第61回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/3(木)大会3日目

今日で4チーム1グループでの1回戦総当たりが終了。各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
例年この3日目は祝日ということもあって大勢の観客がつめかける。体育館は熱気でむんむん,席がなくて通路の階段にまで人がぎっしり,という絵を想像していたけれど,今年は,たしかに満席になって席を探している人はいたけれど,そこまで激しい混雑ではなかった。わたし自身3年ぶりなので昨年一昨年との比較はできないが,全日本選手が出ていないことが関係しているのだろうか。4年前はどうだったかなあ。
しかし,涼しくて椅子もあったとはいえ,観戦3日目ともなると中の人の疲労が蓄積されてきた。後半のぷれみあ同士の対戦あたりでどんどん下降していく気力体力。

グループ戦最終順位

A:パナソニック(3-0) 大分三好(2-1) つくば(1-2) 中央大(0-3)
B:東レ(3-0) ジェイテクト(2-1) 明治大(1-2) JT(0-3)
C:豊田合成(3-0) サントリー(2-1) 東海大(1-2) 富士通(0-3)
D:堺(3-0) FC東京(2-1) 日体大(1-2) 大村工高(0-3)

あす準々決勝の対戦

大阪府立体育館ボディメーカーコロシアムなんば駅徒歩5〜6分。
トーナメントは準々決勝がいちばん面白いとはよく言われるところ。
スタンド自由席が2500円。いちにち楽しめますので,お時間のある方は是非。
第1試合 11:00 パナソニック-ジェイテクト Vプレミア優勝チームにVチャレンジの雄が挑む
第2試合 12:30 サントリー-堺 白熱必至の大阪ダービー
第3試合 14:00 豊田合成-FC東京 戦力が揃っている両チームによる準決勝進出をかけたガチ勝負
第4試合 15:30 大分三好-東レ Vプレミアの幅の広さと奥の深さを堪能したい
※第2試合以降の開始時刻は前の試合の進行により遅れる場合があります。

[A1]日本体育大学3-0大村工業高等学校(25-21 25-21 26-24)

日体大:9渡辺 5上西 28山田 1山本 2黒木 24田尻 L12吉武/13大内
→大村工:12山口 10峯 1竹下 4山下 7山添 6浅川 L3渕江
〈メモらん〉
日体大は,スタメンのほかにちょこちょことメンバーを試していた。
・第1セット途中から,山田→8豊田。第2セットスタートも。
・第3セットスタートは31橋本 27小宮 8豊田 15板東 2黒木 24田尻。番号が大きい。
・予選リーグでの敗退が決まっている両チーム。3連戦の3日目で連戦の疲労もあるだろう。約1週間後には大学リーグもある。
・ここでいろいろ試して,収穫があればラッキィぐらいの。
・大学カレンダーベースで考えるとリーグ期間中に行われている黒鷲旗。この大会がきっかけでリーグ戦後半はメンバーが替わったという話もないわけじゃない。
・とはいえ,一方の大村工のほうはずっと同じスタメンだったようす。タフ。
・結局大村工の試合を落ち着いて見ることができなかったのが少し心残り。
・第3セットは大村工が先に24点を取ったのだけれど日体大が追いついてデュースになり,一気に行った。

[B1]富士通カワサキレッドスピリッツ2-3東海大学(19-25 25-17 18-25 25-23 10-15)

東海大:3星野 18鈴木頌 7池田 2阿部 29栗山 1深津 L15大西
富士通:14岩井 9平澤 19松野 7勝田 6平澤 15北澤 L17藤森
〈メモらん〉
富士通,今日は田中がベンチ入り(途中交代出場),呉屋がセカンドリベロ,小川はリリーフサーバーで出場。ベンチアウトは廣本。
東海大鶴田はやはり前日の試合でいためたようで,今日はベンチアウト。
・かわってコートに立った星野がやる気を見せていた。
・コートの片方にだけ何かが付いているのではないか。セットごとの差が激しい試合だった。
・第1セットは富士通ぐだぐだ,第2セットは東海大ぐだぐだ,第3セットは以下略,である。
・Bコートの試合はこのあともいちにち色々とバレー好きの神様に気に入られた模様。

[A2]ジェイティクトスティングス3-0明治大学(25-23 25-20 25-21)

(第2セットスタート)
→明治:17杉本 8鎌田 13大塚 19有田 1澤田 12新 L29瀧野
ジェイテクト:6高橋 9石田 2金丸 15若山 11安井 8松崎 L12興梠
〈メモらん〉
・勝った方が決勝トーナメントに進む大一番。ジェイテクトがお兄さんの意地を見せた。
・杉本が試合途中にすこし痛めて,一時期飯塚に交替。試合中に戻ったので,大事ないようでなにより。
ジェイテクトが明治の攻撃を拾って切り返す。安井安井安井。
・明治にとってこの大会から何か今後の糧を得られればいい。
ジェイテクトは昨年の黒鷲でも決勝トーナメントに進出して会場を沸かせたと聞く。今年もまた,決勝トーナメントの舞台に駒を進めた。どこまで行けるか楽しみ。

[B2]つくばユナイテッドサンガイア3-0中央大学(25-22 25-22 25-22)

中大:8新井 17手塚 15江頭 1渡辺 7伝田 28関田 L5山香
つくば:20椿山 19久原 18加藤 5李 8出耒田 12前田 L22吉野
〈メモらん〉
・いろいろやってみる? のか他の意図があるのか中央大学。今日もMBのいちまいは手塚。セッターは途中13石井にかわったり戻ったり。
・大学の方の筑波大学中央大学は1週間弱前に対戦したばかり。そのときはストレートで筑波大が勝っていた。
・筑波大メンバーに百戦錬磨のおにいさんたちが入ったサンガイア,そりゃこうなるのかもしれん。

[A3]堺ブレイザーズ3-0FC東京(26-24 29-27 25-14)

→東京:17橋場 4バトゥ 28前田 11ミロ 18山本雄 6山内 L23山本洋/3福田誉
堺Bz:19今村 9名田 5内藤 7エンダキ 16西尾 12横田 L2井上
〈メモらん〉
・第1セット第2セットともデュースになり,どちらが取るかわからない手に汗握る展開。
・それを2セットとも落としてしまった東京,第3セットは切れちゃったのか,ブレがさくさくになってしまったかんじ。
・堺はピンサで8金井。

[B3]サントリーサンバーズ2-3豊田合成トレフェルサ(17-25 20-25 25-22 25-23 9-15)

サントリー:8金子 10冨士田 9アンドレ 5柴小屋 12塩田 6岡本 L15佐別當/13高橋賢
豊田合成:13岡本 17佐藤 8メロ 10井上 14幡司 3重村 L19古賀太/11森
〈メモらん〉
・試合開始直前に古賀幸一郎と深津をスタンドで見かけておや,と思ったら,こういうスタメンだった。
佐藤和哉がプレーしているところを見るのは久しぶりだ。この試合通してがっつり見たわけではないが,リリーフサーバーの起用を除けばフル出場だったのかな。
リベロは太一郎の割合が多く,途中森の時間帯も,というかんじ。
・ファンの思い入れが深まる3日目であることよ。
・合成の岡本はここまで3試合ほぼ出ずっぱりで拾いまくりで,打ちまくりで,キャプテンしてて,今大会すんげーがんばってる。
・今頃気付いたんだけど,パンフレットに名前がない人が気になる。
サントリーは,金子と米山が適宜入れ替わり,柴小屋と越川が適宜入れ替わり,が基本スタイルだったみたい。冨士田にかわって二木が出ていたり。
・合成がいい感じで2セット連取したところで本日Bコートの神様がそうはさせじとお出ましに。
・第4セットは序盤合成が5点のリードを取ったがじわじわとサントリーが追いつき,18-18で追いついてひっくり返った。
・第5セットは合成岡本のサーブで始まり,0-4まで一気に。その後も合成がブレイクを重ねてグループ1位通過となった。

[A4]東レアローズ3-2JTサンダーズ(22-25 23-25 25-17 25-21 15-12)

東レ:19梅野 16角田 3古田 14今田 8瀬戸口 11王 L15勝野
JT:10小澤 1安永 5神田 9甲斐 18石橋 17深津 L21大上
〈メモらん〉
JTがストレートで勝つんじゃないかぐらいの展開が,どうしてこうなる。いい感じだったのになあ。うー。
東レ,途中から今田→大木。どうもこのあたりから東レが試合の主導権を握った感じになってきた。
・うまい。サイドアウトを取るにしろ二段トスを打つにしろ。
・大木に上がるとミスしないで東レの得点になる(今田がミスしてたというわけではなく)というプレッシャーでJTがどんどん落ちてってた。
・3敗だが,それについてはあまり考えない(昨日書いた)。
JTファンは胃も胸も痛めているだろう。もっとも,今季のJTに関しては,さきのVリーグ中からそんなのばかりだ。
・大会前に戦力不足が懸念されていた東レは蓋を開けてみれば3連勝。今日はボヨビッチを休ませることもできた。残り3試合も10人で戦う。

[B4]パナソニックパンサーズ3-2大分三好ヴァイセアドラー(25-23 18-25 21-25 25-20 22-20)

→パナ:13枩田 4伊東 11チアーゴ 6白澤 16大竹 8川村 L7山本
三好:21高橋和 13中島 10オンテレ 7細川 20高橋貴 18山田 L14橘
〈メモらん〉
・第5セットの小川さん%ワンブロがかっこよかった。すてきだった。
・三好が取るのではという流れにいったんはなったが,完全に引き寄せることは出来なかった。パナが意地と根性とチアゴで1位通過をもぎ取った。