2012年度関東大学秋季リーグ男子1部・6日目(ちょこっと)


先述の通り,第2試合の途中から観戦。真昼の数時間を台場の砂浜で直射日光にあたってすごしたため体力消耗気味でぼんやり観戦。そのときはそれでいいと思っていても,あとあと悔やまれることになるんだが。その場の記録は大事だよー。


リーグも後半になると,出場選手もドラスティックな変化でもないとついつい「あ,いつものスタメンね,いつもの交代ね」で流してしまがちになる。実は覚えていない。まして,どのセットに何があってどういう経過で,なんて覚えていられるわけがない。そして,帰宅してくよくよする。謎のついーとの断片を見てもやはりわからず。

中央大3-0専修大(25-19 25-19 25-18)

日体大3-0順天堂(25-18 25-15 27-25)


見ていないのでなんとも言えないが,順大もよくわからん。波がありすぎる。

筑波大3ー0東京学芸(25-18 25-21 25-19)

慶應義塾2-3早稲田(27-25 23-25 25-19 25-27 13-15)


無敗の慶應に土をつけたのは早稲田。今リーグの首位争いに相応しい,白熱したゲームだった。


早稲田が2セット先取するも,3・4セット目は慶應が粘る。第5セット,たしか序盤に早稲田がひとつブレイクしたのかな。慶應7-8早稲田でコートチェンジ。そこから早稲田がさらに2つ続けて得点し,慶應がブレイク仕返し。というのを繰り返して,最後は,この日好調だった吉村のスパイクで早稲田が勝った。


吉村が切れてた。専田のサーブも効果的だった。専田のサーブで慶應のレセプションを崩し,無理にあがった岡田のスパイクを濱松がブロックする,という理想的なかたちが2度続けて成功し9-13にまで引き離せたのが,勝負の分かれ目だったか。その後慶應が追い上げはしたのだが。慶應13点目となった長ラリーのあとの間宮さんなんて,叫んでしまったところだったが。


早稲田が順大に敗れた試合をきちんとは観ていないのだけれど,優勝争いの中で戦い抜くというのが今後の課題になろうかとは思う。しかし,複数の強サーバーがいてサーブ&ブロックでブレイクができていること,本間と専田中心にレセプションとディグが安定しており,そのうえでサイド3人全員バックアタックが使えることなど,戦い方はオーソドックスだけど力強い。助走もふくめ,みんなよく足が動いている。いいチームだ。


早稲田のセッターは梅澤1人だったのかしら。今週は梅さん1人っぽい感じだった。妄想スタメン(妄想というか思い込みというか)


W:15福山 11専田 7七里 5吉村 10濱松 4梅澤 L6本間


K:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬/6中出


慶應リベロは第3セット途中ぐらいで交代。いまさら,早稲田がフロントオーダーであることに気づく。奇しくもフロントオーダー対決。

東海大3-2明治大(20-25 25-21 25-21 18-25 15-11)


明治:12新(→26原) 19有田 4水野 13大塚 11飯塚 1澤田 L21中村


東海:3星野 18鈴木頌 32鈴木匡 8北林 2阿部 1深津 L15大西


Bコート第2試合の熱戦のさなかに始まったA3。首位争いのB2とは対照的に,ここしばらく上位にいながら今季絶不調の2チームの対戦。如何せん両チーム怪我人が多い。らしい。明治は,前週試合中に足をいためた鎌田がベンチアウト。サイドの杉本もたぶんベンチアウト。東海の星野は,出てはいた。ハムぐるぐる。


どっちのチームもそうだけど,とくに東海はずっとコート内がばたばたしている。二打目取りに行くのにぶつかったり,逆にブロックリバウンドやフェイントを譲ってお見合いしたり。そのへんはまだかわいいのだけれど,スパイクもお見合いというかちょっと躊躇して跳んでる感じがなんとも。


明治はもともと「こいつに上げればなんとかしてくれる」絶対的エース様がいない中でやってきているチームで,それでも強いのが明治のふしぎな魅力なんだけど,今季はそれが陰を潜めている。何がすごくダメということじゃなくて些細なところだろうとは思う。飯塚じゃなくて杉本だったらというようなことではない。きっと。飯塚は小柄でジャンプの仕方と全身で打ち抜くスパイクが小気味良い,たいへんツボをつく選手。


特定の跳びぬけた選手がいないかわりに,全員でねばっこく諦めずに繋いでいくのが持ち味だったとしたら,その繋ぎのところが足りないのかな,という感じもする。


それは東海にも言えることで。離脱者云々だけでなく,そのへんが「らしくない」と感じるところ。もちろん,人の問題も大きい。春に試合を重ねるごとにめきめきと育った池田がいないのがかなりの痛手だ。しかし鈴木匡はかわいい。先週見たときは,線も細いしスパイクアウトやスパイクに出来ない系の打ち損じが多くて頼りなさを感じていた。打数も少なく思っていたけど,得点ランクの上位になってた。案外上がってる。無茶ぶりはしないようにしているようすはうかがえる。スパイクアウトとサーブアウトが多いので「あちゃー」となることも多いけれど,子どものころから知ってる近所の少年的な佇まいが大変年上心をくすぐるので,細かいことはええか,という気持ちになってきた。