恩田本(?)


梅田の紀伊國屋書店恩田陸の文庫が大量に平積みしてあって(「黒と茶の幻想」上下+「麦の海に沈む果実」+「ねじの回転」上下),横を通りすぎながらなんのきなしに「おもしろいよ〜」と言っていたら,かなまるに「何系?」と訊かれた。何系だろう。系統で説明できるほどにはたくさん小説を(彼女のものも他の作家のものも)読んでいないし,読書案内や書評も読んでいないので。小説について説明するのは難しい。小説に限らず難しいけど。


「気にはなりつつ読んだことがない」なら読んでみればいいのにと思う(わたしが自分で持っているのは「光の帝国−常野物語−」ぐらいだし,自室をひっくり返して探さないと出てこないが)が,なんだかんだで読まないのはその程度の興味だからなんだろうね。しかし,どれがおすすめとか代表作とかってのも,難しいな。高校生が出てくる系と出てこない系ではだいぶん毛色が違うように思うし。


その恩田陸も最近はめっきり読んでいません。江國香織の「東京タワー」とあとなんだったかが文庫になっているので買おうかなあと思いつつもそちらもなんとなく手を伸ばせず。


小説がどうこうというより,単にこれ以上家に本を増やしたくない気持ちが強い。今や床の上しか行き場がないので。とくにかなまる文庫を見ていると,かなまる文庫に現在ある本だけでわたしは一生読む本には困らないとしみじみ感じるので,ますます自分で買わなくてもいいや,という回路が働く。必ずしも守備範囲はかぶっていない(ほとんど外れている)けど,範囲がかぶっているものだけでわたしの一生分にはなるだろう。どうせあっちはどんどん増え続けるのだろうし。


爪が伸びたようで,キーを打ちづらい。実家にいる間に一度爪を切ったのになぁ(一週間経ってるからな)。


今日こそ早く寝よう。明日は早く帰るのは無理。遅くもならんだろうけど(しない決意)。