今年気になったバレーボール選手2016


201020112012201320142015


新井雄大上越総合技術高等学校)
春高で,現地ではなくてテレビで観たのだったかもしれない。チームの中でずば抜けたエースでボールがめちゃめちゃ集まってそれでも決まる,弾むように跳ぶ姿もまるで少年漫画の主人公みたいな(だけど「ハイキュー!!」的ではない)怪物。まだ2年生だったことにもわくわくした。今年の春高にも出場するそうで,注目選手として名前が挙がっている。最高到達点350ならほんとにすごい。
河東祐大(日本体育大学
道井と河東,日体大のふたりの1年生セッター。開幕スタメンは道井で,2週目あたりから河東になった。例によって(というとアレだけど),上背はないけれど丁寧なボール供給をするタイプのセッターと見ている。
控えめに徹していたように思うけれど,本人にはまだ抽斗がまだありそうな,腹の中に隠していることもありそうな。道井とのポジション争い(なのか併用というのか)も含めて,しばし行く末が気になる日体大セッター事情。
古賀健太(東福岡高等学校東亜大学
この代の東福岡は,わたしでも名前を知っているぐらいに強かった。春高2連覇したのだったかな。金子(→JT)がその進路含めて取り沙汰される中で,なんとも目を引く存在だったのが左打ちの古賀健太。東亜大に進学したことで,続きを観る機会にも恵まれることになった。
目を引くのは,一つには波が激しいタイプだからで,調子の良いときの誰も止められない様子と,時折見せるずっこぬけた感じとのギャップがまたたまらん。チームを応援していたら腹立たしく思うこともあるだろうなあ。でも,負けて本気で悔しがって泣いている様子は嫌いになれなくて,がんばれ,ってエールをおくりたくなるんだよね。困ったね。
ケバン・ティリ(おフランス代表)
OQT,いろんなチームのいろんなスゴイ選手を見た中で,「おお,好きな感じ」と思ったのがティリ。こういうサイドの選手好きです。説明になってないけど。スタイリッシュなスーツ姿の監督と親子と知って益々素敵。
伊藤樹(東海大学
日本大学選手権に突如現れたニュースター。なんせ,パンフに名前が載っていなかった。どういう経緯で登録(変更)されたか知らないが,「パンフに名前がない謎の36番」が大活躍して東日本ベスト4まで上り詰めた。全日本インカレでもスタメン中唯一の下級生(2年生もいない),大舞台にもかかわらずいつもと変わらぬ波の小さい佇まいで,その肝の据わり方に大変好感を持った。
東海大学は95生を愛でていたので引退後の17年度は一気に興味関心が薄れそうだが,一方で伊藤くんがいるならばという沼ループの懸念もある。天皇杯FRで右手ぐるぐる姿を見たときのわたしが受けた衝撃の大きさよ。
岡本圭史(山口大学
山大そこそこ強い(1部でもやる)と思いますよーという話を聞きながら迎えた中国秋リーグ,最終週に体育館の門をくぐったらタイムアウトでめっちゃ具体的に声を出してるリーダーシップに満ちたなんかかっこよさそうな主将がいた。
5分後に自分のファーストインプレッションに訂正を加えることになりました。
頭いいんだろうなあって思うんです。こういう人,いるじゃないですか。全力でバカやるタイプの。理学部数学科あたりに(偏見です)。
この人が主将でだいじょぶですかついて行けてますか皆さん。
2部から1部に昇格した最初のリーグで4位の好成績。そろそろ中国リーグ卒業したいと思ってるんだけど,春は岡本くん観に1度は行ってもいいかなーとかとかとかとか(はい,ループ)。
伊元幸正(埼玉アザレア/法政大学)
法政大でもプレーを観ていたはずだけれど,すげえと唸って存在を認識したのは,Vチャレンジリーグの試合。日野だったかな。ある意味たいへん法政っぽいエースかなーと思っている。まだ1年生なのでいつか1部復帰して1部でもぶいぶい活躍してほしい。
松下大悟(トヨタ自動車
16/17シーズン,徳尾さまがアップゾーンにいるのに未だに慣れないけれど,そうはいっても松下の華々しい活躍にも心を奪われる。自動車はいつだってフレッシュだよ。
問題は,しばしば東野が松下しか見えなくなることだ。1レグで通用したのには初物効果もあるだろう。この先データを取られマークが厳しくなる中でどこまで通用するか。本人の進化にも期待したい。