2013年度関東大学春季リーグ男子1部・9日目


血液型性格診断は冗談にしてもタチが悪いと思っているクチですが,O型あるあるで,「1つでもうまくいかないことがあると全部どうでもよくなる」みたいなのを見たときには,全くその通りだと思いました。


というわけで,1日ぶっとばして気持ちが軽くなったのでだらーーーーっと観戦。遅刻という言葉も辞書から削除。定刻など存在しない。


閑話休題


今日はAコートとBコートの進行速度の差が大きかった。もつれると予想していたBコートのほうが,あっさりストレート×3試合。

日体大3-2中央大(25-18 23-25 25-19 18-25 15-12)


第1セットの終盤ごろから観戦。スタータも第5セット以外は控えていないが中大はいろいろやってた。第2セットの途中に確認したところOP9江頭(←今村なのかスタメンなのか不明)。つまり,GW前OPに入っていた1新井はレフトにうつり25井上と対角を組んでいた。フロントオーダーなのは変わらず(と,そのときは思ったが第5セットがバックオーダーなので見間違いか)。


第3セットはスタートからセッターもかえて7石井と9江頭の対角。もっとも,第3セットはしわい展開だったので,セッターは途中から21関田に戻るわけだが。リベロも,ほぼ28伊賀だけれど,一時4森が出ている時間帯もあった。


第4セットはスタートから19塚本(←25井上)。ただしこちらもセット途中で井上にもどした。


対するは優勝に向けて1試合も落としたくない日体大。こちらも,第4セットは中大に滅多打ちにされた。サーブで狙われまくった31峯村を一時8板東にかえるなど総力戦のかまえ。リベロも,ほぼ34山本だけれど一時32長谷川との併用もみられた。


第5セット。


→中大:25井上 11手塚 9江頭 1新井 2傳田 21関田 L28伊賀


日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村 19小宮 2中村 L34山本/32長谷川


1年生リベロ対決や1年生レフト対決も見どころだった。時折不安定な部分も含めて。


一進一退の激闘。サイドアウトの繰り返しで点差が開かないまま12点まで来たところから,日体が走った。


日体大の14点目は,中大側のオーバーハンドレセプションでのドリブルだった。ルールはルールだから仕方ないけれど,なくなること*1がわかっているルールなのに,と思うと切なかった。サーバー誰だったかなあ*2。短く,サイド側ぎりぎりのラインにゆるめのフローターを入れた。そしてレセプション外れ気味の選手(たぶんえがちゃん。ちがうかも)に取らせた。


とはいえ,試合全体をみれば,一進一退で手に汗握るもので,締まった見応えのあるものだった。


日体は前日に続いてのフルセット勝ち。薄氷のフルセット勝ちが多いのだが,8勝1敗の単独首位をキープした。抜きんでてすごい選手がいるわけではない(山田はそりゃ頼りにはなるが,1部の全チームのエースアタッカーを並べて山田だけが抜きんでいる感じはしない)し,決定力不足を感じる場面もあるが,安定しているし「試合に勝つ」しかけをしている。


敗れた中央大は「4勝しかしていない」ことがしっくりこない。うまくいえないのだが「弱い」わけじゃなくて,ちょっとずつもったいない感じ。半分だけボタンが掛け違っていて本領が発揮し切れていないもどかしさがある。

筑波大0-3早稲田(18-25 22-25 21-25)


こちらは第2セットからの観戦。今日は8出耒田は出ていたが本調子には見えず。そして。田城。松葉杖。ひぃぃ。


ローテーションはあっていない第2セットスタータが↓こんなかんじ。


筑波:17吉川 1久原 12宮内 8出耒田 14篠村 18兒玉 L10竹澤


早稲田:11福山 9専田 3七里 7濱松 1吉村 19山口 L2本間


第3セットは筑波がリードしていた。20-18ぐらいから早稲田が逆転して,一気に20-24まで持っていった。ずっと専田がサーブを打っていた。専田はハムぐるぐる巻きにサポータがさらに増えていて,かわいいおみ足なのに見ていて辛い。それでも効果的なサーブを打ち,高い前3枚がブロックにかける。拾う。繋ぐ。


20-24からのラリーも長くなった。早稲田のトランジションアタック。チャンスボールがライトの七里さんに。おもいっきりかすった音がしてネットにびにょーん。


あのまま25点取れたらかっこいい場面だったからね。これは決まると思ったからね。ずっこけはしたけれど,次のレセプションアタックはきちんと決めて,ストレート勝ちをおさめた。

明治大3-1法政大(22-25 28-26 25-11 25-19)


→法政:9池田 17小粥 1小川 15木村 10村上 20長谷川 L14阿部/13久保田


明治:5佐藤 1大塚 6飯塚 17小野寺 2新 10杉本 L22瀧野


第1セットは法政リード,明治が追う展開。前日学芸にストレート負けの法政。ともかくひどかった,という話しか聞こえてこなかったが,今日は木村の決定力も高かった。


第2セットは明治リード。しかし20点ぐらいで追いつかれる。デュースの攻防の末,どうにか振り切る明治。


と,ここまでは試合になっていた。


どうしてああも突然,がたがたーーーーっと崩れるのか。


小川をサーブで狙い打ちにして疲れさせて,全部木村にあげさせて木村のスパイクにブロッカーが照準をあわせていたら,そのうち木村がブロックを厭がってホームランを打つようになる,というような法政対策を話しながら見ていたら,だいたいその通りになりましたよと。


明治が良かったという感じもなかったんですがね。とくに序盤は。あまりにスパイクが決まらなすぎて「おまいらは高校女子か!」っていうツッコミが喉まで出かかった。今日のしんさまはいまいちなしんさまだった,らしい(自分ではよく分かっていないが近くにいたおぢさまがたの評によるとそういうことらしい)。


いったん優位に立ってからは,明治自体ものっていけていたようにも。


第4セットの終わりごろは,明治がもう少しリードしていたような。法政がピンサの18千住が仕事をしてちょっと詰めていた。が,まあ,なかなかね。


明治は,入れ替え戦圏脱出確定。

慶應義塾0-3順天堂(32-34 19-25 20-25)


慶應:1岡田 3益田(たぶん。途中から17佐藤) 8稲田 9柳田 12野口 6星谷 L16野瀬


順大:22堤 2細中 15柳田 5佐野 12廣瀬 1藤井 L21山崎/25小芝


順大のスタメンがかわっている。OPにスタートからもおり。第1セット11-12ぐらいの場面で,1藤井→3伏見,15柳田→19田和のスイッチバック2枚替えを確認。そして,リベロも。20館石は水色半袖ユニフォームでレシーバーだった。


こちらのコートはほとんど見ていないのでなんでこうなったのかわからない。第1セットすごくもつれていて,前夜(見てない)を思い出すなり,見られなかった板張りでの筑波戦を想像するなり。順大の乗っているときの闘争心が前面に出た勢いの良さ,ブロックの高さは脅威。


慶應は,第3セットローテーションを半分回して柳田サーブスタートに。で,次の順大のサーブが,伏見。え,ふしみ?


→KO:9柳田 12野口 6星谷 1岡田 17佐藤 8稲田 L16野瀬/L2川村


J:22堤 3伏見 15柳田 5佐野 12廣瀬 1藤井 L22/21


伏見,このセットMBで入ってました。これだからJさんは(褒めてます)。


ローテーション半周してもなかなか状況を打開できない慶應。セッターを26池田にかえたり,リベロで2前田を投入したりと,いろいろやっている様子はちらちら窺えた。


最後は順大の1年生30後藤のキルブロック。


筑波,慶應と,日体を1勝差で追っていた3チームのうち2チームが続けてストレート負けを喫した,予想外とまでは言わないけれども,およよ,とはなったわけで。この時点で6勝3敗に4チーム。たいへんだー。

東海大3-0東京学芸(25-19 25-20 25-16)


東海:18秋庭 1鶴田 22栗山 3池田 31久原 12鈴木頌 L2大西


→学芸:19樫原(3s途中-8金成) 5加藤 9堀込 3柴 15柳澤 14大西 L11齊藤/7白川


東海のスタメンセッター秋庭。おそらく交代なしでフル秋庭。わたしの根拠のない予言があたった。


第3セットの途中あたり,ふと見たら学芸OPに1大和田が入っていた。1番付けてたしOPで間違いないと思うのだが。


第1セット途中ぐらいで隣が終わったのでこの試合しかしていなかったんだけど,ほんとうにゆるゆるとしか見ていなかった。


東海は,中位あたりの特に目立つ何かもないチームに落ち着いちゃった感じはあるが,この試合においては盤石に進んでいたように見える。セットスタート時に学芸が走る場面は見られたが,まんなかへんでは逆転していた。中位グループと下位3チームとの間を隔てる大きな差が感じられる今リーグ*3。12チームはやはりちょっと,多いのかな,と。中位が混戦過ぎて意味が分からないんだけど。


12チーム中5チームが9日目を追えて6勝3敗。

専修大3-0国士舘(25-16 30-28 25-20)


専修:4板宮 18川波 1長友 13高橋 12藤中 8山本 L22吉澤


国士舘:27池田 43小島 31奈良岡 15権藤(1s途中から16河西) 3佐々木 28伊藤裕 L1峰尾/18古田


専修はリベロが1年生の22吉澤。今まで出ていた23池田も1年生。吉澤はサレ中→東亜の由。


コクシのMBにまたもニューフェイス。1年の小島。埼玉栄


第2セットはコクシ取れると思ったんだけどなあ。良い流れだったんだけどなあ。取っていたら,前日の対東海戦のような展開になっていたやもしれない。


勝った専修7勝2敗。同じ2敗組だった慶應と筑波が敗れたので単独2位。首位と1勝差。

おまけ


星取表(現在の順位)


20130512222130


勝敗表(現在の順位)


20130512222131


日程別勝敗表(スタート時点の順位)


20130512235249


順位の推移


20130512222129


6勝3敗が5チームとカオスなことに。可能性レベルでいえば,6-3組の7位まで優勝の可能性あり。残り2日。

*1:正確には延期

*2:小宮?

*3:東海は前日国士舘とフルセットだったわけだが,見ていないのをいいことに。