平成24年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会関東ブロックラウンド
@群馬県総合スポーツセンター(ALSOKぐんまアリーナ)
東海ブロックラウンドの記事がiPadに眠ったままですが,先に関東。
ぐんまアリーナのメインフロアは4面取れるゆったり仕様。建物も新しくて広くて,客席の椅子の具合も良くて,通路にベンチもあるし,客席の椅子前にもゆとりがあるし,トイレも綺麗だし,快適だった。唯一というかなんというか,おそろしく暗かった(客席の照明が大幅に省略されていたうえに,天気が悪く自然光の光量が少なかった)のが難。そのうち目は慣れたけれど。明るすぎるのも反射して辛かったりするので,難しいね。
関東男子は4枠。A〜Dの4グループに分かれて3セットマッチのトーナメントを戦い,それぞれの勝者がそのまま代表になる方式。A〜Cグループは5チーム,Dは6チーム。ここまで昨年同様。
今回,あまりうまい具合に見られなかったので,スタメンはほとんど拾い物。適宜調べて追加訂正の予定(は未定,つまりきっとしない)。本文のテキストも,気が向いたらゆるゆると追加予定。
Aグループ:東海大学(大学代表)
東海大学(神奈川県/大学/関東ブロック大学代表)
東京ヴェルディ(東京都/V・チャレンジ)
三菱東京UFJ銀行(東京都/実業団/関東ブロック実業団代表)
宇都宮大学(栃木県/大学/栃木県代表)
[A1]東京ヴェルディ2-0JBOYs(25-11 25-12)
V:19間瀬 14飯塚 33浅野 21溝口 32松田 29中村 L2浅岡
J:9所 7吉田 8大和田 3小林 14松田 1染谷 L2小川
Aコートは端っこで遠かったのでほとんど観ていない。超さくさく進行してた。ヴェルディ第1セットはセッター32松田。第2セットは11奥田が出ていた。どうやらメンバーはかなりいじっていた模様。
[A2]三菱東京UFJ銀行2-1宇都宮大学(21-25 25-22 26-24)
実力的にどんな具合かしらと思っていたのだけれど。良い勝負になり,最後はデュース。宇大は惜しかった。銀行は名前がわかるのが元法政の2人(S尾形,MB中島)と早稲田の倉坂ぐらいか。その倉坂も実は後でパンフレットを見るまで認識できていなかった為体。
[A3]東海大学2-0東京ヴェルディ(25-18 28-26)
東:3星野 29栗山 7池田 13鶴田 18鈴木頌 1深津 L15大西
→V:19間瀬 14飯塚 33浅野 21溝口 11奥田 29中村 L2浅岡
ヴェルディの面々がピンクユニ(リベロは緑)。ピンクユニ,淡い色目でかわいい。
ヴェルディ背番号29中村耕平選手。パンフによると19歳。ナニモノ?*1
スパイクもキレるしサーブもいい。ヴェルディは中島俊介が退団して残念に思っていたのだけれど,これまた素敵な戦力で,チャレンジリーグが俄然楽しみになった。
(追記)と書いていたら,Vリーグ公式サイトのヴェルディの登録選手ページに,根布屋匡史(←新潟教員)と奥村航(←日本大)の追加登録がキタ。国体新潟準優勝の立役者だった根布屋さんと去年の日立明で度肝を抜かれたフリーポジション(?)奥村さん。楽しみすぎる。
[A4]東海大学2-0三菱東京UFJ銀行(25-20 29-27)
東海:3星野 29栗山 7池田 13鶴田 18鈴木頌 1深津 L15大西
→BTMU:14尾形 19栗原 20伊藤 17倉坂 4丸島 24中島 L16篠田
唯一腰を据えて,というか,1コートに集中して観た試合。東海大は,秋リーグを丸々故障離脱していた池田と鶴田がコートに戻っていた。ヴェルディ戦は観ていないのだが,おそらく2人とも2試合フル出場。復帰を喜びつつ,秋リーグは彼らに無理をさせなかった(兼鈴木匡の成長を皆でによによと見守る会にした)のかしらとおもったり,今回の天皇杯を実戦から離れていた2人(が入ったチーム)の実戦の場としたのかしらとおもったりしていた。
このオーダーが今年度の東海大のベストメンバーかどうかはわからないし,全日本インカレまで1か月強でどのように仕上げてくるかもわからない。言い方は悪いがAグループは4グループのうちでも比較的抜けやすいグループだったので,ファイナルに進んだからとて東海が強いと判断するのは早計だろう。しかし,秋の人達もこのまま手をこまねいてアップゾーンで長袖を着ているとも思えないので,そういう意味での楽しみはある。
いずれにしても,選手が楽しそうにやってて,ほんとうに久しぶりに勝った試合だったので,それが楽しかった。
あほトークを繰り広げて,結局試合はまともに見ていないようにも思う。
鶴田大明神様々である。
Bグループ:筑波大学(ブロック推薦)
アザレア(埼玉県/クラブ/埼玉県代表)
警視庁フォートファイターズ(東京都/V・チャレンジ)
順天堂大学(千葉県/大学/千葉県代表)
[B1]アザレア2-0東京トヨペットグリーンスパークル(25-12 28-26)
(第2セット)
ト:8西片 16松本 1伊藤 5浅見 3馬場 12橋本 L2早川
→ア:6若月 8中津 2竹崎 17野口 3切山 7小泉 L11長澤
結果については,まあだいたいこんなものかな,というのが正直なところ。第2セットの最後,トヨペが取ってフルセットになっていたらどうなったかはわからないけれど。
アザレアはそろそろ本当にチャレンジリーグに入ってほしい。そしてちゃれを12チームにするんだ(と言っているとVC長野トライデンツはという話になり)。少なくとも,トヨペとこれぐらいの試合ができるという証明は一つできた。実力的には問題ない。ちゃれのトップとボトムの差が大きいことはまた別の課題として抱えてはいるが。
[B2]順天堂大学2-1警視庁フォートファイターズ(25-18 23-25 25-21)
順大:34浅野 2久保 4竹浪 12佐野 9伏見 24柳田 L29館石/36小芝
→MPO:24中田 5平林 25金丸 14中道 2清水 3当間 L8石川
第2試合の注目カード。個人的に。警視庁は第1セットはセッター当間,第2・第3セットは岩知道。
久しぶりに中道の178cm跳躍がみられて,うきうきした。
Cグループ:日本体育大学(東京都代表)
中央大学(東京都/大学/ブロック推薦)
富士通カワサキレッドスピリッツ(神奈川県/V・チャレンジ)
SIF(茨城県/クラブ/関東ブロッククラブ代表)
日本体育大学(東京都/大学/東京都代表)
[C1]富士通カワサキレッドスピリッツ2-0PHOENIX(25-19 29-27)
F:14岩井 10岡村 1中川 3田中 6三芳 15北沢 L17藤森/12芳賀
→P:9津田 14星野 13小林 2武田 3後藤 1高木 L10高橋
赤×赤。この時点でちょっと萎える。
わりと楽しみにしていた対戦だったのだけれど,ユニフォームの色が非常に似ていて,うー。PHOENIXはブロック国体でも群馬代表として見ていたはずだけれどユニフォームが違うから印象が(言い訳)。
ていうか,しゅーやさんいないし! 前の日のブレのバレーボール教室(?)にはいたそうなのに*2!
富士通は田中・岩井のOH対角,三芳・岡村のMB対角とやや若目。第2セットではそうとうスタメンを弄って,OP廣本だし勝田さん出てるし。リベロもしれっと芳賀入ってるし。富士通は3試合やらないといけないので辛いところ。
PHOENIXの2番武田の蛸踊り風というか西口(西武ライオンズ)風のフォロースルーのフォームが愉快だった。印象に残ったからそう思うのか,かなり彼にボール集まっていた様子。
[C2]日本体育大学2-0SIF(25-14 25-19)
N:28山田 17田井中 9渡辺 1山本 2黒木 24田尻 L13大内
→S:11藤原 13稲熊 1吉田 2古市 12木原 4外崎 L3大隈
日体のセカンドリベロが19番の石原君。試合に出ていたのは大内1人だったのかな。セッターはずっと田尻だったっぽい。
リーグの時は山田がOPだったような気がしないでもないが,今日は渡辺大地がOP。
SIFさんがYoutubeに試合の様子をあげてくださっている。ありがたい。
筑波のキャプテンなさってた木原さんがいらしたのだな,と,スタメン起こすのにパンフを見て書いているぐらいだから,如何に見ていなかったかという話だが。
[C3]富士通カワサキレッドスピリッツ2-0中央大学(25-20 25-23)
F*3:10岡村 1中川 3田中 9平澤 15北沢 14岩井 L17藤森/12芳賀
C*4:11早坂 17手塚 15江頭 1渡辺 7傳田 28関田 L5山香
白×白。こちらは,アクセントカラーが違うので見づらいというほどのことはなかったけれど。
中大は関田先発。第3試合はここを見ていたはずなんだけど,だらだらしていたので,ちゃんと見られていない。それはこの試合に限らない。
岡村の古巣との対戦にも注目していた。ブロック,横移動と手の形完成させるのとどっちも早い。さすがだわー。
中川さんと一緒にコートに入れるとうるさくてかなわんのも,昨季からすでに定着している。いいぞもっとやれ。
この試合の中川は良かった。しかし,次の試合を落としたことから考えると,この試合ではしゃぎすぎてエネルギーを無駄に消費しすぎたのではないかという見解が出ている。これはもう致し方あるまい。おかちゃんがというよりも中川さんがな。面白くないと面白くないし。
[C4]日本体育大学2-1富士通カワサキレッドスピリッツ(25-21 19-25 25-21)
N:28山田 17田井中 9渡辺 1山本 2黒木 24田尻 L13大内
F:10岡村 1中川 3田中 6三芳 15北沢 14岩井 L17藤森/12芳賀
リス赤
ということで。関東C代表は,都道府県予選を勝ち上がったチームですよー。
と喧伝してみたところで,日体大は秋の大学1部リーグ優勝チームだからいまいち説得力に欠けるな……。去年は日体は梅野がいなくてどうにもならない感じだった。一昨年(?)はファイナルに出たが新チームだった。今年どういう布陣で臨むのか楽しみではある。
CはDとは違う意味で激戦だった。富士通は去年勝ち残っていたのをうっかり忘れていたぐらいなので,えらそうなことは言えないが,中大に勝ったのを見ると,なんだかんだ言って強いのかなと。
しかし中大に勝ったところで力(スタミナ)が尽きたのか,日体大が強いのか,第4試合は見ていないのでわからんのだが。ファイナルに残れなかったのは残念だけど,色々試せて*5若手も戦力になっていそうなので,これはこれでリーグ開幕ほぼ1か月前の前哨戦としてはアリかなあというところ。
そして,富士通は渡辺聖太がいなくて野澤がユニフォームを着ていたので,セッターは北沢1人で通したってことか。そりゃきついわ。
Dグループ:慶應義塾大学(ブロック推薦)
慶應義塾大学(東京都/大学/ブロック推薦)
駿台学園高等学校(東京都/高校/関東ブロック高校代表)
つくばユナイテッド Sun GAIA(茨城県/V・チャレンジ)
曙(神奈川県/クラブ/神奈川県代表)
明治大学(東京都/大学/ブロック推薦)
[D2]つくばユナイテッド Sun GAIA2-0曙(25-15 25-20 25-23)
つ:1菊池 18加藤 6瀧澤 20椿山 7岩田 10五十嵐 L22吉野
曙:2須藤 1原田 4木村 5衣川 11黍野 17児玉 L13加藤
[D4]つくばユナイテッド Sun GAIA2-0明治大学(25-23 25-17)
つ:1菊池 18加藤 6瀧澤 20椿山 7岩田 10五十嵐 L22吉野
明:26原 19有田 4水野 11飯塚 27與崎 1澤田 L29瀧野
めーいーじー。
開会式で整列した明治メンツを一瞥。新がいない。小耳に挟んだ情報によると出立前の練習中に傷めた模様。
おーつかー。すぎもとー。そのあたりは,会場には来ていたしベンチにもいたような気がするが,たぶん出てないんだと思う。
見損ねているうちに終わってたので何とも申し上げようがない。第4試合のためにはるばる群馬まで(開会式から)来て第4試合まで待って1試合しかないというのも,仕方ないっちゃあ仕方ないんだけども。
[D5]慶應義塾大学2-0つくばユナイテッド Sun GAIA(25-20 25-23)
慶應:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬
つ:1菊池 18加藤 6瀧澤 20椿山 7岩田 10五十嵐 L22吉野
第2セットの後半はサンガイアのペースになりかけていたので,フルセットになると予想していた。23-23までは並んでいた。
慶應24-23から,サンガイア加藤のレセプションアタックを慶應の間宮が1枚でシャットアウトして,劇的に幕を閉じた。今年も,ほぼ16時ちょうどに全代表が出揃った。
つい先日Vリーグの方の登録がされたばかりの瀧澤,9月にブロックラウンドのパンフレットを入手した時点で,メンバーに名前は入っていた。新加入選手という話も人伝に聞いていた。今年の東日本インカレで少しだけ見ていた東北学院のエース(?)と彼とが結びついたのはそれよりもずっと後の話。
気持ち良いスパイクの素敵なサイドアタッカーである。