Vチャレンジリーグ男子新宿大会@新宿コズミックスポーツセンター
行ってきた。
週あたま「また週末に雪か」→なかば「また大雪になる,かも」→木曜夜「明日から降り始めるよ,夜には雨になるよ」→金曜朝「既に積もり始めてるよ+粉雪ふぁさー」→夕方「わさーーーー」→日付変わって「ばらばらばらばら(半分氷みたいな雪の粒がドアに打ち付ける音)」。
金曜帰宅時は電車も徐行・間引きながらもまあまあまともに動いていて,ふかふかもふもふした雪にわざわざ分け入りながら帰れるレベルではありました。雪の日の夜の空って,夜とは思えないぐらい明るい。白に近い淡いグレー。まだ早い時間帯だったのに,しん,として物音がしない。道沿いのそれぞれの家には人が生活しているはずなのに,妙に静かな夜だった。たまに車がチェーンの音を立てて通ったり,ノーマルタイヤが角を曲がれずに空ぶかしする。
夜には雨に変わるあろうという予報に反してその後も雪は降り続け,当家ベランダは前回の積雪量を上回りました。ちょうどソチオリンピックのフィギュアスケート男子FSを見るべく起きていたので,気が向いたときに適当に金属メジャーをつっこんで測定していたのですが,今回は最大40cm超えましたもん。前回は33cmぐらい。横風が強かったので庇が仕事をしてくれず,物干し竿は部屋側にまでびっしり雪が筒状に巻き付いていたし,土曜の朝には玄関のドアが凍結して開かなかった。
僅かに開いたドアの隙間から熱湯を流して溶かして開けたのも初めてなら,がさがさっと音を立ててようやく開いたドアの向こうにドアの下線ぎりぎりまで雪が積もっていた(なんなら,少し雪を押しのけて開いた)のも初めてでした。
明け方に変わったとかいう雨はもう止んでいたものの,道路は雪と雨でべしゃべしゃ。雪かきしてくださる近隣の人達に感謝しつつ,通常でも遅刻というタイムスケジュールで新宿に向かったのでありましたよ。ドア開かなかったときはマジで詰んだと思ったね。でも,行った。先週の土曜日と違って,快方に向かうことは分かっていたので。
警視庁3-0近畿クラブ
着いたのは第1試合警視庁-近畿クラブの第2セット終わる直前。ほどなく警視庁が25-12の大差で第2セットを終えて2セット連取。
動けてなかった。
警視庁も細かいところでミスも少なくなかったが,それ以上に近クラがだめだめだった。近クラは今季これが初見で,1レグ1勝という結果に首をかしげていたのだけれど,たしかにこれでは厳しいかもしれない。
カット返らないのとセッターの入りが遅いのとがコンボになると辛い。ネット超えそうになるボールも止められないから,清水がダイレクトにばしばしはたき落としていた。
警視庁は普通に強いチーム,あるいは普通の上位チーム,という雰囲気になっていて,コートもアップゾーンもいい意味で元気でふざけていて,志高く充実している様子が窺える。ヒーローインタビューは,今季アウトサイドの定位置を掴んだ中村。中村の成長があるから中道をセッター(悔しいぐらいふつうに巧いセッター)にコンバートできた。もしくは,中道コンバートであいたところに入った中村が試合を通してすくすくしている。どちらにしても。
困ったときはOP金丸頼みという部分もあるし,オーソドックスなバレーボールスタイルではあるのだけれど,久しぶりのチャレンジマッチ出場をつかみ取り4月に埼玉の地で戦うところを見てみたい。2つの椅子は事実上4チームでの壮絶な争いになるだろうから,直接対決ももちろん大切だけれど,セット率も大切に,そしてなにより星を落とさないように,一戦一戦を大切に戦っていただきたいところ。
そして,応援団は夜勤明けだった由。ヒロインで中村が「夜勤明けのところをありがとうございます」と言ったら,スタンドから「いいよいいよーキニスンナー」みたいなやりとり。
東京ヴェルディ3-0兵庫デルフィーノ
いるか,8人。
前週つくばでトヨペの8人を見ていたから驚かないよ(・∀・)
朝方Twitterから流れてきた情報によると,車(バス)移動組が雪で立ち往生していたとか。半ば冗談で「『来た人で出よう』ってなるんじゃない?」と言っていたのだけれど,どうやら本当にそうだったみたいで。デルフィはもともと「その週出られる選手で出る」傾向はあるけれど,当初から8人予定だったってことはなかろう。小柄な14田渕について,浅学にして知らなかったのであとで知人にきいたところ「普段はリベロ」と教えてもらった。おおぅ。
立ち往生した1人である川合は動かない高速バスを降りて高速道路を走り,下道でヒッチハイクの後新幹線。試合にはどうにか間に合った,って。すげえな,おい。東名ルートだったのが不幸中の幸いだったね,としか言えない。
その川合も,名前は知っていたけれどプレーを見たのはおそらく初めて。青いユニフォームが映えるし,黒に青いラインが入ったシューズもかっこいい。レフティだし,テイクバックの反り方も実に良い。バックアタックがかっこいい。最初センターだと思っていたので(第1セットはいわゆる6),後衛でもリベロと交代せずにばすばすパイプ打ってるのを見てめちゃ興奮した。
ポジションについては,今もよくわからない。各選手の入る位置はセット毎にまちまちだったし,リベロの出入りもまちまちだった(リベロを入れないことも多かった)。OPにリベロを入れる事例は初めて見たので,興味深かった。レセプションの要ポジションではあるけれど,見たことがない。WSは高校では珍しくないけれど(今日は後衛WSに入る場面もあった)。
フロントオーダーなの? センターセッターなの? みたいな。尤も,ブロックで誰がセンターブロックに跳んでいたかまでは見ていないし,誰がクイックに入っていたかも見ていない。つまり何も見ていない。だからわからないのも当然。残念ですが仕様です。
もうなんでもこい。フリーポジションどんとこい。
そのフリーぶりは楽しくはあったのだけれど,うーん。うまくいけばいいんだろうけど,役割がはっきりしていないのかリベロがコートにいない時間が多いからか,特にレシーブ面でコート上に穴が多かった。お見合いしたりぶつかったりといった場面も多いし,ルーズボールになったときに,ほぼ落とす。これが初見なので,そういうものなのかイレギュラー中のイレギュラーなのかも判断できないんだけど,セット毎に弄るから見ている側は落ち着かなかった。
1・2セット目はデルフィが多少差を詰める場面もあったものの,第3セットは最初のサーバーであるヴェルディ栗木のサーブが止まらず一気に6-0。2連続サービスエースがすごかった。その流れのままヴェルディがするすると得点を重ねる。
その栗木に2回目(3回目?)にサーブが回ってきたときに,栗木のピンサに浅岡を入れたのは,今日最大の謎采配。結果ブレイクこそしたけれど,レシーバー入れたいならサーブの後でも良かったんじゃないの,と。その点差でさっきサーブで爆発した栗木で,なぜ替える。ていうか,見せてよ。
そんなこんなで,「新宿に着くことに今日の体力と気力を使い果たしました」状態のデルフィがばったばたで,終わってみれば25-11の大差だった。
ヴェルディはメンバーを替える余裕も見せてサービスサービス。ヒーローインタビューは第2セットから出場した和井田で,困難な中で東京に来た近クラとデルフィをねぎらっていた。「阪神」言うたけどな。
近クラもデルフィも本当にお疲れ様でしたん。明日はもう少し良い状態で試合に臨めるのではないかしら。
13時に第1試合が始まり,16時10分に試合終了。せっかくだからとお願いして,新大久保でサムギョプサルを食べた。久しぶりに口にする塊のお肉*1。たっぷりのサンチュでたっぷりの葱やキムチと巻いてもぐもぐ。おいしかったーーーー!!!!
お土産や義理チョコも貰って,そして,観戦15シーズン目にして初めて我が家にバレーボールがやってくる奇跡。
運を使い果たした気がします。どうかこの先逆噴射がありませんように。
それにしても,東京の雪は今日一日でほとんど支障ない状態に戻っていたけれど,埼玉や山梨方面,あと長野も,数十年に一度あるかないかで体育館の屋根が落ちるとか交通が完全に遮断されるとかの報を見るたびに心が痛い。被害が大きくならないことを祈るしかない。
*1:金曜のお昼にラーメンに入っていた厚切りチャーシューを食べたのでダウト。