明日は黒鷲旗4日目(準準決勝)
今日の試合を見ていると気が重い.明日からはただのぷチームトーナメント.わざわざ大阪まで来ているのにそれを見ても,という気もしないでもない.2日間お留守番していたせいなんだけど.完全トーナメントでないと番狂わせもおきにくいのか.1グループの4チームに2チームもぷリーグチームが入っちゃうのがあかんのか.東海大が準優勝したのは2006年のことでちっとも昔の話ではないけれどグループのつくりかたのところで変更の影響は大きいようにも感じる.
とはいえ新潟教員が日体大に勝ったとか,りっつが東京さんから2セット取ったとか,そういったあれこれはあるわけで(早起きしましょう).順大が警視庁に勝ったとか,東海大がつくばに勝ったとか,そのへんの試合は面白かった.ところで,クラブチームより大学の方が強いってのは練習環境を考えてもそうなるんだろうけど,チャレンジリーグと大学とだと,どれぐらいのものなんだろうと思った今日.平均なんて取れないけれど,イメージとしてぷ上位>大学上位>ぷ下位>ちゃ上位>大学上のほうのリーグ>ちゃ下位>大学そこそこのリーグ>地域ぐらいの認識でいいんだろうか.
現地でちらっと書いたぷ同士の対戦が面白くない理由については,黒鷲らしさに欠けるからというのが何より大きそうだが(簡単に言ってしまえば,ふだん見る機会のない大学チームや異リーグ対決を楽しみに府立体育館の酸素不足に耐えているのにということ),それを除いても,なんだかぷ同士の対戦は大味な感じを受ける.ほとんど思い込みと偏見なんだけど,高さとパワーは持っているのにほかが追いついていないせいでバランスが悪くかえって締まらない.言い換えれば攻撃に寄っていて相対的に守備が悪く見えるとか,攻撃重視の代償でサーブミスやスパイクミスの頻度が高いとか,そういうこと.それらのせいで見ていて緻密さが足りないように感じられる.個々の選手のボールあしらいだけ見ていれば,あきらかにプレミアチームの選手の方が上手いのに.
試合を見ていて楽しめる要素が「拾ってナンボ」なのかなとも思うが,近年のぷリーグは数年前に比べてよく拾うシーンが増えた(=攻撃側の決定率が下がった)ように感じていて,それはレシーブの技術が上がっているのではなくスパイクの技術が下がっているように思えてあまり愉快な傾向ではないので,拾うシーンを数多く見られればレベルが高く感じられて満足できるというものではない(盛り上がりはするが).要は攻守のバランスの問題で,強いスパイクでも拾えたりきちんとつなげたり,強いサーブでもミスしなかったり,そういうもう一つ高いレベルでバランスが取れて試合が締まるようであれば,日本のレベルはもうちょっと高い気がする.よくわからないけどなんとなく.
とかなんとかいいながら少なくともNECはそれ以前の問題.近くに座っていたおねえさんたちが,最近は身長が低くてもよく跳ぶ選手が多い,とNECの選手たちを見て評していた(堺の木内然り,との由).それはそうだし,ぴょこぴょこ跳ぶのは見ていて小気味いい.しかし垂直跳び大会をしているわけではないので,跳べても打ちきれなきゃ意味がない.身長が低いのはハンデには違いないので,それを補って勝とうとするとそりゃ大変ではある.でもそれが見たいよなあ.菅→細川の高速レフト平行は楽しかった.