試合を観ている最中はいろいろ言いたいこともあったのだけれど,

どっと脱力。ただでさえ試合がどたばたしてて落ち着かないんだから,中継のアナウンサさんだけは落ち着いていてほしいものであると切に願う。今に始まったことではないから諦めているけれど,どうやったらあんなにうるさくできるのであろう。


あのような状況であれば,落ち着かなくなるのが自然の状態ではあると推察される。しかし。冷め冷めなところを白々しく(なく)盛り上げるのも仕事ならば,周り中が浮き足立っているところを締めるのも,仕事というか腕の見せ所でないかと思うのだが。疲れが倍増よ。


その叫んでいる内容が問題で,いちいちわたくしのカンに障る(神経を逆なでする)。つまり,状況はかなりはいぱーであるにも関わらず,試合のようすに一喜一憂してぎゃぁぎゃぁ騒いでいるそのへんの観客と違ってあからさまにオシゴト仕様で(しらじらしく)大声を張り上げていらっしゃるわけだけど,それはまぁよろしい。が。事前に用意したセリフを棒読みするのでなければ絶対この状況でそんな感想は出てこねぇよ,と,そういう内容なわけ。


要するに(かなまる口調),まだ3試合しかしてなくて,対戦相手の実力も実力なのに,やたらと「こんなに強くなりました」って言ったり,“前回はこれがなかった”の類の比較をしたりするのは,真剣によしてほしいなあ。と。それも,前回の代表選手をゲストに呼んでおいてそれを連呼する(あまつさえそういった感想を言わせようとする)のは,いくらなんでも失礼じゃないか?


前回の結果は覚えちゃいないが,1つぐらいは勝ったでしょう。彼らは確かに弱かったし,根性等々の面にいささか(傍目からは)問題があったと言えなくもないけど,今の選手はそうでないと,今の段階で判断できるんかい。


結果を残せなかった以上,あとあとそういう目に遭い続けるのは自業自得だから,それ自体は否定しない。強くなっていく過程に付き物でもある。でもそれは,結果が出そろって初めてやっていいことだと思う。終わったことをほじくり返すのはナンセンスですけどね。


かなり年があいたOBだったら強くなった後輩を喜ばしく思うフリも自然ではあるし,解説者となると立場が違うので自分たちの結果は棚にあげてOK。でも,いくら既に関係が無い人(インドアから足を洗ってらっしゃるので)とはいってもたとえばタメの人間が出ているぐらいの微妙さで(且つ一介のゲストで)それをするのはねぇ。わたしはスポーツは全くできないので,そのクラスの人々の負けん気とかライバル心とか闘争心とか(あるの?)は全くわからない。ので,この想像は間違っているのかもしれないけれど,わたくしの勝手な想像では,まだそこまで悪し様に(?)全否定されて平気な過去でもないだろうし,他人の活躍を心から喜ばしくも思えないと思うのね。その上,公正な比較になっていない。


と,そんな風に想像してしまう以上,聞いていてしらじらしくて辟易してしまうんだが,どうよ。もうちょっとほかに言わせることもあるだろうよ。無いんならゲストに呼ぶな。