2014年度関東大学秋季リーグ男子1部・第2日
初日と打って変わって,あっさり決着した試合が多かった2日目。6試合中4試合がストレート,点差のついたセットが多かった。
そして,半分は春の上位側が負けた。
日体大1-3法政大(21-25 19-25 25-17 23-25)
N:9小宮 2田尻 20峯村 24原 1山田 12橋本 L23山本/3大町
→H:12長谷川 2池田 1村上 7木村 5久保田 11田中 L27小林
1・2セット目は法政が圧倒。タイムアウトの都度得点を確認していただけだが,終始法政がリードしていた。
第3セットは立ち上がりから日体がリードし,すわフルセットか法政のいつもの悪い癖かと思ったのだが,第4セットになると再び法政が立ち上がりからリードを取ることができ,最後は僅差まで追い上げられながらも逃げ切った。
この試合はほとんど観ていないので,あれよあれよ,という感じだった。法政のキルブロックやら,トランジションアタックでの木村の躍動やら。木村対山田の打ち合いだったのではないかと想像するに,楽しそうである。
東海大0-3東京学芸(22-25 22-25 23-25)
東海:23松林 4加口(2s途中-2永岡) 19佐々木博 18久原 10栗山 35龍 L28井上航
→学芸:16樫原 20高澤 14竹元 9柳澤 1白川 5井上 L12園田
学芸ストレート勝ち。拾って繋いで,柳澤。高澤のサーブのローテーションでほぼブレイク(S6ローテ強い? というのが近年の課題)。レセプションもディグも良くて,守備の安定の一躍を担っている。柳澤もいい感じに愉快で,かっしーが御乱調にならなければ,イケルのではないか。リーグ序盤の学芸に期待するのは毎度のことなので,これを続けられるかが学芸の課題であり見どころとも言う。
一方の「かもめちゃん*1」たちは,これはちょっと厳しいかもしれんな,という印象。ブロックがなあ。コミットだとか出会い頭のゲスだとかは出るんだけど,全体的に見ると物足りない。上背の問題なのかシステムの問題なのか。そしてなかなか攻撃が通らない。サイド3人全員レセプションに(ローテーション毎に)入り全員でプレーをする,その意気や良しなのだが,なかなか難しい。
2年生サイド3人が3人揃って好調なことがなくて,たいてい誰か1人はいまいちだ,などと揶揄してきたが,どうやらこの日は2人(2.5人?)ぐらい不調だった感じだった。そうなると厳しい。翼が猛拾賞になってレセプション職人のようになるとさらに厳しい。まつばやしがんばれちょうがんばれ。
中央大3-0筑波大(25-19 25-22 25-20)
中:17井上 15渡邊 2江頭 25武智 22大竹 13関田 L20伊賀
筑:13中根 8吉川(1s途中-2篠村) 9兒玉 7宮下 14秦 10高橋 L1竹澤
筑波,第2セットは篠村と秦を入れ替えていた。篠村,いたのか……初日もベンチ入りはしていたが。
この試合は全くと言っていいほど見ておらず,中大は前日よりさらに見られていないのだが,一方的な展開だったように見えた。今季も中大が大本命か。
早稲田3-0国士舘(25-18 25-16 25-22)
早:13山口 18喜入 6福山 15山崎 1専田 3濱松 L14後藤
→国:48工藤 16奈良岡 50石井 12池田 28小島 13伊藤 L3古田/14村山
代替わりして戦術などが変わったのかどうか,わたしにはちっとも判断つかないが,早稲田のバレーは今年も楽しい。その理由のひとつには確実に両MBの存在がある(もう一つは両WSのパイプ)。
彼らの攻撃位置は「MB」或いは「センター」という言葉からイメージする幅におさまっていない。特に濱松の,常に全力ジャンプ(スパイクもブロックも)は気持ちいい。上背がないわりにブロックがいいのも,運動量の多さゆえと思うよ。
国士舘は前日中大から1セット取った。やはり一筋縄でいかぬ国士舘。今日も再来を期待したが,中盤あたりからずるずる離されていく展開で,連続失点しだすとしばらく続いてしまう。第3セットも惜しくも,となった。ブロックに正面から突っ込んでいって隙間がないようなチームと当たったときにどうするか,というのが,両1年生の課題じゃなかろうか。笑えるほどたくさんシャットアウトされていた。
前日もしていたのかな,SRのスイッチバック2枚替えをしていた。伊藤→5河西,石井→42須藤。
それはそれとして,小島のブロードは大変効いていた。かなり決定率が高かったんじゃないだろうか。1部でブロードらしいブロードを(セッターの右から打つケースはあるが),ここまで多用する選手は珍しい。早稲田がある程度割切って捨てていたのかもしれないとも思いつつ,彼のブロードが決まるととても楽しい。
順天堂0-3専修大(17-25 20-25 19-25)
→J:12浅野 5廣瀬 1柳田 10堤(26吉野) 25濱道 29坂口 L2館石*2
S:6藤中 7高橋 1山本 13冨田 8小林 12川波 L22平原
前日途中出場の冨田がスタメン。この試合の時間帯は専ら隣のBコートを観ていた。Bコートが終わったらこちらを見ようと思っていたのに,Bコートがもつれ,Aコートが予想外にさくさく進行していて観られなかった。なんせ観てないものだから,なんでこうなった。
春7位,東日本インカレ優勝の専修。2連勝と好スタートを切った。
明治大3-2慶應義塾(26-24 25-17 30-32 16-25 15-13)
明:12與崎 18濱中 11原 19政井 4杉本 9小野寺 L14瀧野
→慶:3野口 12上田 5成尾(2s:19布川) 8丸谷 6稲田 28黒田 L16野瀬
成尾覚醒。第4セットは打てば決まる,手がつけられない状態だった。
2試合続けてフルセット負けの慶應は,堪えそうだ。しかし,柳田がいない中でよく戦っている。勝手に予測していたよりはずっと良い。15林をリリーフサーバーで入れてそのままレシーバーとして後ろ3ローテ,そのあいだはリベロがWSの所に入る,といったこともしていた。順大方式。キャプテンの穴はものすごく大きいだろうが,そこを全員でなんとしてでもの気概が伝わってくる。
明治視点で見ると肝を冷やすというか,ずるずると逆転負けしかねない展開だったので(神宮球場へのハシゴという個人的事情により)どうしてものかと思ったものだったが,第5セットは慶應の勢いが止まったというかなんというか。濱中はムラもあるが豪快で,ここ数年の明治のP5にはなかったタイプでもある。その分杉本が技巧派らしさを発揮している。ぜひ與崎も目立とう。
暫定順位
第1週を終えて,すでに全勝(2勝)は3チームのみ。6チームが1勝1敗となった。失セット0のチームもない。混戦のリーグとなるか,それとも。
試合結果や順位は学連サイトに載っているんだけど,自分用に集約。
- 中央 2勝0敗(6-1|6.000)
- 専修 2勝0敗(6-2|3.000)1.212
- 明治 2勝0敗(6-2|3.000)1.049
- 早稲田 1勝1敗(5-3|1.667)
- 日体 1勝1敗(4-3|1.333)
- 学芸 1勝1敗(3-3|1.000)
- 法政 1勝1敗(3-4|0.750)0.976
- 筑波 1勝1敗(3-4|0.750)0.957
- 順天堂 1勝1敗(3-5|0.600)
- 慶應 0勝2敗(4-6|0.667)
- 東海 0勝2敗(1-6|0.167)0.907
- 国士舘 0勝2敗(1-6|0.167)0.813
今季はテーブル組んでみようかな。でも,タグまみれになるので書くのがめんどくさい。excelからtab区切りテキストで吐き出してタブを置換,を,都度やるのは手間だなあ。