その演目は


2年前の8月納涼歌舞伎2部で見たぞ。


伊勢音頭恋寝刃はもとより,記録によると(筋書を買っていないらしいので定かでないが)そのとき「蝶の道行」っていう踊りの演目があったらしく(三津五郎と……仁左衛門??),記録と微かな記憶を合わせて考えるとそれがどうも契情倭荘子っぽい。めっちゃかぶってるけど,セットである理由がなにかあるのかしら。


http://d.hatena.ne.jp/cana/20050820#p2


伊勢音頭恋寝刃については,その後一度何かで(何のときだっけ)書いたことがあるが,その時点ですでに見たことを忘れていたぐらいで,とにかく誰かが刀を振り回していた印象だけが強いのだが,少なくとも生首が飛び散ったりはしなかった。(筋書見た気がする。するのに……)。


歌舞伎は人間なので,そんなに胴体ばらばらにもできないのは仕方ない(初めて歌舞伎なるものを見た2004年京都南座顔見世では屍体も出てきたけども)。文楽だとどんな感じなんだろう。11月には京都に行くと思うので(OB会もだけどそっちは未定で,本命は11月10日の京都会館。あ,でもそしたら夜の部の曽根崎心中は無理か。日曜に見た後で東京まで帰れる時間?),ちょっとみてみたい。首がもげるのをみたいわけではなくて。


文楽といえば,学生時分に(中学か高校か忘れたが)学校の「芸術鑑賞」の類の企画で一度見たことがある。当時の記憶などそれこそ残ってはいないが,伝統芸能に対して構えていたのに対して至極あっさりと面白かった印象。黒子がだんだん気にならなくなって人形が人形に見えなくなる人間の目の都合の良さ。「芸術鑑賞」もいろいろあった。バレエ(当時小学生に付き演目は失念。超メジャだったと思う)に,橋詰功がヒギンズ教授だった「マイフェアレディ」に,高校のときは「12人の怒れる男」。音楽だったことも多いが,そっちは珍しくないからか印象が薄い。


今年の八月は二部のチケットだけがずばぬけてはけているので,観に行くとしたら一部か三部かで迷っている。通し狂言なので三部(裏表先代萩)だろうか。しかし夏休みも取るのでなかなか日程を決めかねている。できれば3階が空いている日がいい。