関東1部秋リーグ感触ざくっと
1部は公開試合が11分の5だったからそれしか見てない。ちょっとだけ配信見たけど,んー。代替手段にはなるけれど,という感じ。
一試合ずつの細かいアレは今更もう無理だけど,将来絶対後悔するので,拾えたスタメンぐらいはのせておきたい。9月中旬の公開日はやる気がなくてカメラもメモ帳も持参せず,さらに大規模な遅刻早退を敢行したので,ソースはラスト2週のみ。なので思い込みご容赦。
最終順位順。
1位:中央大学(10勝1敗 5.000)
13山下 10石川 1井上 9大竹 12武智 3渡辺 L7伊賀
東日本インカレまでと大きく違うのは,大竹がOPにまわり,MBに井上が入ったこと。攻撃力が増しすぎ。みんなサーブえぐすぎ。
柳田がリベロユニを着ていた。ちらっと見た。セカンドセッターが誰だったのかはわからないんだけど,見た試合は全て山下一人だったような(あまり見てないんだけど)。東海大のときは違っていたかも。
負けたのは東海大戦のみ。ストレート。その試合は見ていない(配信のスタート画面のところまではたどり着いたんだけど)んだけど,スタメンをがらっとかえていた。石川も出ていなかったし。石川がいないときは1年の冨田(背番号23)がよく出ている印象だった。
東海大戦は,何故,優勝争いの山場と目される東海大戦でソレをするのか,と未だにもやもやしているのだが,結果的に(東海大が日体大に負けて1敗で並び)セット率の高さが効いて優勝できたので,終わりよければ,か。
石川の起用にはいまだに思うところあるのだけれども(無理してない? とか),試合前のアップのとき,見るとも聞くともなしに隣のコートを見ていたりぼーっとしたりしているときに,なにやら異質な高さの残像だったりミート音だったりが聞こえてきたらたいてい石川なのでやはり,ランクは違うと思う。
チームを支えているのは伊賀だと思う。石川も武智もレシーブ安定している選手ではあるけれど,伊賀ちゃんがいる中央大だからあれだけトランジションアタックがえぐいんじゃないかと。
2位:東海大学(10勝1敗 3.444)
2松林 12小野寺 36伊藤 1久原 14神谷 18龍 L11井上航
数字上は10日目に日体大に負けたのが痛かった。しかし,日体大は前半が不調すぎただけだろう。
最終週の最後の対明治戦は小野寺が出ておらず,MBに佐藤(コンバートしたのかしら)。OPに鈴木。この2人が並ぶとさすがに高かった。配球面では,小野寺の便利さがない分,例によってサイドに偏り気味になっていたけれど。つい半年前には,佐藤に対して,ものすごく気を遣って打ちやすい状況でだけ丁寧にトスをあげていた龍くんが,試合序盤の余裕があるときのみにとどまったとはいえ,けっこう容赦なくCクイックをぶん投げていて,佐藤くんもそれをちゃんと打っていたので成長に涙した。
今日の試合はともかく,全体的にはOP伊藤が標準と見たけれどよくわからない。東海大は基本的にメンバーもスタートローテーションもがっつり固定しているチームだけれど,今年のOPは流動的(固定できていないとも)。伊藤は例によって小さめだけどパワフルなサイドアタッカーの系譜。鈴木と佐藤は縦に長い。
強いような気もするけど,そうでもないような気もする不思議なチーム。サーブはジャンプフローターが多い。チーム全体として,もう少しスパイクサーブの率が上がればよりよいと思うんだが。とくにモルテンになれば。
ところで,前々から疑問なんだけど,神谷の売りは何だろう。くさす意味ではなくて,どういう選手なのか掴みかねている。ずっと。
3位:早稲田大学(8勝3敗)
15藤中 7山崎 2田中 9加賀(10喜入) 3加藤 1山口 L20堀江
故障に泣いたリーグ。喜入がけがの影響で出られない,で始まったリーグ。終盤に加賀が試合中に脚を痛め,喜入が復活したけれども。
田中(けんしょー)は見た試合は比較的好調だったが,高いところで安定とまではいかない,か,なあ。山崎のサーブ決定率が上がっていたように感じた。最終戦(対中央大戦)では高校の同輩である石川のスパイクを2本連続でブロックで仕留め,会場は大いに盛り上がった。
山口のトスワークが好き。
4位:日本体育大学(7勝4敗 1.316)
31河東 4伊澤 27西 24高梨 1峯村 14矢貫 L2山本
MBは佐藤が出ていることも多かった。
前半,主に下位との対戦で3つ負けた(内1つは5位順大)が後半猛烈に勝利を重ねて4位決着。前半は山本がいなかった。それに尽きる,と言ってしまうのはよろしくないのかもしれないけれど,結果的にそう。
4週目,早稲田と東海に連勝した週の伊澤の鮮やかさは見事だった。彼が活躍することで高梨の比重が軽くなったかな,と(ブロックも集まらないし)。
今日見ていたら,ローテーションにかかわらず伊澤がレセプション外れ,3枚レセプションのときは高梨が入っていた。峯村と山本のレシーブ力によって成り立っている布陣ではあろう。
5位:順天堂大学(7勝4敗 1.200)
4水谷(10熊倉) 3石原 13荻原 12吉野 26中村 29丸山(15坂口) L2松崎
レフトはメンバーころころ。MBはこの二人。セッターは丸山が多め,ではあったかな。春にサイドで出ていたまおちゃんがリベロに。
だって,そりゃ,サイドたくさんおるでしょう。
あまり見られなかったチームの1つ。
6位:筑波大学(6勝5敗)
7中根 3兒玉 8小池 4樋口 13田城 11秦 L18高橋結
主将ロジャーズの(けが?)離脱(リベロユニ着てベンチ入りはしていた)。によるものかどうかはわからないけれど,樋口がOP,MBに田城。小池秦対角。とも限らなかったか。
だいたい高橋けんたろう出てなかったのに,10日目途中と11日目(スタメンフル)は出ていたので,よくわからない。
筑波もサーブがえぐい。ぐいぐい来る。攻撃はちょい粗いところもあったかな。(そもそもサーブで殴られると辛い)
今日はスタートからけんたろうが出ていたので,前衛で樋口と並んでいるときには,樋口がセンター,高橋がライトにいた。ブロックも,スパイクも。これができると攻撃は面白そうだけれど,さらに小池ちゃんの負担が。
7位:日本大学(5勝6敗)
14菅原 7小田 23高 6郡 1細田 24松村 L25新山
昇格2季目でこの好成績。郡は春に続いてベストスコアラー賞。いかにも「東亜学園のセッター」っぽい細田(打つ),器用でうまい左うちのOP小田。
郡エースなのは間違いないけれど,明るく楽しくうわーっと波に乗ってどんどん行くムードの楽しいいいチーム。
終盤,MB松村の故障離脱が痛かったが,かわって岩阪と杉田ががんばってなんとかしのいだ。
8位:国士舘大学(3勝8敗 0.731)
42笠利 13正木 49益子 22工藤 10小島 5真壁(8米山) L66柳
8位から11位まで3勝,セット率差。僅差ながら,セット率の良さが効いて,国士舘が8位となった。
笠利と益子と工藤の区別がつかない,というと怒られそうだ。遠目に,おっきくないけどガタイはよくてパワフルなスパイカーが揃っているな,という印象。
小島のブロードは,レセプションでもトランジションでも(ブロックを引き連れて)ぐいぐい走る良さはもちろん,同じブロードでも異なるスロットから打っているのがいい。走り出しも走り終わり(スパイクポイント)もまちまち。
9位:専修大学(3勝8敗 0.583)
8舩倉 3冨田 18畑中 2小川 7小森 17柏田 L9平原/10井上
リベロはいろいろ。セッターはたいがい舩倉。たまに(試合中に)為我井。3年生sがお仕事しないときは,14伊藤が入る。
もっと謎だったのは,2人とも仕事しないモードになったときに,セッターであるはずの12酒井を舩倉の対角に入れた。別段「ツーセッター」っぽいことをしていたわけではない。
小川冨田の調子が良ければいいけれど,というのが露骨に試合運びに出ていたように思う。良いときの彼らは気持ちいい。
でも,俺は心折れちゃう(それでもコートに立ち続ける)小森が好きだ。
最終日の学連ツイートは各チームの4年生集合写真を掲載していたのだが,そこに「潤也」と書いたボード(スケッチブック的な)を持っていた専修4年生s。川波,残っていたら,今年4年だったのか。そういう意味のボードかどうかは知らないが,人数も少なく選手層が薄いと思うにつけ。
10位:明治大学(3勝8敗 0.571)
12頼金 14矢澤 9加藤 1濱中 3安井 5政井 L20小川
セット率差とはいえ,ここ数年の明治の成績の中でおそらく最も低い。途中なんだかんだありつつ4年連続でインカレセンターコートのチームにして。
はまーがおそらく故障の余波を引きずって前半出ていなかったんだけど,前半下位相手なのに苦戦していた。前半終わった時点(正確には中日に日体大にフル負けした時点)であまり良い予感はしなかった。濱中は後半はほぼ出ずっぱりだったけれども,結局1つも勝てなかった。
4年MBの2人も,なんだか。こばりょも途中離脱だったかな。
最初サイド誰が出てたかな。川村,頼金,加藤の3人だったっけか。
辰巳不在でセッターが政井一人ぽかったのも,ビハインド局面での打開がしづらいなど,諸々考えるといろいろ厳しい状況ではあった。
加藤には「あんたがエースだ」と言いたい。信じるから信じて,みたいな。気持ちで解決しようという根性論ではないのだが。
11位:東京学芸大学(3勝8敗 0.444)
26内田 9中村博 3竹元 10高澤 18杉山 8小野 L19中村有/27瀬戸山
3勝8敗4チームが並ぶ中,セット率が祟って入れ替え戦。日体大にも日大にも勝ったのに。前に入れ替え戦に行ったのがいつだったか思い出せない。1部に上がって以来,ものすごく好成績だったことも少ないけれど入れ替え戦はぎりぎりでも回避する土壇場の力が強くて,昇格したころの数度行ったかどうかじゃないだろうか。
最終日も,上位の日大相手に厳しい戦いと予想されるなかで好調に乗って3-1で勝ったのだが,国士舘があっさり専修をうっちゃって,勝敗で差をつけられず。それまでのセットの蓄積が響いた。
勢いで乱高下するところがあり,専修とはちょっと違うんだけど(日大に近いかも),簡単には勝たない,みたいなところが。
小野めっちゃいいよ。サーブのあとトランジションアタックの助走にフリじゃなく入って,本当に打った。3回ぐらい。上げた内田GJ。いいぞもっとやれ。
内田,左打ちのなかなかキニナルセッター。大村工か。そりゃ名門だ。中院戦での山本との1年生セッター対決がほんわり。