隅田川花火大会覚え書き


無計画にもかかわらず筋が良かった。


しかし当日になっても(動き出した後でも)はっきりしない態度で同行者には迷惑をかけた。


花火大会というと,どうも,しんどい思い出の方が強くてね。


都営大江戸線蔵前駅に着いたのが17時半ごろ。改札を出るときにかなり混んでいた(人が動かなかった)のでびびったが,抜けてしまえばまだまだ余裕あり。春日通りをまっすぐいって厩橋墨田区側へ渡り,立ち入り禁止区域を超えた広い通りを左に(第一会場方面)折れて少し行った,救護所etcがある辺りで見た。建物の隙間から見る格好になるので,高さが低い建物の延長を狙う。大通り沿いの歩道はほぼ場所取りが終わっていたので,路地に入ったところにちんまりと居場所を確保。人が少ないからどうにかなった,ぐらい。


18時ごろには落ち着いたので,周囲探検。救護所近いトイレ近い,ただし買い物不便。蔵前駅を出て少し戻ったところにローソンがあったのに気づいたのはあとのこと。近くにコンビニがないのはもちろん,屋台も遠くに少しあるだけ(道中もほとんどない)で,宴会には向かない場所だった。


とはいえ,建物に遮られつつも,高さがあるのも幸いしてよく見えた。第二会場のほぼ真横(?)とかなり近かったので迫力。(ただし第一会場の様子はかけらも見えない)。


夕方から曇ったため暑さもそれほどでもなく,風もあるので涼しい。好条件で花火を堪能し,帰りは少し早めに出て(歩道が狭いので途中はやはり混んでいた),道を歩いている間に打ち上げ終了。厩橋の一通は解除されていたので,そのまま台東区側に戻る。


あの辺りは地下鉄の駅がいくつかあって分散されるのがいい。とはいっても蔵前駅は相応の混雑と見えたので,そのまま春日通りを2駅分歩いて御徒町まで出た。あとで地図見るとびっくりするだろうな。がっつり30分以上歩いた。そのへんまで行くとあれだけいた人はどこに消えたのかいつのまにか減っていて,加えてさすが上野界隈の収容力の高さ,居酒屋を探すのに困ることもなく,21時半ごろから軽く飲み食いして解散。帰りは上野御徒町駅から大江戸線経由で帰宅。


見た目には涼しそうでも中の人は暑い。


最近のゆかたの着方は随分とデコラティブになっていて,さすがに雑誌からそのまま抜け出てきたようなこってりしたのは見かけなかったものの帯まわりになんかしら飾りをつけている人は多かったしヘアアクセサリも大ぶり傾向。デコラティブだけど下品な着方ではないので,以前の仰天するようなミニ丈やら腕まくりやらがわさわさいた時代を思えば天国。近頃は殿御のゆかた率も年々上昇しているのか,ちっとも珍しくなくなった。たいていはアベックなんだけども。かわいいね(おばちゃん入り気味)。でも甚平姿も捨てがたい。