という感じで神宮球場に(も)行ってきました
予定はしていなかったのだが,このところの連勝の勢いに気持ちが押されてしまい,府中から乗った準特急を調布で降りそびれてしまった。行って良かった。近くのお客さんも良い雰囲気で楽しんでいる人ばかりで,環境にも恵まれて楽しかった。
記憶にある阪神戦(去年0なので一昨年までかな)は東の甲子園球場と呼ばれるぐらい355度阪神ファンで埋め尽くされるのが常で,ホームのはずなのに超絶アウェー感でたいそう居心地が悪い(いたたまれない)ものであったが,ライトスタンドのビジターチームユニやグッズを公式に禁止するようになったおかげもあってか,ストレスなく過ごしやすくなっていた。
加えて,はっきりしない曇天だったためか,外野自由席ライト側空席あり(レフト側は当然試合開始前の時点で立ち見),3塁内野も上段に空き席が見られるほどで,規制にかかわらずひところの勢いに比べると落ち着いていた印象。
それでも内野はバックネット裏から1塁側の端っこまで,客がいるところは圧倒的に黄色かった。ライトスタンドはジェット風船飛ばせないから,レフトスタンドから溢れた人はライトスタンドに流れず先に内野Bに行くのかもしれない。しかし個人的にはライト側外野自由で居心地悪くなければそれで御の字。客入りがが寂しいよりは賑わっているほうがいいしね。
いつも不思議なんだけど,たとえシーズン最終戦で大物選手の引退試合で他の席ぎゅうぎゅうでもぽっかりとあいている内野のシーズンシートが,どうして阪神戦のときだけはしっかりうまってるんでしょうか。
試合は,ヤクルト先発館山が序盤安定せず,投球テンポも悪けりゃストライクも入らない。2死から安打や四球で走者を出すぐだぐだっぷりを毎回続けられると,見ている側もステーキ丼食べながらビール飲む以外にすることがない。3回の表あたりで試合開始1時間を過ぎたときにはいったい終わるのは何時になるかと不安に駆られるほどだったが,4回裏にヤクルトが同点に追いついたとたんに別人のようになり,5回以降はさくさく3凡。尻上がりに調子をあげていった感で,完投できそうな雰囲気ではあったが,3点差で迎えた9回はイムチャンヨンが打者3人に対し合計7球で締めた。
ヤクルト打線も湿り気味で,阪神先発の福原から4回までヒットなし。福原も犠牲フライとソロホームランの2失点でぜんぜん悪くなかったので,交代した瞬間に渡辺が宮本に2ランを打たれのはちと不憫であった。
9回の表,イムチャンヨンがブルペンからマウンドに向かうときの背中が,たいそう頼もしくかっこいい。リリーフエースの登場場面には球場の一方の応援席のボルテージが上がる。
イムチャンヨンは,去年の開幕戦,バックネット裏2階席から全く予備知識のない状態で初めてその投球を見たとき記憶が鮮烈に残っている。去年は終盤調子を落としたようだが,2年目の今年はどうだろうか。