Vチャレンジリーグ川崎大会@橘高等学校体育館
先々週の宮前SCよりは少なめだったかなあ。先々週は3試合,今週は2試合だから関係者含めてもそうなるか。高校の体育館だから観覧席はアリーナ(フロアレベル)のみ。こぢんまり。体育館の2階がフロアだったのには驚いたけれど。都会だ。
でも,交通の便は良いし(JR南武線向河原駅徒歩8分),カードも悪くないし,なんたって無料なので,明日もやってますよ,とアピールしてみる。
なぜ高校なのか,なぜ無料なのか*1,川崎市さん&富士通さんの意図を測りかねつつ,2週も川崎大会があって,近場で無料でウマー。
ジェイテクトSTINGS3(25-15,25-22,25-22)0東京ヴェルディ
J:松原,松崎,高橋,石田,金丸,若山,L興梠
→V:奥田,飯塚(2s-横村),竹田(1s途中-間瀬),濱口,中島,溝口,L浅岡
先々週からしゅんすけグリーンさんは凄いなあと思っているのだが,今日は拾われたり止められたりの場面も。結果だけ見ればジェイテクトが盤石。ヒーローインタビューは背番号15番対決を制した若山。
第2セットであっち側のコートになったジェイテクト,線審や選手に隠れて誰のサーブかわからない。ヴェルディはサポさんのコールもあるし背格好もまちまちだけど,ジェイテクトって微妙に似てる人が多くありませんかね。気のせいですかね。石田高橋松原組と金丸松崎若山組というか。
第1セットはジェイテクトの4連続得点で始まる。その後もよくわからんうちにジェイテクトが1個ずつブレイクを積み重ねて終わってみれば10点差。最後は2連続ブロック。ブロックよく出てた。ヴェルディは連続得点したのが飯塚のサービスエースの1度だけだったみたい。
第2セットのヴェルディはスタメンをかえて,横村と間瀬。途中溝口サーブの場面で横村のレフトと中島のバックライトなどで4連続得点を重ねるなど,中盤まではヴェルディがリードする展開。しかし15-15から松崎が中島を止めてひっくり返して以降はまたジェイテクトが要所のブロックなどでもつれながらもリードを保って,逆転でこのセットを取った。15番マッチアップ感満載で始まり,次第に横村の打数が増えていく。
第3セットに至っては横村様々で,獅子奮迅の働きを見せた。帳票によると,2セット分しか出ていないのにチーム最多打数&最多得点の由。とりあえず横ちゃん全部横ちゃん状態(は言い過ぎ)。競った展開ではあったが,最後はジェイテクトが突き放した。25点目は松原のサービスエース。うふふ。
帳票を見る限りブロック数に圧倒的な差。あと,ヴェルディはレフトの2人に偏りすぎてて,とくに真ん中が使えてない感じではあった。
富士通カワサキレッドスピリッツ3(22-25,25-23,25-13,25-21)1大同特殊鋼レッドスター
リスご一行様のご出勤に何故か頻繁に遭遇してしまうワタクシ。先回の田園都市線同一車両乗り合わせ事件に引き続き,本日も向河原駅からほてほてと商店街を歩いていたところに後ろから男の人達の「そこの店のランチは」云々という声が聞こえる。おおかた男性観客かただの通行人だろうと思い過ごしていたら,そこに「ちーっす,おつかれーっす」「お前らチャリかよ」みたいなやりとり続き,もしやと後ろの様子を窺ってみたら案の定であった。ママチャリで体育館に乗り付ける方々……家が近い……の……か? いや,いいんですのよ。リスさんちのゆるいジャージ姿移動もヴェルディさんちのぱりっとしたスーツ姿移動も,どちらも大好きです。
その商店街にはレッドはレッドでもレッドロケッツの応援フラッグ(外灯に一個ずつくくりつけられてるアレ)が向河原繁栄会の看板と共にはためいていたわけで,だいたいNECエレクトロニクス専用改札があるような駅なわけで,いささか不思議な光景ではありながら。
橘高校は富士通中川の母校だったらしい。その中川はベンチスタートだったが,第2セットから出てきて活躍し勝利に貢献してのヒーローインタビュー。期待を裏切らないコメントで笑いを提供してくれた。
橘高校男バレ部の生徒さんが試合前練習の壁をやってくれて,さすが男子高校生は安心して座っていられた。試合が終わるやいなや部活(の練習)を始めたのにも驚いたが。運営手伝いのあと午後5時過ぎから練習だなんて,お疲れ様です。
F:北沢,岩井,平澤,松野(2s-中川),神山(2s途中−勝田),三芳,L藤森
→D:小林,田中,倉田,土屋,川波,辰巳,L平井
第1セットから第2セット途中までの富士通の動きの悪さたるや。フェイントやルーズボールは確実に落とす,パスはあらぬ方向に飛ぶ,ディグはぐずぐずで北沢が走り回る,レセプションも以下同文。そしてコート上に今ひとつ覇気がない。皆それが分かってて気合いの入った声を挙げてはいるのだが,うまく動きに繋がらず全体的にかみ合ってない感じ。あんたら地元だろー,職場の知り合いとか来てんだろー,とかとか。かえって緊張してたのかもしれん。
相変わらずS1とS4のレセプションローテーションが鬼門。
第2セット,OP中川で始めてみたけれども(うるささはupしたけれども)流れを変えるには至らずぐずぐずのまま。こりゃあ今日はホームなのにぴりっとせんのう,大同やっちゃえ★ とか思っていたが,7-10で勝田を投入してから富士通が少しずつ落ち着きだした。逆に大同にミスが出始めた。16-19の時点では大同が3点リードしていたが,富士通が岩井のサーブで崩してじわっと追い上げ,大同田中のサーブがアウトになったあとの大同S1レセプションローテに富士通のピンサ渡辺がはまって追いついた。そのあと大同が逃げかけたものの,22-22からの富士通中川のサーブのところで3連続倉田レフトを3連続で拾って,カウンター(トランジション?)アタックをものにして逆転で第2セットを取った。
大同,あとちょっとだったんだけどなあ。第2セットの最後にねばねばしてどうにかセットを取った富士通が,ようやく人心地の体で第3セットへ。
第3セットは富士通のブロックが機能し,ワンタッチにかけてディグを上げてなんとか繋いでサイドオープンをがっつり決めるという形が作れるように。逆に大同は急に決まらなくなり,勿体ないスパイクアウト出たりして大量点差。セッターを淡田にスイッチするも,勢いに乗った富士通がたいへんサイドアウト率の低いセットを取りましたとさ。淡田さんに変わってから2回ほどあった川波時間差がなんか良かった(このセットは拾われてるけど)。
第4セットは両チームサーブミス多め。富士通はトスが合わんところが気になったけれど,ブロックがよさげ。それに対して大同もブロックフォローはできているんだが,ブロックを避けたいがためにだんだんスパイクアウト量産体制に。おまけに,ラリーを取ってさあこっからというところでサーブミスになるのでずっこける。出入りの激しいセット終盤19-19で大同が追いつくも,またも20-20からの中川サーブのところで都合4連続得点を重ねて勝負あり。
大同はどうもくらたまさんが1のところにいるレセプションローテーションが苦手らしい。くらたまさんサーブ自体はブレイク率低くないのにね。富士通中川サーブ(S4)ってことは富士通前衛15/6/7で攻撃力弱めだし,逆に大同は前衛6/2/13で悪くなさそうなのに。
サーブがよい選手のサーブ後のローテーションが弱いのはバレーボール7不思議の一つ。単純にサーブがよい選手=得点源→後衛に回る=マズーだけではない何かがありそう。S1の謎というのもある。S1レセプションローテーションってどうしてどこのチームもあんなに苦手なんだろう。そしてそのわりにS1で始めるチームが多いのも謎。
*1:有料試合にすることに付帯する諸々のため,かえって無料の方が低コストとの説もあり