2013年度関東大学春季リーグ男子1部・1日目


開幕しました。開幕前の練習試合等の様子も知らないし,高校生(=有力新入生)にも疎いので,出たとこ勝負です。


今年から,という人もいないでしょうが。たまたま検索でたどり着いた方に,オーダーの見方。

  • メンバーは断りのない限り第1セットのスターティングオーダー。ポジション1(後衛ライト)から反時計回り。
  • →がついている方がサーブ始まり。
  • 途中交代は,わかる範囲なので見落とし多し。また,オーダー内では原則,いわゆる「変えちゃった」のみ書いています。
  • ワンポイントブロッカーやリリーフサーバーでの出場は記載せず,書きたいときは本文等に。
  • リベロは,ベンチの登録に拘わらず,出場していることを確認した場合のみ記載。

早稲田1-3明治大(25-21 16-25 25-27 22-25)

→早稲田:11福山 9専田 3七里 7濱松 1吉村 19山口(4sあたり10大木) L2本間
明治:2新 10杉本 5佐藤 1大塚 6飯塚 3鎌田 L22瀧野


早稲田,キャプテン吉村。セッター以外は去年と同じ。セッターは1年の山口(大村工業高)。


1年生がたくさん入っていて,13番から20番まで。早稲田。試合前練習もたくさんいて賑やかになっていた。


明治,キャプテン大塚。ぎゃー。かっこいいー。ここは完全に新4年生中心のチームにしてきた。去年澤田が入っていた鎌田の対角に佐藤が入り,WS対角の片方に飯塚が入り。1・2・3・5・6と4年が5人もいるのって2010以来ぐらいじゃないのよ。


ただ,ベースは去年(遡ればこの子達が1年の時)にある。


両チーム仕上がりも悪くなさそうで,春の初戦にしては,手探り感のないぎゅっとした試合だった。


どのセットも明治が序盤で抜け出し,中盤もリードをキープ。僅差。終盤になって早稲田が追いつく,というパターン。第3セットは早稲田が追いついてデュースの末明治が取った。第4セットは明治が完全に追いつかれる前に逃げ切った。


早稲田の福山→専田→七里と続くサーブのローテーションがブレイクチャンスで,ここがはまると連続でががっと点が取れる。


今年の明治はイケルんじゃないかと思うけれど,すんなり点が取れないのは仕様なので,終盤をどこまで我慢できるかかもなあ。

順天堂1-3東海大(20-25 25-23 18-25 18-25)

→順天堂:22堤 2細中 3伏見 5佐野 12廣瀬 1藤井 L20館石
東海:35椿 1鶴田 22栗山 3池田 31久原 12鈴木頌 L2大西


順大は,キャプテン藤井のワンセッター。TOP6でも知られていた伏見OP。


でもさー。ポジション名なんて飾りですよ。


もともと伏見はMBで出ていたころからそこそこ開いて打つこともあった。今日見てても,ぱっと見やってることそんなに変わらないような感じ。センターからも打つしサイドからも打つ。センターから打つ方が多いぐらいか。逆に廣瀬がサイドから打ってもいたり。


ツーセッターはやめたけれど,複数セッター制はやめない。おそらくほぼルーティンの選手交代は,藤井が前衛に上がるところ(=伏見サーブ)で藤井→15柳田*1,伏見のサーブ後伏見→23渡邉。で,この間は渡邉がセット。もおりは打つ人だった。もおり超かわいい。3個回って前衛/後衛がかわるところで元に戻す。


それから,21山崎が,堤の後衛3ローテ分の守備固めin。第4セットは佐野にかわって入ってた。


東海,背番号1がめちゃめちゃ似合う鶴田主将。1年からはセッターの椿(駿台学園高)と鶴田の対角の久原翼(市立尼崎高)の二人が開幕スタメン。久原と佐々木(東福岡高)とどっちかなあと思ってたけど久原だった。久原つーと筑波にいる兄が先に想起されるので「つばさ」呼びしてたんだけど,それはそれでつばきとつばさと言いづらいというどうでもいい悩み。そして「つばき」という音は椿山が想起されるというさらにどうでもいい。


椿は椿山ほど縦にも横にも大きくはないけれど,186cmのセッターで,期待はしちゃう。しかし,残念なことに,順大があまりにも春の順大クオリティだったので,東海自体の出来が全くわからなかった。まあぼちぼちかなー,という手探り感。第2セットの落とし方を見ると手放しで喜べもせず。


順大。拾える人がいない。館石が過労で倒れちゃうレベル。打たせたらすごい堤の拾えなさが半端なかった。例によって前衛のブロックの高さだけは申し分ないんではまると連続ブレイクできる(ex2nd)んだけど,サーブの強いチーム相手にはどうにもならんだろうなー。という状況で冬までに(え)どこまでできるか。廣瀬・クリスの対角はなかなかよさげ。伏見はOPという言葉からしてしまう期待が狙っている方向性かそうでないのかがまだわからん。

慶應義塾3-0東京学芸(25-13 25-15 25-14)

学芸:5加藤 9堀込 3柴 15柳澤 14大西 19樫原 L7白川/11齊藤
慶應:1岡田 3益田 8稲田 9柳田 12野口 6星谷 L16野瀬


12チーム駆け足でちら見して,いちばん心配なのは学芸。相手も強かったし本日大和田主将不在でその影響(入るとしたら大西んとこですかね)も測りかねるのでなんとも言えないけど。去年の4年が核になって1部に上がってきていただけに。セッターは1年の樫原(開智高)。


白川のリベロにたまげました。悪い意味ではない。


慶應はOPに益田入れーの,なぜかS5スタート。岡田さん主将ですねえ。凛々しい。慶應も昨年から変わっているのが益田と稲田。稲田は昨年までも出ていたので,それほど大きな変化ではないか。間宮の穴がどうなるかは気になるけど,こちらも今日の試合ではなんとも言えず。

中央大0-3専修大(23-25 22-25 22-25)

→専修:19冨田 1長友 13高橋 12藤中 8山本 4板宮 L23池田
中大:21関田 2傳田 17今村 1新井 11手塚 5早坂 L4森
(中大3rd 5早坂 10井澤 17今村 1新井 2傳田 21関田 L28伊賀)


春の中大って,風物詩(または季語)でしたっけ?


専修は,冨田(東亜学園高)とリベロの池田(九産大付属九州産高)の2人が1年生スタメン。昨秋からキャプテンをつとめている長友の背番号の1が1つ減った。


91が4年生ということよりも,92が3年生ということに歳月の流れを感じた春の開幕日。上級生だー,一桁だー。


要するに,東亜の2010年度春高優勝メンバーの3人が同じチーム揃ったという話で。山本→高橋→冨田。


はばたんいなくなってしょんぼりするかと思っていましたが,冨田先生に期待します。はばたんも東亜だったから人数が増えたわけではないのね。どんだけ東亜。


今日の専修は良い専修だった。攻撃が走る走る。


中大は,新井OPのフロントオーダースタート。今村がレセプション免除。目玉の作り方は慶應(岡田レフトエース)と同じですな。中大はS1スタートだけど。


新井OPのFOと伝えたら某所で「新井と心中じゃん」と評されたんですが,えーと。えーと。順大ほどじゃないけど,守備が厳しい。おもわず「サーブレシーブガー」と言いたくなっちゃうようなならないような。


今村は素敵でした。


第3セットで今村OPのバックオーダーに変更。試合途中で思い切ったなあと思ったけれど,調子に乗っちゃった専修に水を差すことができず,試合をひっくり返すには至らなかった。


もう少しセンター使えるといいんだが,関田さんそこんとこどーなの。でんでんのスイッチどこ?


でも,中大は昨秋開幕3連敗のあと全勝して4位になった実績があるのであんまり心配してない。

筑波大3-2法政大(25-20 26-28 25-21 22-25 15-12)

筑波:1久原 7田城 8出耒田 13山川 18兒玉 2前田 L10竹澤
→法政:9池田 19田中*2 1小川 15木村 10村上 20長谷川 L6神谷/13久保田


筑波の1年生開幕スタメンは,鹿児島商業高の兒玉くん。五厘刈が少し伸びてふつうの丸刈りになってた。


篠村じゃなくて山川だった。怪我,かな? リベロは竹澤。


祝1部復帰の法政。去年たまああああああに法政を観るとき,観るたびに出てる人が違っていてよくわからなかったんだけど。ここは1年はいない。MBの田中とセッターの長谷川が2年。


左打ちの小川主将さんが,素敵。拾う(レフト対角の2人が2人とも,良く言えば攻撃方とも言う)。打つ。繋ぎもいい。


それからセッター長谷川さんが小柄でキュートでした。好みだ。


木村がポイントゲッターの風情。


良くも悪くもノリとムードと力業で,粗いんだけど楽しい。あんまりがんばってなさそうなところもいい。第5セットは法政リードでコートチェンジした。筑波に勝てそうだったんだよ。初日から金星のチャンスだったんだよ。でもコートチェンジしているとき,筑波の子たちが,ぐあああって気合い入れながら走ってくるのと対照的に,ちまっと移動する法政ず。このあとの晩ご飯のことでも考えてんじゃないでしょうねと。


その力の抜け具合がすごくツボにはまったんだけど,どうも力が抜けすぎたのか,勝ち急いだ(=早く晩ご飯にしたかった)のか,追いつかれて逆転負け。なんだかなあ。


コートチェンジ後,リリーフサーバーで入った鈴木が,めっちゃ曲がる強烈弾丸バナナサーブでサーブポイント。次のサーブも相手を崩して,そのあとは,神のようなディグとパスの続く凄まじいラリーになった。出耒田のスパイクを何本も上げた。乱れたディグも繋いでスパイクにして返した。それなのに,何回目かの応酬のあと,ネットちかくの真ん中に(つまり,悪くない位置に)返った1本目だか2本目だかを,お見合いで落とした。


あまりの残念さに笑うしかない。これでTs7-9H。そのあと筑波のコンビミスで法政に10点目が入ったんだけど,そこから筑波怒濤の6連続得点で13-10となり,筑波の王手。


惜しいところで金星を逃したけれど,2部から上がった法政が,秋2位(インカレ優勝)の筑波とフルセット,波に乗った木村さんを拝めて,すごく楽しかったので,試合後はすっきり。俄然今季の法政が楽しみになった。

日体大3-0国士舘(25-22 25-19 25-18)

国士舘:27池田 40福島 31奈良岡 15権藤 3佐々木 28伊藤裕 L1峰尾/18古田
→日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村(2s途中-24緒方) 19小宮 2 L34山本


国士舘は主将峰尾。リベロリベロはゲームキャプテンを務められない。で,キャプテンマークがついた人を探すもなかなか見当たらない。4年の佐々木についてない。あとはやたら数字が大きいのしかいない。


がんばって探して,ようやく,テーピングキャプテンマークと思われる細めの腹棒を発見。28の下に。いとうゆーのすけかよ! 2年じゃんよ!


全部で58人もいるので番号が大きすぎるのでよくわかりませんが,27池田から40福島まで全部2年生。峰尾と佐々木が4年,権藤と古田が3年。


OPの奈良岡は194cm。左,だったかな。けっこう良い感じ。


コクシの愉快な応援が1部に戻ってきたのが嬉しくて思わず涙が出ました。笑いすぎて横隔膜けいれんするかと思った。サトウ氏,第3試合までご覧になったかしら(待。


日体大渡辺大地がキャプテン。峯村の弟の峯村(長野日大高)がスタメンで出ていた。ずいぶんサーブが飛んでいていて,狙われている感。途中から緒方に交代したものの。


1年生スタメンがもう1人。リベロの山本(とわの森三愛高)。去年の天皇杯東海大と当たったときのリベロ春高でもちらっと見た。小柄でぶっとばされそうになることもあったけれど,まあぼちぼち。


コクシが面白いのはさておいて試合自体は日体が自分とこのペースを守って勝った。中村は打つの大好きすぎるだろう。山田脩造が,何やらまた一つ突き抜けた。


明日は東京体育館にVプレミアファイナルを観に行くので早稲田には行かない予定。でも,試合を観ると明日も観たいと思ってしまうから困る。

*1:柳の字が出ない

*2:手元の目玉は18と書いているがたぶん19が正解