帰りにCD屋の前を通りかかったとき,

常にはなく立ち止まって店頭のブラウン管ディスプレイに目を留めてしまった。聞いたことのない音楽のビデオクリップ(と今でも呼ぶの?)が流れている。男の人が歌っていて別の男の人がドラムを叩いているモノクロームの映像。


「だれだろうなぁ,このボーカルの人」とぼんやり見ていて,曲が終わったところで,驚いた。らるくの新曲。今日発売のニューシングル。曲を聞いても映像を見てもわからなかった自分,偉いぞ(何処が?)


店内に足を踏み入れてみると,シングル盤のCD(といっても今は全部12cmですね)と並んで,3月末に出るそうなアルバムの告知POPが。実に3年半ぶりの活動再開らしいのだがー。がー。がー。


なんでみんな若返ってるんだ。POPの写真といいシングルのビデオクリップといい。特に静止画はなかなか,別人のよう。不思議だ。いったいあの一枚の写真の為にどれだけの手が掛かっているんだろうね。


ま,「あんたたち幾つよ」という程には実年齢は行ってなくて(今となっては忘れてしまいましたが40代にはまだつっこんでない,と,思う),寧ろ前のが荒んでいたとも言えるのだが(ベーシスト氏はどうしてああも顔色が悪いんだろうとかさ)。


そのPOPがかっこよかったもんだから,うっかりアルバムを予約買いしそうな嫌な予感がする。でもアルバム買っても入っているのは曲だぞ(初回限定特典でDVDも付いてくるみたいですが)。一枚通して聴けるかなぁ。微妙。


新曲のシングルが,なんつぅか微妙な感じでさ。曲調がなんだか1997年以前。昔と比べて音は重く(太く)なっているのに,その重さのまんまメロディーだけはいやにポップ。そしてなぜかアニメのオープニングのタイアップ。どんなアニメかわからんので一概には言えないのだが。いへ,何も,奇をてらっていたり妙に前衛的だったり実験的だったり難解だったりするのが良い楽曲だとは申しません。申しませんが,なんつぅか,久しぶりに出したシングルの割にはあまりにも狙いすぎというか穿ちすぎというか王道すぎというか手抜きすぎ(言っちゃった)というかうまく言えないのだけれど。悪くはないのだが,ちょっとつまんないかな。ゆえに微妙。


どっちかいうと「対象年齢低い感じ」かもね。わかりやすくてまっすぐ。そこに「あんたたちいい歳して」と感じたのかも。その分だけ顔は妙に作りこまれて(ナチュラルメイクが一番厚化粧を地でいく風味)いるわけですが。確かに,わたしは歳を重ね彼らも歳を重ねてはいるが,少女漫画家の多くがいつまでも少女漫画家であるのと同じく,ターゲットをどうするかというのは(年月が経つのとは)また別の問題だからな。


瓦解したと思いこんでいたのが曲を出すのだからそれだけでもマシなのか,それともこれが最後になるのか。新しいアルバムのタイトルは「SMILE」。バカにされてる気がするのはわたしだけですかそうですか。


きょうは調子悪いです(字書きの)。どうも珍しくキーボードが走らない。なのでこれでおしまい。お風呂入って本読んで寝よう。


「横書き登場」斜め読み仕様で読了。根拠もなく思いこんでいることが実はそうではないということを知るのは,ちょっとしたヨロコビ。特に,わたしのように「思いこんだらそれが絶対」タイプの人間は,心しておかねばならない。でも,「へぇ〜」本だな,これ。次は「著作権の考え方」


1か月以上体重計に乗っていなかったが,たぶん太った。まだ怖くて計れない。(23:06)