推しは6歳

2月の歌舞伎座の大きな目的の一つが,亀三郎だった。早生まれなので6歳になったばかり,この春から小学1年生,だと思う。良く分かっていない。自分が「勝手に推している歌舞伎役者」のひとりである。「推しは6歳男子」と言うとなにやらふとどきな感じがするが,要はただの贔屓役者である。


一昨年5月の歌舞伎座團菊祭,坂東家の一家襲名の際に当時4歳で亀三郎を名乗り初舞台。その前にも本名で舞台に上がったことがあるが,いわゆる「お目見え」ではなく,モグリ(?)出演だったので,自分が見たのは初舞台のときが初めてだと思う。


自分の歌舞伎見物のスタンスは「気が向いたときに,無理せず」なので,これまでの亀三郎出演公演を網羅しているわけではない。働く幼稚園児なので出演数そのものも多くないが,その中でも観ていない公演のほうが多い。小学校に上がって義務教育になると出演機会がさらに減る(そして高学年になり,中学校ぐらいになるともっと)懸念もあるが,無理はしない。


とにかくかわいい。初舞台当時「4歳男児最強」の思いをさらに強くしたのは亀三郎だった。それから1年半で,身長も伸びて,顔つきも大人びて,しっかりしてきた。とはいえ,まだまだ「とにかくかわいい」真っ盛り。この先幼児が少年になり青年になる過程でどう育っていくかはわからないけれど,それも含めて文字通り役者の成長を見る楽しみである。


2月の「六代君」の役では舞台の上にいる時間が長かった。台詞や動きは多くないが,とにかく長時間座っている。去年見たなんだっけ(寺子屋の菅秀才だっけちがうっけ)も,やっぱり,重い着物と重い鬘で舞台の上で長々じっと大人しく座っていなければならないお役だった。ぼんぼんの子役というのはそういう役が多いのだと思う。


六代君は,きちんと背筋を伸ばしてじっと座っていた。ただ,時折視線があちらを向いたりこちらを向いたりする。それが,六代君としての目配りなのか,中の人の素の反応なのかはわからなかった。気にしているから,ではあるだろうが,六代君の一挙手一投足ならぬ一視線一視線が,気になる。改めて気づいたのは,その場に居る大人たちの,存在感の殺し方のすごさ,だった。


舞台の上にはいるけれど今は別の人にスポットがあたっている。そういうとき,大人たちは置物のようにぴくりとも動かず,視線も動かさず,存在感を消し去っている。六代ちゃんは六代ちゃんとして,場のゆくえが気になる場面だろうから,ある意味では反応が薄い大人のほうが不自然でもあり,そのへんはどういうお約束なのかはわからんかったのだが。


以前から何度か書いているが,今の5歳前後には,同世代の御曹司が集中している。


折しも,こんどの5月の歌舞伎座團菊祭で,菊之助の長男が尾上丑之助を名乗って初舞台を踏むことが発表されていた,らしい。情報についていけていない。


先頃,海老蔵の息子の初舞台も発表されていたような気がする。そして親が團十郎襲名だったか。なにしろ,情報についていけていない。


2月歌舞伎座は2世辰之助の追善興行である。三十三回忌とのことで,今の松緑が12歳のときに亡くなった2世を,当然わたしは知らない。現松緑辰之助を名乗り,海老蔵新之助)・菊之助と「平成の三之助」と呼ばれていたのも,わたしが歌舞伎を見るようになる少し前のことである。


彼らがちょうど自分と同世代。時は流れてさらにその息子たちの成長を楽しむ時代がやってくる。今から二十五年ぐらい経って,彼らが三十代に差し掛からんとするきらきらの花形役者に成長するころ,本棚の隅から色あせた舞台写真を引っ張り出して,大人になったねえとしみじみするのが楽しみなのだ。


亀三郎の父親の彦三郎には,勝手にいろいろな縁を感じている。今井寿プロデュースの御朱印帳を入手したので御朱印集めを始める,といったあたりからも縁を汲み取っていただきたい。


だから彦三郎推しだし彦亀兄弟推しだし,亀三郎推しになるのもしかたない。


何が言いたいかというと,1月25日放送の弥生の花浅草祭を見逃し録画もしそこねたということである。

2018/19 V.LEAGUE Div1@大田区総合体育館

10月(?)の金曜開幕ナイター以来のV1観戦だった。


「V1のチームの試合」は天皇杯で見たが,今季ほんとうにリーグ戦からは遠のいている。新生V.LEAGUEなのに。


実際今日(2/19)TLで見かけたアカウントを追っていると,どうやら今季の観客数,全体的に昨季よりも少ない傾向にある,みたい。詳しくは見ていないが,自分の肌感覚でも,少なくとも激増していないだろうことはうかがえる。


自分自身がV1から足が遠のいている,のみならず,公式サイトでの試合結果チェックやらニュースやら各種情報,DAZNやテレビでの観戦などからも少し距離ができてしまっている,その理由はいくつかあるが,まるめていえば,単純にタイミングの問題。


ということで,タイミングが合ったこの週末は,開幕以来のV1観戦となった。開幕カードだったサントリーJTが揃っているので,観戦数が偏る偏る。

FC東京3-1JTサンダーズ


良い意味で意外。こんなに楽しいFC東京FC東京楽しい。こんなに良いFC東京,初めて見たかも。それは言い過ぎだ5位になったシーズンもあるぞ。


対するJTは,うーん。いまいち。JTの弱点というか欠点というかを突かれた形だったのかな。シーズン通して見ているわけじゃないので何か言えるアレじゃないのだが,深津のトスもあまりあっていなかったが,まずトムのスパイクにブロックとディグで対応し,リービンはサーブで崩されスパイクもいまいち。トムが使えないので打ち手にも打開策にも欠ける,そんな感じ。


わたしの今季イチオシ選手であるところのリューリービンかわいいが,明らかに足を引っ張りまくっていて,誕生日だったのを知ったのは試合後帰宅してから。しょんぼり。


武智がリービンに交代して入ってまずレセプションから立て直して,という感じで良くなってはいったのだが,FC東京がそれ以上に良くて,試合をひっくり返すには及ばなかった。


東京は,サーブで攻めるサーブで攻める。手塚4エースだったか。そして,橘がほんとに良い仕事。


小森がかわいい。(語彙はない)


柳町が合流していた。お名前のローマ字表記の文字数が多いので,ジャージの背中がぎゅうぎゅう。かわいい(語彙がない)。谷口もいた。迫田の姿は見えず。

サントリー3-1ジェイテクト


自分がV1にライドンできないでいる間にレギュラーラウンドはざくざく進み,2月も半ばともなれば佳境も佳境,残り2試合とか3試合とか言っている。10チームで3回戦総当たりをしているはずなのに,もうそんな時期である。そして,目下,F6争いが熾烈を極めている,そういう状況らしい。


パナソニックは早々に1位通過を決めていて,サントリーJTが2位3位。ちょっと前に小耳に挟んだところでは,4位−6位を4チームで争う混沌仕様のようだ。


つまり昨季までと大差な……(言っちゃ駄目)


ジェイテクトが0pt負けとなったことで,手負いの東レのF6進出が決定。また,この日堺が勝って6位と7位が入れ替わったのかな。残りの対戦カードもろもろ,まだまだ予断は許さないが,少々厳しい状況に追い込まれている様子。


サントリーも良くはなかったが。言うてもムセルスキー,な感じで。ただ,MBが小野星谷で,なるほどねー,と。小野のサーブが楽しい。


それ以上にジェイテクトが,しんどい。途中で福山下げて秦さん入れて,たしかにリーチは長い。が。ふむ。


これもまた小耳に挟んでいた,西田の2年目のジンクスを目の当たりにしてしまった。表情が険しい。彼に無闇に若手らしさ10代らしさを求めるのはナンセンスだが,溌剌とか爽やかとかじゃなくて,去年は,もっと良い意味で,ぎらぎらしていた。追い込まれて眉間に皺が寄ってる今の西田もセクシーだけど,あんまり楽しくなさそうで,眉間の皺を乗り越えてさらに大きな選手になってほしいと勝手に願ってしまうのはどうしたものか。


藤中と小林が合流していた。小林はベンチアウト,藤中はリベロユニでベンチ入り。リベロユニ……藤中兄弟対決オンコートはまたもお預け。遠からず実現するだろうが早く見てみたい。なんせ,見たことがない。

二月大歌舞伎昼の部「義経千本桜 すし屋」「暗闇の丑松」「団子売」

歌舞伎座


本文ほぼなし。


二世尾上辰之助追善興行。

すし屋


いがみの権太:松緑,弥助実は三位中将維盛:菊之助,娘お里:梅枝,若葉の内侍:新悟,六代君:亀三郎


義経千本桜はあまりみる機会がなく,すし屋は初めて。


田舎のヤンキ,もとい,ワルで,地域社会でちょっと鼻つまみ者厄介者の権太が,親のピンチに更生と親孝行をしようとしてすれ違って悲劇,という筋か。(めちゃめちゃてきとう。)


首実検があったり,自分の家族やらを差し出したりしたりするあたりに,寺子屋っぽい感じもありつつ。


札付きのワル,という感じにはならんのが愛嬌か。その分,後半が切ない。


六代君がかわいい。前半でまだ舞台写真が売られていなかった(筋書きにも写真が入っていない)のが残念である。

暗闇の丑松


丑末:菊五郎 潮止当四郎:團蔵 お米:時蔵 祐次:松也 熊吉:萬太郎 三吉:片岡亀蔵 四郎兵衛:左團次


長谷川伸。いわゆる「新歌舞伎」というジャンルだそうだ。イヤホンガイドで事前に解説されていなかったらきっとものすごく驚いた。下座音楽がない。舞台もいつもの汎用セットではない。この舞台美術は素敵だった。


そして暗い。舞台も暗いし話も暗い。すれ違いと誤解が生む,後味の悪い,救われない話というかなんというか……


歌舞伎か。いや,歌舞伎なんだけど。なぜか,昨年3月に見た「滝の白糸」を思い出していた。壱太郎のお米が見てみたい,と,なんとなく。


板橋の妓楼や大詰めの湯屋釜前の場は,江戸風俗がしのばれて,興味深い。とくに湯屋の番頭(三助)の橘太郎丈がてきぱききびきび働いていて,お湯屋の様子がリアル。


四郎兵衛の家の男女蔵,彦三郎,亀蔵の美声トークもうひひひひ。


イヤホンガイドといえば,幕間に,松緑のインタビュー。昭和58年の現松緑(当時左近8歳)初舞台のときの,松緑辰之助,左近3人のインタビューが放送されて,8歳左近がそらもうかわいかったし,祖父と父が松緑をかわいがっていたのがにじみ出ていて,その後5年ぐらいで2人とも亡くなってしまうなんて,松緑そうとう苦労したろうよ……。

団子売


孝太郎 芝翫


10分ちょっとの短い舞踊。明るく晴れやかで,ちょっとえっち(下品)で,楽しく打ち出し。お芝居ふたつが暗い目後味悪い目なので,口直し。この10分がとてもありがたい。


芝翫(いまだについ「はっしー」と言ってしまう)はもちろん,孝太郎さんがほんっとにかわいい。高貴な人の役でもこういう町人っぽい役でもそれぞれ素敵で,好き。

平成30年度第9回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会男子東部決勝リーグ


JFE千葉体育館(蘇我


例の長い名前の大会。今年で9回目だそうだ。


本文ほぼなし。


今年の男子東部は参加チームが増えた。千葉ゼルバが新生V.LEAGUEに参加せずこちらに戻ってきたのが1つ,近頃ぐいぐい力を伸ばしているJUWAが(おそらく関東地域Lの結果を受けてのことと思うが)決勝リーグに参加しているのがもう1つ。Safilva北海道,JUWA,千葉ゼルバ,三菱UFJ銀行東京海上日動フォーバルボンズアイシン精機トヨタ車体の8チームで,いままで3週だった東部決勝リーグが4週開催となった。


千葉大会は3週目にあたる。


以下省略(おい

お引っ越し(したよ)のお知らせ

2003年からお世話になっていたはてなダイアリーが,今年度でサービス終了する。すでに記事の編集・更新は1月を以て停止された。2月いっぱいが,自力でのインポート/エクスポート可能期間。何もしなければ3月にはてなブログに自動移行され,我らの「はてなダイアリー」は完全に終了する。


昨秋の発表からスケジュールも把握せず長々と放置し続けていたが,今日いよいよ更新できなくなったことを知り,重すぎる腰を上げてはてなブログに移行した。このところ全然書けていないので,ダイアリーのサービス終了を機に本ダイアリーの看板を下ろすことも考えたが,放置する度胸はあっても辞めてしまう勇気は出なかった。他のサービスを探す気力もないので,結局継続。タイトルも(画素数が少なすぎる)ユーザアイコンも今のところはそのまま。ブログアイコンなるものは設定した。


微妙な変化が微妙なストレス。


記事検索をしづらくなった(「記事一覧」の画面がなくなった。PC版はサイドメニューに日付アーカイブがあるがスマートフォン画面だとどうなるのだろう)ので,カテゴリ設定をしておいたほうがよいのだろうか。「volleyball」以外のカテゴリでエントリされることはあるのだろうか。


さて,どうなりますことか。


引き続きよろしくお願いします。

全国高等学校バレーボール選手権・最終日(決勝戦)

書きかけのまま,下書きにも入れずに3週間経過したので,前口上だけで本題に入れていない状態ですが,アップしてしまう。でないと,2月にならない。


しようとしたところで,はてなダイアリーの記事更新機能が1/28で停止していたことを知る。枠だけつくって中身が空っぽだったはてなブログへそのまま移行。これがはてなブログに移行してからの初投稿となる。


慣れない……


以下本題(になりそこねた本題の前振り)


@武蔵野の森総合スポーツプラザ


前日の準決勝は10時試合開始で女子→女子→男子→男子の順だが,決勝戦は11時半試合開始の男子→女子の順。


準決勝が第4試合のチームは前日が遅く翌朝が早いのでつらい。ただ,今年の準決勝は第1試合がフルセットになったほかはストレートだった(たしか)のでそれほど遅い終了ではなかった。

男子決勝戦清風高等学校大阪府)0ー3洛南高等学校京都府


大阪市中央体育館でやればいいのでは対決。今年の男子は関東勢が2日目で全滅でしたのよ。


清風は,準決勝の鎮西戦ストレートで,1セットしか見られず,2日目もほとんど見ていなかったのでほぼ初見。前評判では1番のセンターエースが良い(194cm)というのと,徹底されたリードブロックが強みとのこと。


洛南は,昨年準優勝。そのときのメンバーが多く残っている。去年決勝戦を見ながら,来年こそ,と思ったことをうっすら覚えている。1番(アウトサイドのエースか)の大塚は,推薦で早稲田大学への進学が決まっている。前日の準決勝でも,えげつない角度のクロススパイクをインナーに叩き込んでいて,そうかと思えば脚の長いストレートでコートの奥を狙いと,技巧を存分に光らせていた。


どちらも伝統のある私立の中高一貫男子校で(洛南は今は共学),有数の進学校であり,スポーツも強い。ではあるが,春高4強常連校ではないので,春高勝戦の場でこのカードは新鮮にうつり,良い歳になった自分が今頃と少々趣深い。


こういう振り返りを書くとき,つい個人名を出してしまう。誰のプレーが良いとか誰の調子が良いとか良くないとか。フォームが好みとか顔が好みとか。


個人に注目する部分は当然あるのだけれど,バレーボールの試合を見ているときに自分が見ていることや面白いと感じていることは「人」だけじゃない。今日のような,個人への思い入れが強くない試合,4階席の上のほうから俯瞰して見る(顔がわからない)試合では特に,「それ以外」のほうがウェイトが大きいくらいかもしれないのが,そこは言葉にしづらい。


ということをあらかじめお断り。いつか,そうじゃないところを表現できるようになれると良いのう。

年末年始休暇(そろそろおしまい)


去年一昨年は喪中と言いながら初詣したのですが,今年は四十九日もまだだし,自分ちのことなので,初詣はなし。元日を家でひっそりと(焼いた鯛も煮た鰤もお雑煮も多少おせちっぽいものも食べたけれど通常よりはひっそり目に)過ごし,2日と3日は祖母のところに顔を出し,3日から京都。


ふだんは4日に京都で初詣をしてそのまま東京に戻るのですが,今年は仕事始めが7日なので1日長く在京しています。


4日は西本願寺に参拝。阿弥陀堂(本堂)が改修中(?)で閉鎖されていたのが残念だったけど,御影堂を参拝していたらちょうど定時のおつとめが始まったので便乗してきた。そのあと塩小路付近でコーヒーを飲んで,夜は,かなさんの知り合いの新年会@工学部某館某所にまぜてもらう。全員初対面だけど最年少参加者3歳というゆるい会で楽しかった。


今日は昼過ぎに起きて喫茶店で遅いブランチをしたあと,京都市中をぶらぶら散策&ウィンドゥショッピング。六角堂の祈願鳩(500円)がめちゃめちゃかわいかった。あと,六角通富小路柳馬場あたりにその名も「ROKKAKU」という箔押しのペーパーアイテムのお店があって,これがため息の出る素敵さ。どれも素敵過ぎて選べなくて結局なにも買えなかった(だめじゃん)。かづら清で椿油は買えた。


今晩帰宅,明日は春高をちら見してから夜は新年会の予定。この1週間毎日昼まで寝ているので,起きられるか心配。社会復帰できる気がしない。


この年末年始,珈琲店ばかり行っている気がする。夫の人は珈琲と蕎麦が好きだそうで(40代DINKS男性らしさ),都会だろうが地方都市だろうが片田舎だろうが,どこかしらで素敵珈琲店情報を仕入れている。喫茶店巡り,というほどの積極性ではなかったし,年末年始で休業のお店もあったわけだが。


瀬戸内市邑久のキノシタショウテン素敵でした。白い壁とウッディで明るい店内。カウンターの奥にカップがずらり。珈琲の種類がほんとに多くて,入れ方も選べた。そして,(食べなかったけど)食事のプレートが備前焼! 備前焼きらぶ。


岡山駅近くのリットシティビル(クラウンプラザホテルのあるビルの2階)にある THE COFFEE BAR も同じ系列。こちらはメニューは少し違っていた(し,皿も違う)けど,居心地の良いソファでゆったりできて良かった。


京都の塩小路あたりのお店は「くらす」という立ち飲みなこぢんまりした店舗。


コロンビアとかコロンビアとか飲んでました。

今年気になったバレーボール選手2018


2010201120122013201420152016


2017は書きかけのままお蔵入りしていたようです。のちほど。


もともと「俺6(俺が選ぶ今年のベスト6)」を選びきれないこういうタイトルにしたものだったけれど,経年に伴い誰が決めたわけでもないのに1回縛り(複数回選出はなし)になり,自分で窮屈になった。大学1回生か高校生くらいしかいない,でも高校生はたいてい春高で観るので,年末には思い出しづらい。


今年は,過去との重複を気にせずに書いてみるよ。


西田有志(ジェイテクトSTINGS)/OP
2000年生まれのニシダミレニアム号。男子では珍しい高卒内定選手の17歳でのVリーグデビューで即大活躍。2017/18のVプレミアリーグシーズンに鮮烈な輝きを放った。その後代表にも選出され,WNLではオチャノマに華々しいデビューを飾った。ジャンプ力と最高到達点の高さ,パワフルなスパイク,貪欲な姿勢,プロ意識。そして何よりも,若さ。観る者に四の五の言わせぬ力が彼にはある。彼を知って以降「将来有望」と言われる選手を見てもつい西田と比べてしまい「でも,西田はあの歳でその上を行っている」とぐうの音も出ない。でもそんな西田が居ることが嬉しい。17/18シーズンのリーグ最優秀新人賞と思い込んでいたが井上航だった。しかし,18/19はもはや新人ではないような。そんな選手。まだ10代。
三輪大将(高川学園高等学校明治大学)/MB
山口県にちょっと反応してしまう勢,たまたま春高で高川のベスト4進出が決まった試合を観た。そのとき目を引いたのがMBの三輪。機動力があるというのかプレーに華があるというのか。所謂爽やかで溌剌としたタイプではないのだが,癖になるプレーで魅せる選手だった。大会後に明治大への進学を知り,楽しみにしていた。春開幕スタメン。新人賞こそならなかったが,その後の活躍は言うに及ばず。2018年の明治大の好成績の立役者と言って過言ではないだろう。
水町泰杜(鎮西高等学校)/WS
春高当時2年生だったっけ,1年生だったっけ。外見なのか体型なのか,ほんの少し高松(卓矢/豊田合成)を彷彿とさせる。ちょっと小柄でむちむち。鍬田(憲伸→中央大)との対角がめちゃめちゃ強かった。黒鷲旗でも活躍。天皇杯ファイナルにはいなかったので,来年の春高で観られることを期待している。
劉力賓(JTサンダーズ)/WS
新リーグ新設の「アジア枠」で加入した中国代表,23歳(?)。197cm。サーブ良し,スパイク良し。フォームが綺麗。そして,さっぱりめの整った顔立ちと,朴訥そう(あくまで「そう」)な外見の雰囲気。アジア枠そのものには含むところあっても「りーびんかわいい」「でもりーびんはかわいい」に集約されてしまう。
三好佳介&西本圭吾(福山平成大学)/MB
あえての2回生MBセット販売で。2018年の大学バレーボール界隈を語るうえで,福山平成大学の全日本インカレ2位は外せない。夏に鹿児島Cherry Blossom の主将としてクラブカップも制した主将の迫田郭志はもちろんすごかったのだが,コートに立っていた2回生4人の力が大きい。とくに,MBの対角,ブロックから派手なガッツポーズを決める西本の動のイメージと,西本に比べて動きは大きくないが淡々とサーブでなぎ倒していく三好の静のイメージが対照的だった。
小松一哉(明治大学)/WS
平たく言えば外見が好みという選手は数多いるが,それをストレートに表明することにはどうもためらいがある。と言いながらここでストレートに書いている。2017年は出番のまずない白(リベロ)ユニ。その年の東北ブロック国体でアタッカーなのを知った。2018年の春から紫紺ユニのプレーをみることになった。試合に出続けることで伸びるのを実感した1年であり,1年の集大成の全日本インカレだった。プレー面でも精神面でも支える立場のようで,来季は主将として良いチームを作って4年間を全うしてほしい。余談だが,秋リーグの会場で会った知人の娘(1歳)に「あの紫の13番かっこいいよ」とひたすら吹き込んでみたが果たして彼女が覚えていてくれるかどうか。

おまけ:2017


さいごに,書類フォルダに残っていた書きかけの2017(=それまでの年に書いていそうで書いていなかった選手らしい)を載せておく。


お名前だけ。すきです。


*1:当時。今は横河電機だっけ。

*2:今は富士通明石か。

*3:きんでん内定

明けました2019


去年も一昨年も「喪中につき新年の挨拶を遠慮しておりました」の寒中見舞いを出しました。今年の年越しは,忌中につき,でございます。


はてなダイアリーもすっかり放置していた2018年の第4四半期,自分はそれなりに平穏な日々を過ごしていたのだけれど実家方面ではいろいろと変化があったらしく,12月の初めに祖父が亡くなった。


盆の帰省で会った折には「食欲が無い」と言って疲れた様子は見せていたものの普通に生活していたのだが,あとで聞いたところ秋口から体調を崩して短い入退院を繰り返しており,最期は自宅で,深夜おそらく眠っている間に息を引き取ったそうだ。


前回の年越しのエントリを読み返して,1年は短いようで長いと感じる。1年前は祖父が年越しの支度やら帰省した我々夫婦の世話やらを焼いてくれていたのだった。


その祖父は亡くなった。一昨年の暮れに倒れて病院で年越ししていた祖母も,左半身が不自由になり,退院後は特別養護老人ホームに入所した。逆に,去年は家出していた母が(これこそ一言では書き切れぬほどのすったもんだがあったわけだが)家に帰り,今年は,両親,夫,わたしの4人での年越しとなった。田舎ゆえのそれなりに広い家は老親の2人暮らしでがらんとしていて,とはいえ祖父母の荷物が片付いているわけでもなく,それなりに広い家の中で一番狭い部屋にしつらえた炬燵の四隅にそれぞれが足を突っ込んで銘々好きなことをしている。いつも自室に引きこもっていた父が,それでもおもてに出ている時間が長くなった。


こういうプライベートな記録に意味があるのかと思っていたが,こういうプライベートな記録こそに意味があるのだろう。


去年は,日本列島には災害が多く,実家方面も(自身はノータッチながらも)慌ただしかった。もちろん楽しいことは多く,自身は概ね健康で,経済的に困窮することもなく,素晴らしい夫にちやほやしてもらいながら日々脳天気に好き勝手に暮らせていたので文句のつけようはないのだけれど,こうして振り返ると精神的にしんどいことも多かった。


帰省して,親が年老いたり,祖母が施設で(素晴らしいスタッフさんたちに囲まれているとはいえ)心細そうにしているのを見ると,逃れようのない歳月を感じて憂鬱な気持ちになるけれど,それでも,今年は,去年よりも良い1年でありますように。


今年もよろしくお願いします。

2018年を振り返る


  • 2月:冬季五輪 直接関係ないけど忘れそうなので
  • 3月:Amazon Echo がやってくる。生活がリッチに,人間はさらに怠惰に
  • 6月:実家方面がわやわや(ノータッチ)
  • 8月-10月:しごとであふれる
  • 9月:インスタ始めました
  • 11月:手術。初めての全身麻酔
  • 12月:母方の祖父が亡くなる

今年の旅行2018


宿泊を伴うもののみ。

  • 01/01-04 岡山→京都(帰省)
  • 02/17-18 野沢温泉(スキー)
  • 04/29-05/06 大阪(宿泊は京都)(バレー観戦)
  • 06/10-11 上田温泉
  • 08/14-19 岡山(小学校のクラス会で帰省)→京都・大阪(クラブカップ
  • 10/05-07 京都(デート)
  • 11/16-17 岐阜(宿泊は大垣)(バレー観戦)
  • 12/08-09 岡山(葬式で帰省)


今年は少ない。中国リーグに行かなかったので観戦の遠征も少なかったし,毎年の夏の旅行も今年は帰省でうやむやになった。飛行機に乗ったのが12月の葬式のときだったぐらい。

今年買ったもの2018


記憶にない。今年は高額の買い物はしなかったようす。たぶん。サービス支出の多さに目をつむる。



財布がたぶん一番高額の買い物。今のが古くなってきていて,たまたま通りがかったときに衝動買いしたのだが,まだ交換していない。


レンズはちょいちょい認識しないのをだましだまし使っていたが,インカレの最終日にヨドバシに持ち込んで検査してもらったら壊れていた。修理見積代金がけっこうな額(キットレンズとしての値段と同じかそれ以上)だったので,諦めて,新しいものを買った。


購入時にフィルタを買う段で気づいたが,いつだったか落としてフィルタを粉々にしたことがあった。そういうのが積もり積もっての故障ではなかろうか。


そして,きょねん買った着物用箪笥の側面にひびが入って修理に出したのがまだ返ってきてません……。

今年のおデート2018


またの名を夫の出張履歴

  • 01/04 初詣@伏見稲荷
  • 01/12-13 Vリーグ観戦
  • 01/20 結婚12周年ディナー
  • 02/10 歌舞伎襲名披露興行など
  • 03/10-11
  • 04/21 プロ野球観戦,携帯電話機種変更,昼飲み
  • 05/01-06 黒鷲旗観戦,友人宅訪問
  • 05/12 練馬で演奏会など
  • 05/25-27 プロ野球観戦,日本ダービー
  • 06/09-11 温泉旅行&グランクラス豪遊
  • 06/16-17
  • 07/07
  • 07/21
  • 08/04 焼き鳥
  • 08/14-19 盆の帰省,五山送り火,クラブカップ
  • 09/07
  • 09/22-23 ベランダクリーニング,小田原
  • 10/05 珍しくわたしが移動した。壬生狂言
  • 11/03
  • 11/24
  • 12/08 葬儀
  • 12/28- 年末帰省


21回。回数としては少なくない。ほぼ出張。