世間一般で広く認知されているのはフィクションライターとしてなのに,

個人的には何故か副産物であるはずのエッセイばかり読んでいる作家さんというのが少なからず居て,森先生もそのひとり。毎週月曜日はダ・ヴィンチ“森博嗣の「浮遊研究室」”の日。


彼の文章は,言われてみれば成る程と納得するんだけどなかなか気付かないよね,という視点で切ってくるのがおもしろい(彼が以前どこかで書いていたところによるとそれは商品としてのエッセイに必要な要素であるようだ)のだけれど,きのう更新されたVOL.101の“ご案内”は,わたしにとっては9割方目新しくなかった。ってか,今更言われなくてもみんなとっくにそういう風に思っているし,みたいな。


でも,9割9分まで予定調和だったのに,最後に出てくる“マスコミはスポンサだから”というのが,言われるまで気付かなかった(ああ悔しい)。喩えもおもしろい。


読んでから半日ぐらいずっと“民放はわかるけど,それじゃオリンピックのNHKはどうなの?”ってずーっと考えていたんだけど,よくよく考えてみると,あの莫迦高い放映権料が,既にある種スポンサー。ただ,放映権料ってのはちーむ・にほんだけがすぽんさーどではないと思うので,その辺は微妙な感じ。


食べた気がしなかっただけのことはあって小腹がすいてきたわね。食糧備蓄ないんだってば。