ネタバレですよと書くまでもなく@C.C.レモンホール


案の定道中迷って,そのへんに飛び込んで道を聞いたとても地方在住者が想像する都民の図とはかけ離れた自分用。渋谷公会堂は人生初。ダンジョン渋谷で駅からそれなりに坂を上る。わりかしこぢんまりした印象のホール。


メモ取ってないんでセトリはいただきもの。



RAZZLE DAZZLE FRAGILE
RAZZLE DAZZLE
独壇場Beauty
PIXY
羽虫のように
BOLERO
Django!!! -眩惑のジャンゴ-
狂気のデットヒート
錯乱Baby
SANE[COSMOS]
唄[SIX/NINE]
VICTIMS OF LOVE[SEVENTH HEAVEN
TANGO Swanka
くちづけ
月下麗人
夢幻
Solaris

【EN1】
妖月
Goblin[十三階は月光]
die[dtd

【EN2】
ICONOCLASM[TABOO]
スピード[狂った太陽]


最初のうちは前のツアーと比べたみたり席が遠いくせに衣裳が気になりすぎたりと,ちまちまと気が散って乗り切れなかったんだけど,中盤のSANEがかっこよかった。ライブで聞くのは初めてで,ライブっぽくない音をどうするんかと思ってたら拡声器が出てきたりマイクの出力を歪ませてたり。ステージ背面のスクリーンにはタイプライターで歌詞が出てくる。わざと画像を荒れさせてて,ノイズっぽく。そこから唄→アレンジされまくりでもはや別曲の VICTIMS OF LOVE → TANGO Swanka の流れは良かった。新しい曲ばかりだとどう聴いていいのか分からなくて戸惑う部分はあるのかも。そこに聞き慣れた曲を立て続けに挟んで人心地。


そしてその後ちょっとSEインターバル挟んで,くちづけのイントロがぽーん,ぽーん,ぽーん,と聞こえてきたところで固まってしまって棒立ち状態。


ふだんは,チケット代分エネルギー消費しないと損っていう強迫観念が働いている節さえあるけど,動けないことってあるんだなあ。イントロでがーんってなったまま,ぽかーーんとしてた。


なんだろう。屍鬼のオープニングで毎週聴いてた曲を生で聴いて(ライブでやったのはアルバムアレンジがベースと思われるが)感動したんだろうか。意識の上ではそういうんじゃなかったんだけども,それもあるのかもしれない。ただ見てるしかできなかった。


月下麗人でも立ち直れず。ようやく立ち直ったと思ったら,妙ににやにや。そのまま本編終了。


アンコールは紗っぽい幕越しの妖月で始まり。前面の幕に映像うつすから,半分溶け込んで,映像と映像を混ぜたような,海の向こうにゆらゆらしてるみたいな,幻想的な絵になってた。


そのあとは,たのしいかんじの曲でだだだっと。最初に乗り切れないと言ってたわりに,終わってみればしっかりふくらはぎや向こうずねが筋肉痛の予感。


おとなしめの曲ではオペラグラスで上手方向ガン見。ゆうたがちょこちょこ動いていていちいちおもしろくて飽きない。宝塚方面の女優さんみたいな髪型で首にストール巻き巻き。


ひでひこさんはもうちょっと髪を短くしていただけるとありがたいのだが。隣の人や斜め後ろの人が思いっきり,標準的な(平均的な)長さよりもばっさりやってるので,よけいに気になる。その中途半端に「伸ばしてるんじゃなく伸びたんです」な感じでアコギを抱えると,往年のフォークシンガーっぽくも見える。


裾がおもいきりアシンメトリーで長さばらんばらんでフリンジがついてるのか切りっぱなしなのかもそもそしたコート(ジャケット?)らしいものに,らくだ色の何かをまとっていた。よくわからん。じゃじーでずるずると長い衣裳自体は珍しくないけど,装飾過多気味なのがちょっと珍しい系統。去年の12月以来に見て,相変わらず飄々とした様子でじゃかじゃかやってたので,,ああ良かった,とわけもなく思った。


これから3週間ほどの間に東京・神奈川公演が続いて,今のところの予定はそれだけ。年末の武道館はまだ取っていない。ツアー後半全く行けるところがなかったので,武道館に行かないとツアー前半だけってことになるのは心残りのような。