全早慶明定期戦@明治大学和泉キャンパス体育館(をトリガーとしたワタクシの内面のこと)
試合のことはあんまり書かないと思われます(予告)。
11/3にぷれみあ男子開幕してます。土曜はパナソニックアリーナの試合をテレビでがっつり観ました。当初は鹿沼/太田に行くことを検討していましたが,土曜の鹿沼は交通不便すぎた記憶がまだ鮮明ですし,日曜の太田は全早慶明と被った(しかもご近所明大)。
日曜の方はプロ野球のコナミ日本シリーズ第7戦のチケットも手に入ったので正式に撤回し,それでも鹿沼には未練たらたらでしたが,幸か不幸か木曜に風邪を引いたために潔く諦めることができました。ぷれみあ観戦は,チームとしては天皇杯1週目@駒澤,リーグとしては年明けの,いつだろう,になりそうです。
開幕の楽しみは,各チームのスタメン(2日でいろいろかえているチームも),勝敗,などなどさまざま。テレビの三好がなかなか楽しそうなチームで,しかし勝ち切れなかったあたりが切なかった。同じく連敗スタートとなったのがJT。こちらは様子が分からないのだけれど,光が見えていた三好よりもある意味不安というか心配というか。2連勝が豊田合成と東レ,あとが1勝1敗,という開幕週。
で,本題。
全早慶明を観に行くのは2度目。去年は6月だったかな。日吉で,確か第3試合だけ見た気がする。今年は明大。明大前から5分ぐらいで,途中甲州街道にも立派な歩道橋が渡してあって,たいへん便利。キャンパスも体育館も比較的新しく,明るい印象。体育館は,上はギャラリーにできるほどのスペースはなさそうだったけれど2面取れるフロアはけっこう広くて,コートのサイド側にパイプ椅子ずらり。椅子と椅子の空きが広かったのは2列目以降でも見やすいようにとの配慮と思われつつ,左右の空きも広かったのは何故なの。
3セットマッチ,1回戦総当たり。「全」早慶明だけど,3チームとも現役のみだった。去年もだあね。
個人的にはどの大学にもゆかりはなく,全早慶明を見るのも2度目。初めて見た去年の時点で3大学とも1部所属だった(だからこそ自分が存在を知って足を運ぶことになったので当たり前だ)。でも,3大学がそろって1部でそれも良い感じのポジションで迎える定期戦は,長い歴史の中でいつも実現できてきたものではないだろう。今年は明治に故障者が多いのが残念ではあるけれど,こうして接戦が期待できる定期戦は良いものだなあと,部外者ながら思っていた。3階に相当するフロアの窓から秋晴れの青空や近所の建物の天井なんかが見えて,なんだか晴れやかな気持ちだったので。
楽しかったです。単純に。先週の天皇杯の観戦で自分自身に対して凹んだことが多く,空回りしてるような目的を見失っているような,なんとなく倦んだ気持ちに嵌っていたんだけど,今日,観に行って良かった。楽しかった。
なんかねえ。本当に些細なことなんだけど,1コート進行って偉大だと思う。あと,見やすいかぶりつきの席も。明るい体育館も。3ボールも。
第1試合 全慶應2-0全明治(25-20 25-22)
→K:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬
M:28笹山 19有田 4水野 13大塚 11飯塚 1澤田 L21中村
明治のセッターは26原と28笹山(ともに1年)がいて,どっちかしらと思ったら,追加登録(?)されてた笹山の方で来た。
第2セットの序盤に明治が大塚のサーブ(慶應のS1レセプションなのだが,野口の移動やらレシーブ陣の死角やらがややこいパターンっぽかった)のところで3-6。あら素敵,と思ったのだけれど,なかなか。
笹山くんは,第1試合はとくに馴染んでない感じもちらちら。仕方ないよね。10点過ぎぐらいに慶應星谷のピンサ24吉田(明治的にはS4レセプション)のところで逆転。17-16からサーバー間宮。4連続ブレイク中3つがサーブポイントだった。間宮さん神。
第2試合 全明治0-2全早稲田(17-25 22-25)
→M:19有田 4水野 13大塚 11飯塚 1澤田 28笹山 L29瀧野
W:15福山 11専田 7七里 10濱松 5吉村 4梅澤 L6本間
特に序盤,瀧野がずいぶんサーブで狙われて崩されていたような。もごもご。瀧野だけじゃないけど。明治がサーブで崩されて上げるところがなくなって有田に集まって,ブロックにつかれてのパターン。MB空気だったもんなあ。むぐ。
ピンサの與崎のサーブで追い上げたりはしたけど,第1セットはかなり点差が開いた。
第2セットの明治はスタメン入れ替えて,有田→24小野寺→大塚→27與崎→澤田→笹山。瀧野も含め1年生ずらり。3年前の現3年sが1年でわらわら出てたころを思い出した。背番号的にも。
第1セットとは異なり,終盤まで競った得点経過。フルセットになるかしらと思ったのだが,早稲田リードの22-23から,ここまでもしばしば(ほぼすべての機会に)ブレイクしていた専田サーブ。ここ(有田サーブのあと)大塚が前衛の真ん中でセッター(笹山)が後衛の真ん中で,大塚が真ん中でレセプションしてるんだけど,なんつーかむずい。で,むずいなーと思ってたらレセプションした大塚がスパイクしてブロックされて22-24。明治がタイム。次のスパイクも大塚で,拾われて早稲田トランジションアタックが専田バックセンター。専ちゃんかっけええええ。だった。
第3試合 全早稲田0-2全慶應(17-25 15-25)
W:15福山 11専田 7七里 10濱松 5吉村 4梅澤 L6本間
→K:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬
柳田のサーブでスタート。0-4まで行った。慶應,全体的にサーブを強化している様子でミス少ないしコートの端を狙うノータッチエースも決まる。やなぎ→のぐちの流れで試合序盤から攻める攻める。間宮は吉村を狙う狙う。ひぃぃ。スパイクサーブ(ドライブ?)の柳田と間宮が目立つけど,実はサーブポイント多いのは野口だよなあと,これは前々から思っている。取りにくそうだし,リズム崩される変なサーブ。
それから,2試合通して,ピンサで入ってた吉田のサーブも効いてた。星谷と代わったセットもあれば悠登と代わったセットもあったので,人というよりスコアの具合で出ていたみたい。出たらまず一回では帰らない。東亜っ子が活躍するとそこはかとなく嬉しい。第2セットの終盤は,もともと差が広がってはいたのだけれどだめ押しの活躍であった。
奇しくも講評で「サーブの差が」云々と。慶應だよなあ。早稲田も良かった。明治はケガニンガー状態ではあるのだが,そうでなくとも,サーブに関しては,慶應と早稲田の方が,サーブポイント期待できる(レセプション側が身構える)サーバーが多いし実際に結果も出ていたか。
攻撃面に関しては,全体的にどのチームも練習試合風味の良い具合の力の抜け方だったかもしれない。早稲田は専田の攻撃が多かった。2試合目は七里の打数が少なくて,3試合には増えてはいたものの,専田多め。ラリーが続いたときのどこからともなく跳んでくる専田のバックロウがかっこいい。そこにいいかんじに吉村ないしMB2人を絡めつつ。
慶應はまずまず分散してたような気がする。気がするだけ。さきに書いた通り,サーブで崩してダイレクトの返球を押し込んだりブロックに誘導したりしてブレイクしていた部分が強く,ラリーがどうのというフェイズではなかった感じもする。
明治はほとんど有田に集まっていた。大濠の先輩後輩だからなのか? 有田お疲れ様だったけど,その有田自体は思っていたよりも良かったというか。巧かった。当社比でも決定率高かったんじゃないかとは思うんだけど,どうなんだろう。いちおう下級生(2年生)とは思えない安定感は出てきつつあるので,このチームは来年が楽しみですよと。
次はもう全カレですかね。あと1か月,楽しみ。