くろわしきのおもいで


ビデオ観戦のかわりと言っては何だが,昨日は,過去の黒鷲旗観戦メモなどを掘り返して眺めていた。黒鷲旗は比較的マメに観に行ってマメにメモをとっていると思っていたがそんなことは全くなく,記録としては何の役にも立たない。考えてみれば,2000年−2008年の9大会のうち,少なくとも2001,2004,2005の3年は海外旅行に出かけている(関空から府体直行したこともあるが)。その他にも仕事やら実家の法事やら他の所用やら,必ずGWに大阪にいるとは限らない。


そんな役に立たないメモでも,忘れていた記憶が少し呼び覚まされて懐かしい気持ちになったり,今振り返って新たな発見があったり。例年あの時期は個体識別が追いつかない新人さんがわらっと出てくるのでメモ書きがとんちんかんなことになっていて思わず苦笑したり。


たとえば2007年だと,豊田合成の新人井上が何故かリベロで出場しているとか,東海大でセッター対角に入っている深津は何者だろう(今セッターをやっている深津と同一人物?)とか,今や日電の選手になった早稲田の柴小屋をそんなことはつゆ知らずで観ていたりとか,そういうの。


個人的には,近年の黒鷲旗大会のうちで最もいろいろなことがあったのは2006年だと思う。この年は天皇杯皇后杯としての黒鷲旗の最後でもある。廃部が決まっていた旭化成スパーキッズの最後の勇姿でもある。その旭化成を準決勝で破った東海大が大学勢として久しぶりに決勝戦まで残った(準優勝)のも,その後の試合形式を考えると貴重だろう。このとき清水が2年生で(金子が4年でキャプテン),彼は左利きだからというのを別にしてもずば抜けて目立っていたと記憶している。加えて極私的なトピックとして,今のNECの監督とコーチ(のうち一名)の引退試合でもある(アリーナ自由で観ていた)。それだけ色々なことがあったにもかかわらずこの年の大会はテレビ放送がなかったのかたまたま録画をしそびれてしまったのか,全く映像が手元に残っていないのは残念。


旭化成と言えば,先日,HDの録画領域を確保するために,録りっぱなしになっていた映像を幾つか確認して予約録画の余分を削除したりDVDに焼いたりしたのだが,その際,第11回Vリーグ(2004/05)の開幕日の旭化成の映像が出てきて涙がちょちょぎれそうになった。今度の全日本女子の監督が復帰した年。開幕戦のスタメンが,高橋智則,鈴木孝政,末次,大坪,真鍋政義南克幸,L舩越。ほかリザーブに,熊谷,丸山,伊藤淳,古田,真鍋智彦あたりの姿が見える。田村(現JT)が新人。監督が久保義人,コーチが山田さん。まだ誰か忘れてそうだ。高橋慎治ってもう入ってたっけ。


ちなみに相手はJTで,臺,苅谷,宮下,徳元,サベリエフ,内冨,L山本


落ちはありません。