Vプレミアリーグ男子ファイナル6・6日目


大田区総合体育館

サントリーサンバーズ(RR2) 0(23-25 25-27 20-25)3 JTサンダーズ(RR1)


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どのセットもはじめはサントリーがリードしているのに,それなりの点差があっても20点ぐらいでふと気がつくとJTが追いついて逆転している。それがなんでなのかわからんのだよな……不思議だ。


ただ,サントリー側も万全とはいえなかった。阿部裕太ベンチアウトでセッターは岡本(途中ちょこっと橋本)。また,試合中に栗山がブロックの着地あたりで交錯し,負傷退場。1週間後の仙台に間に合うのかどうなのか。いやしかし無理もしてほしくない。そんな感じの。


この試合結果により,ファイナル6の1位・2位が決定。1位通過のJTは決勝戦直行,サントリーは2位通過となり仙台で行われるファイナル3へ。


VOMは小澤。試合後クールダウンをしていたら誰かに呼ばれて場所を移動して,そしたらVOM発表。わたしの涙腺が危うくなりかけた。


ヒーローインタビューでは今日の試合の振り返りとファイナル6の振り返り,それから優勝決定戦への意気込みを。あんなふうにまとまって喋っているところを聞くのは初めてだったかもしれない。今日は立ち上がりこそなかなか得点できなかったが次第に調子を上げ,よく守りよく走りよく打っていた。


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JTはリーグ優勝経験がない。選手がみな「創部以来の初優勝」を強く意識しているようすが窺える。そのプレッシャーがどう出るか。良い状態で来て,1週あくことがどう作用するか。


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堺ブレイザーズ(RR5) 2(25-22 25-21 23-25 21-25 13-15)3 ジェイテクトスティングス(RR6)


今季の堺を,と言ってもRRで観たのは1試合,ファイナルでもこれが4試合目だったが,勝ちきれなかった今季を窺わせるような試合展開だった。(松本でもそうだった)。第1セットの出だしは好調,千々木のサーブで崩しブロックで仕留める。石島・千々木のbick。松本・できたの高いクイック。彼らのbickなりパイプなりって,打つときには前衛からの攻撃と変わらない位置から打ってるから,後衛って分からないぐらい。しかもスロットも自在。スロットAに向かってクロス気味に跳んで囮とか,唖然とした。


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これ,全部バックロウなんだぜ。


しかし,分が悪くなり始めると(相手が調子を上げてくると)形勢を立て直せず,むしろ焦りからか歯車がどんどんずれていくのが堺の負けパターンのようで。


ジェイテクトはフェルさんの調子が上がり待ち,みたいなところがあって。なんとなくだけどね。上がってくると凄いし巧い。サーブもがんがんエースを取ってくる。


途中から入った辰巳も良かった。慎治さんはしばしば配球の際に「センターがいることを忘れる」んだが,今日は(金丸は空気にされていたが)辰巳の打数が多かったし,よく決めていた。サーブで攻められるのもいい(中大時代辰巳のサーブがいやだったなあ,と,辰巳にサーブが回る度に思い出す)。


なにより,リリーフサーバーの松原が効いた。セット終盤でいい
仕事をする。素敵だ。とくに第4セット,どちらが取るかわからない展開を一気にジェイテクトに引き寄せた。


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こうやって書くとサーブ勝負の試合だったみたい。そういうわけじゃないんだろうけど,でもサーブって,試合トータルのスコア以上に局面局面で効いてくる気がする。


堺は2セット失った時点で4位が確定し,ファイナル3に残ることは叶わなかった。ファイナル6に入ってからの巻き返しが期待されたが,終わってみればRRから順位を1つ上げるに留まった。というか,RR最終日の前日まで7位だったのだから(わたしもしつこいな)Aクラスは上等すぎるとも言えよう。


結果は結果として,堺のセンター線を多用する攻撃は楽しい。ジェイテクトも和人や浅野がそこそこパイプを打つので,楽しい対戦だった。


VOMはエルナンデス。辰巳でもよかったんじゃ浅野でもよかったんじゃと思いつつ。そらもちろんフェルさんの活躍は大きいのだけれどそのことに異存はないのだけれど,フェルさんは活躍して当たり前というか,うん。