なまかわしまとなまろって


川島登板試合を観るのは昨年5月の東京ドーム以来かな。その時は一塁側内野指定のそれもかなり前の方の列で見ていたのに,当時ぺかぺかの新人だった彼の存在をわたしは知らず(名前を知らないからこそ新人だろうとうっすら認識できた程度)。2度目の今回は,センター寄りのライトスタンドで観戦……いくら狭いのが自慢の神宮球場でもさすがにマウンドは遠かった。


んでも,なんつか,イメージと違ってかなり大きい人だな,と。180cm(投手だと高い方かも)あることを知識として持っていても,いつもは童顔に騙されてしまうので。マウンドでも左バッターボックスでもけっこうでかかった。


遠くでやってる投手打者対戦はセンターから見ていてもさっぱりわかりゃしないのだが(ほぼ真後ろからなのでボールも見えない),3失点の上に被打率も高かったので今日は今ひとつだったのだろう。2連敗でちょっと落ち込み(わたしが)。せっかくロッテ戦だったのにね。


そのロッテの応援は噂に違わず凄かった。すげーよ。あれは楽しいだろうなあ。当然ライトスタンドよりレフトスタンドのお客さんの数が多かったと思うのだが(ライトスタンドの方が多いカードの方が少ない気もするのでそれは神宮デフォルトにしても),人数の問題ではなく。メガホンなしで音楽も小さめ,実質声だけで擂り鉢球場をこだまさせていたよ。


おまけに,裏打ちなのか2拍3連なのかシンコペーションなのか(嘘),やたら難しいリズムのかけ声(?)があって(「ヒットーヒットーーーーいーまーえ」とか,フランコのとか),リズム譜書いたらきっと読めないようなややこしいのになっているんだろうなと思いつつ個人的にそういうのをおもしろいと感じるし,(余談になるが楽譜を読まなくなって久しいので,こないだちょっとしたことで簡単な楽譜を見る機会があったのだけれど,ヘ音記号とかト音記号でも加線の多い高音部とかが一見しただけではわからなくなっていてショックだった。ついでに,付点がつく系のリズムも楽譜から読めなくなっていて……もともとそっちは苦手ではあったのだがしかし)その難しいのがびしっと決まっているのはかっこよかった。何者なんだあの人達。そもそも降雨中止の翌日の振り替え試合(つまり試合開催が決定したのが前日夜),平日夜,ビジター,なのに,どうしてレフトスタンドが真っ黒に埋まっているかな?


いやはや,いいもん見せてもらいました。巨人戦以来だよあんなにみんなが応援しているのを見るのは(なんだかんだいうても巨人は客が多い)。


ロッテの地鳴りは尊敬に値するが,昔ながらの選手ごとの応援曲タイプも好き。横浜の多村(確か)のが印象的。ヤクルトだと去年までいた稲葉のがかっこよかった。あとはどうしても聞く機会の多かった(過去形)巨人の選手のも耳に残ってしまうものだ。


応援もすごいが,ロッテはやはり強かった。西岡がスタメンじゃなかったのはちと残念だったけど,こちらもいいものを見させてもらいましたですよ。西岡も途中から交替出場したのでよし。1−5でさくっと負けたヤクルトさん,1番に座った初日はノーヒットだった青木も今日は安打が出て一安心。


負けたけど(手も足も出ずというか後一本が出ずというか。どうして1死3塁のチャンスを何度も作りながら点が取れないのか,どうにも重症)ロッテ戦見られたのは良かった。


明日は西武戦。交流戦としてはすっかり消化試合だけど,セ・リーグ順位もじりじり下がっているので勝ってほしい。