洗える。立地は最強である。


とはいえ,暑いわひっきりなしに日焼け止めを塗っても射すように痛いわと,案の定引きこもり中年にはろくでもない環境だったが,適度に風があるぶん暑い屋内会場よりは断然快適だったし,湘南の風景はすごく気持ち良かった。だからこれっぽっちも後悔はしていないし,細かな不平不満はさておき,おおむね満足して堪能した。


何より,ビーチの選手はめちゃめちゃかっこよかった。


去年と今年お台場で行われたVリーグ男子のビーチバレーイベント,自分は2年とも暑い屋外環境を敬遠して端から検討もしなかったのだが,ひょんなことで数年ぶりにビーチバレーを観てみたら,これはぜひ続けるべきであると,当該イベントには行ってないのに強く思った。


いや,だって,かっこええもの。肩,二の腕,肩甲骨。良い感じの筋肉にまみれる砂と光る汗。すごくセクシーで色っぽいんだけど,健康的で爽やか。ポジティブなエロというかなんというか,陰湿さがない。つねづね自分が選手に向ける視線に性的な消費が含まれていることを後ろめたく感じているんだけど,太陽と海と砂の前だと,まーいっかかっこいいんだししかたないよね,という気持ちになる。なっていいかは別だが(良くない),やらしくない気がする。なんとなくだけど。


だから,ふだんのユニフォームでは肩も肩甲骨も見えないインドア選手のタンクトップ姿はけっこうなファンサービスだと思う。オフシーズンのファンサービスイベント,もちろん,おしゃべりや写真撮影も楽しいけれど,いちばん観たいのはプレーをしている姿,それも選手自身がプレーを楽しんでいる姿だとわたしは思う。男子はやらなくなってしまった「サマーリーグ」をちゃんと復活してほしい気持ちもあるが難しいだろう事情はわかる。そっちの方向は今の「サマーキャンプ」がカテゴリ混在のまま改良されていくほうがいいな,という願望もある。


そうやって考えると,ビーチ最強じゃん。と。でも,もうちょっと参加人数増やしてくれるとなお嬉しいよね。1チーム2人だけだと推しが出ない率のほうが高いものね。来年もやるなら行きたいなあ。やってほしいなあ。


と,そんなことを考えながら朝の9時から昼過ぎまで観て,体力的にしんどくなったところで,午後から富士通が明治大と練習試合をすると聞いたので,決勝トーナメントに入ったあたりで撤収した。朝はまばらだった観客も増えていた。決勝トーナメントになると推薦枠出場の選手が出てくるのでそれはそれで観たかったが,おそらく体力の限界。練習試合を観て帰宅してからぶっ倒れてたし翌日曜日もまったく使い物にならなかった。


借景も楽しめたし選手のフィジカルな魅力も堪能したし,試合そのものも楽しかった。28点1セットであちこちでわちゃわちゃ試合をやっていて落ち着かない感じは否めないが,予選プールでも有名どころも出ていた(福井代表の土屋/道木ペアだとか)。如何せん気づきづらいのが難。観ていて,おお,と思ったのは以前堺bzにいた島田桃太で,これは楽しかった。


予選で引き上げたために強いところ同士の対戦は観られなかったので,またほかの大会も観てみたい。しかしハードルは途方もなく高い。

9人制全日本実業団(本文ほぼなし)


仙台市泉体育館,仙台市青葉体育館


3日間開催のことの大会,宿泊が億劫だったので初日のみの日帰りで行ってきた。5時台に起床し,6時台に家を出る。遠征民の朝は早い。JR東日本はえきねっとが使えるので,新幹線チケットの手配は(東海道新幹線に比べると)気楽である。(東海道新幹線も,ことしようやく,クレジットカード審査不要の「スマートEX」に入った)。


メイン会場の利府(セキスイハイムスーパーアリーナ)には足を踏み入れないまま,泉体育館から青葉体育館へのハシゴ。


泉体育館は地下鉄南北線の終点泉中央駅からさらにバス(30分に1本)というありがたくない立地。暑かった。大昔にVリーグを観にはるばるおとずれたのがここだったような気がするが,道中にも体育館にもこれっぽっちも記憶に引っかかってこなかったので違う会場だったかもしれない。


住友電工住友電工伊丹が揃ってここで第1試合だったので早起きして駅からタクシー使って駆けつけたのだが,着いたのが第1セットの給水タイムくらい,気持ちが落ち着かないまま,どちらもストレートで比較的あっさりと終わって,わざわざ行ったわりに観た気がしなかった。どちらも年度が替わって,顔ぶれも少々変わっていて,知らない顔も多数。サブ会場でプログラム販売もなかったので,むむむ,と思いながら見ていた。伊丹は園田がキャプテンマークをつけている。


住電も伊丹も知名度も人気もあるほうだろうが,場内に知り合いでも何でもない一般観客は自分1人だったと断言できる。30分に1本の電車にあわせ,試合が終わるか終わらないかのタイミングで離脱。帰りのバスの時間を気にしていたのも良くなかった。バス停まで(ものすごく暑い中)小走りで向かったが,幸いバスは数分遅れており,(ものすごく暑い)バス停で待つことしばし。仙台商業高校がちょうど通りを挟んで(倉庫などがある謎の空き地を越えた)向かいだったので,心の中で手を振る。


青葉体育館は地下鉄orJR仙山線北仙台駅から徒歩圏。空調もあり快適だった。この大会は半ば久しぶりの全国大会出場となった東京東信用金庫を観に行ったようなもので,東京のチームを観るために仙台に行っている自分がおかしかった。


9人制の中ではひっそりとゆるーく推しているサンデンは,佐藤貴秋の姿が見えず,奥中はパンフレットからも姿を消していた。往年の関東1部懐かしみ勢としてはちょっとさびしい。金子は出ていたが金子は名前もなかった。でも,きょねんぐらいから上げているセッターの延命もかわいいので,ゆる推し継続。


ほか,富士通明石とかいたかな。覚えてないな……


後日談になるが優勝は横河電機だった。準決勝で住友電工を破り,決勝戦で中部徳洲会病院を下した。9人制観戦歴の浅い自分にとって,中部徳洲会病院の牙城が崩れたのは驚きだった。それも,本格的に9人制に転向してからは日が浅いであろうメンバーを多く要する横河が,というのが自分にとってけっこうな衝撃。「バランスが良い」とはこの界隈に詳しい人の談で,今回会場が違ってちらとも観られなかったのは惜しいことだった。もっとも,東京のチームを(以下同文。


東京は,横河電機日本無線JT東京の3強が君臨してしのぎを削りそのあとにひがしんが続く構図か。3強のなかでも全国での成績をみると横河・JTが抜けているか。ひがしんにとっては全国大会へのハードルが高いが,今年は枠が増えて出られたようす。そういう意味でも横河優勝は東京の各チームにとってありがたい話だと思われる。枠の決め方しらないけど。


ひがしんにはここ数年関東1部でプレーしていた選手が多く入っていて,9人制に力を入れているっぽい。しかし,「良くも悪くも6人制ぽい」とか「よく言えばダイナミック」と評される。火力はあるが細かいプレーが苦手。いわゆる9人制らしい,ネットプレーだとかがあまり得手でない,という評価のようである。


じゃあ,セッターが樫原で,吉野と荻原が入って……な横河はどうして優勝するぐらい強いんよって思うのだが(彼らが細かくないと言いたいわけではない),たぶんもとから居るメンバーががっしり支えているんだろうなあ。そこがチームとしてのキャリアなんじゃろうな。お盆の関東実業団にも行かなかったので当面9人制を観る機会がなさそうなのだけれど,いずれ近いうちに。


慌ただしい日帰りだったけれど,仙台駅に戻ってひょうたん揚げを食べ,駅の中華料理展で,近頃のご当地グルメだそうなマーボー焼きそばを食べる。マーボー焼きそば,うまかった。おいしくないわけがない。


エスパルで闇雲に練り物を買い,新幹線に飛び乗って東京駅まで一休み。充実した1日になった。

「サマーキャンプ」(あるいは,バレーボールのある日常)


羽村市スポーツセンター(1日目・3日目)/亜細亜大学体育館,専修大学生田キャンパス体育館,駒澤大学玉川キャンパス体育館*1(2日目)


今年も7月3連休はサマーキャンプ。初日が東レ−埼玉交流戦と被っているのも去年と同じ。去年は初日は東レ-埼玉の交流戦に行ったけれど,今年は川越行ったことないし行き方良く分からないし暑そうだし,と腰が上がらなかった。行った人の様子や話をうかがうに,とても楽しそうだった。


それはさておき。


おそらく昨年に続いて2度目の本行事,参加チームも増え,初日と3日目は羽村市スポーツセンター1会場での開催と,規模が大きくなった。参加チームは以下の通り。1日だけ参加のチームもあるが,総数20を越える規模である。


VリーグFC東京*2富士通大同特殊鋼,警視庁*3,埼玉*4東京ヴェルディ*5,奈良*6,兵庫*7東京トヨペット*8


大学:日本大学亜細亜大学中央大学*9専修大学*10慶應義塾*11明治大学*12駒澤大学*13


その他:新潟国体,BREZZA


合同練習試合会の体で,主管団体があるわけではないが,羽村の体育館をおさえていたのは「日本バレーボールリーグ機構」だった。(体育館のホワイトボードによると)。


また,日ごとに個人賞(京王百貨店の紙袋に入った粗品っぽい)も出ていたようで,渡していたのが富士通の山本監督と警視庁の井上監督だったので,おそらくその2チームが幹事だったのだろう。この規模の運営はたいへんなことである。


しかしこれを見ている観客は,酔狂なことよな,と我がごとながら感じていた。練習見学には行かない派(派,というほどのことはない)が,試合形式のものは見て楽しい。たくさんの選手が見られるのも楽しい。たくさんのチームが見られるのも楽しい。


「観客」的視座としては改善してほしい点もあるが,これはそういう「見せる」ものではない。ゆえに,自分(たち)は観覧席で息をしているただの置物であって,「客」ではない。それを「客」にする施策が果たして参加各位にとって良いかどうかもわからない。


が,まあ,見ちゃったものは見ちゃったわけだし,この一連の催しそのものについて邪推含みで,思うところ少なくない。そのへんつらつら書こうかとも思ったが紙幅が足りないのでやめる。少なくとも140字では何も書けなかった。


自分にとっては楽しい催し(なのか?)であり,来年以降も続いてほしいと思っている,ことだけは声を大にして言いたい。


本稿を書くにあたって去年の記述を少し紐解いて,この会で見て気になった選手だとかなんだとかがあったことを思い出した。


今年は,1セットずつぐるぐる(去年も亜細亜はそうだったが)忙しなく,チーム数も多かったので,じっくり見る感じではなかったし,ひとつのチームを追っていたわけでもなかったために,各々のセットの意図だとかも掴めなかったのだけれども,それでも小さいながら,いくつかの収穫があった。


去年のこの大会でさんざんだったとおもったチームがそのあとのリーグでは結果を残したので,今日のところは何も言えない。


ただただ,猛暑日の貴重な3連休を,ひたすら,体育館の観覧席で練習試合を見て過ごす。酔狂だとは思うが,それがたのしい。


それぞれに良い夏の終わりや良い秋を迎えられますように。

*1:駒澤は非公開。

*2:3日ともの予定だったが3日目は前日にキャンセル。

*3:1・2日目のみ

*4:2・3日目のみ

*5:1・2日目のみ

*6:2・3日目のみ

*7:2日目のみ,かな

*8:2日目のみ

*9:1・2日目のみ

*10:1・2日目のみ

*11:2日目のみ

*12:2日目のみ

*13:2日目のみ

天皇杯神奈川県ラウンド


小田原アリーナ


女子(皇后杯)も同じ会場。メインアリーナで男女2コートずつの割り振り。


男子は東海大学が優勝し,関東ブロックラウンドの出場権を手に入れた。


女子は決勝が横浜国大クラブ対桐蔭横浜大になったところまでは把握したが,どっちが勝ったか遠目にわからないままだった。


得点板片側にしかなかったし。オペラグラス忘れて行ったし。撮影禁止だったのでカメラ(の望遠レンズ)もなかった。


それにつけてもこの日差しの強さ気温の高さ。冷房の効いた小田原アリーナ開催でほんとに良かった。前回神奈川県ラウンドを観に行ったときは弥栄高校の体育館が会場だった(少なくとも当時は例年弥栄だった)。ものすごく蒸し暑かった。今でも覚えているが,タイムアウトのときだったかセット間だったかに,食卓塩を直接口内に振り入れていた選手がいた。観覧スペースもキャットウォークしかなかったように記憶している。汗だくで手すりの金気の匂いがついて。


第1試合が9時半開始,以降追い込み。3セットマッチのノックアウト方式,というレギュレーション。


片道2時間以上かかるので第1試合に間に合わせるように起きるなんてどだい無理な話。12時ごろに着いた。男子Aコートはちょうど第2試合が終わったところ,男子Bコートが第2試合第1セット終盤,といった様子。


トーナメント結果の掲示もない(たぶん。気づいてないだけかもしれないが)ので,間に合っていない試合の結果は不明。そのうち,神奈川県バレーボール協会とJVAの大会特設サイトに載るでしょう。


当然メンバー表もないので,誰が誰だかもわからない。インハイを控えた高校組がどういう感じの布陣だったのかは気になるところ。やはり先月関東大会を観ておくべきだったか。

A1 慶應義塾高-神奈川工科大学


神奈川工大の勝ち上がり。塾高の監督を一目見たかった気持ちもあった。あとで聞いたところによると,神奈川工大はこのところぐいぐいと力を伸ばしていて,県内大学2番手と目されるそう。先月の神奈川県リーグでも2位だったのかな。


春リーグでは,産能大が2部10位。神奈川工大は3部A優勝で,桜美林との入れ替え戦に勝って秋は2部に上がるようだ。

B1 産業能率大学-神奈川教員クラブ


神奈川教員の勝ち上がり。

A2 東海大相模高-三菱横浜


東海大相模の勝ち上がり。


あとで聞いたところによると,東海大相模で89生の代の東海大OBがコーチ(?)をされてるそうで,そうと知っていれば一目見たかった。たぶん見てるけど気づいていない。

B2 曙 1-2 弥栄高校(25-23 24-26 14-25)


第1セットを曙が取り,弥栄がそのあと2セット連取で逆転勝ち。弥栄はどうやらツーセッター*1

A3 神奈川工科大学 1-2 東海大学(19-25 17-25)


神奈川工科*2:13*3 9安樂 5松下 1佐藤 3金丸 14井澤 L2岸田


東海大:34内山 2佐藤 19新井(1永露) 12山崎 27安部 20真子(21春藤) L18外崎


神奈川工大,1番のキャプテンエースっぽい選手と2番のリベロさんが目を引いた。


東海大がSR2枚替えを使っている。3試合通して組み合わせパターンはかわっていたか。セッター後衛3ローテのみということでもなさそうだった。


第2セットの東海大は 2佐藤(→31米村),19新井,12山崎,3木本,1永露,15島田。

B3 神奈川教員クラブ 2-0 川崎橘高(25-17 25-15)


神奈川教員,既視感のある選手も。知っているような気がするけど確証が持てないもやもや。高橋慶多がキャプテン(OP)で,MBに久保洋平もいて,往年の順大を懐かしむモード。それから,明治OBの牧瀬もいると。牧瀬は,最後のほうで記憶と合致した。


選手のどれくらいが教員なのかわからんけど,教え子とネット挟んで相対していたりするんでしょうかどうなんでしょうか。


最後は,途中交代で入っていた14番さんのサービスエース。教員つよい。

A4 東海大相模高 0-2 東海大学(20-25 14-25)


東海大相模のユニフォームは,紺地の濃淡グラデーションに,東海大のTのロゴをずらっと連ねて作った白十字。あの白十字のつくりかたは斬新だった。白十字白十字白十字に軍配が上がった。


東海大(大学の方)第2セットのリベロは30番1年生の寸田。188cmのがっしりした体格で,すごく大きく見える。県岐商時代はサイドアタッカーだった由。


1s:34内山,2佐藤,19新井(20真子),12山崎,3木本,1永露(21春藤),L18外崎


2s:34内山,27安部,21春藤,12山崎,31米村,20真子,L30寸田

B4 弥栄高校 1-2 神奈川教員クラブ(17ー25 ?-?*4 21-25)


全体的に神奈川教員のペースっぽかった。第2セットもリードしていた。が,席を外して戻ってきたら,第3セットに入るところだった。


全国大会常連レベルの高校と全国大会常連レベルのクラブチームの力加減がよくわからない。「言うても高校生」なのか「先生じゃけんよく知ってるよ」なのか,なにかほかの理由があるのか。

勝戦 東海大学 2-0 神奈川教員クラブ(32ー30 25-15)


神奈川教員:7 5 2(14) 11 22 18 L10


東海大:34内山 27安部 19新井(1永露) 12山崎 31米村 20真子(21春藤) L18外崎/30寸田


神奈川教員は4試合目。1試合目も(試合進行を見ると)フルったかそれに近い長引きかたをしたと思われ,お疲れちゃんである。弥栄戦の最後のほうはスタミナが心配な感じに見えたけれど,この試合特に第1セットは疲労を感じさせない戦いぶりだった。


そうは言っても基本的には東海大が優勢で,16ー15からこの試合スタメンの真子サーブのローテーションでSP含む4連続ブレイクで20ー16まで突き放す。


そこを追いつかれてデュースになり,32ー30まで行ったので,まあ,はい。崩れるときは崩れるのかな,と。さきの弥栄戦でも途中出場で良い動きをしていた14番さんが交代で入って,他メンバが(東海大含め)連戦で疲れている中でその元気さが際立っていた。東海大は新井でしか得点が取れていない。新井のほかが決まらなかったのか新井「も」決まらなかったところでブレイクされたのか,そのへんは謎。スパイクミスガーという状況ではなく,前衛レフト(山崎)のスパイクが通らず切り替えされての展開だったような。山崎は唯一3試合フル出場で,全体的にとても良い仕事をしていたし,今日はよく決まっていたと思う。が。


第1セットの最後は神奈川教員久保のスパイクミスで,クイックをブロックされた後のリバウンドボールを無理に打ちに行ってネットにかけた。「ごめんごめん!」と大きな声でひたすら謝っていた。教員ちゃん,楽しそう。


高橋がすごいうまくて,バックライトからばかすか打つし(大学のときは変則スリーセッターのセンターセッターだったので,OPのバックライトは新鮮),ふおおおお,となった。牧瀬もレセプション一手に引き受けぐらいでばしばし上げ,リベロさんもほんとにめちゃめちゃよく拾う。楽しそうに戦っている教員ちゃんは,見てるほうも楽しかった。試合後,準優勝の賞状を持って集合写真を撮っていて,それもまた楽しそう。


第2セットも序盤は競っていたが,11-9で東海大がSR2枚替えで永露と春藤が入り,なんとなく勢いづく。米村のサーブが効いてががっと前に出た。そのあと春藤のサーブ後も戻さず最後まで。


春藤のワンポイントでないプレーをちゃんとまとまって見たのは初めてだったが,(ブロックがあまりつかなかったとはいえ),はかなげな外見とはうらはらにパワフルでタフなスパイクで,見応えがあった。


東海大は春リーグの順位はおそらく不本意なものだろうし,今日の3試合を見ても課題は少なくなさそうだけれど,安部,米村,内山の1年生がコートで活躍している様子は未来への希望がたんまり溢れていた。真子は去年秋に緊急(?)登板したときはめちゃめちゃしんどく感じたものだが,今日は(とくに1試合目は)ゆとりのあるていねいなトスを上げていて印象が払拭された。リベロの寸田もコート内でよく声を出して(喋って)いて,良い感じ。また世代が変わるのだなあとしみじみ。


今日の試合からはこの先のリーグ戦や全カレの布陣ははかれないが,少しでもオプションが増えてくると固定メンバーで調子が出ないときの戦いかたもあるだろうか。それとも去年のとにかくやたら交代しまくってスタメンいじりまくった二の舞になるだろうか。

*1:撮影も禁止だったし大きな大会前なので高校のあれこれを書いていいのか悩ましい。でも公開試合だし,春高直前のファイナルラウンドなんてめっちゃオープンだからいいのかしら。というか,どうせ誰も見やしまい。

*2:春のパンフ準拠

*3:春のパンフに名前がない。

*4:離席中にセットが終わった。