あんたが結婚するわけじゃない


わたしは電話が嫌いです。この際なのではっきりさせておきますが,特に予告なしにかかってくる電話が大嫌いです。携帯電話が普及してからというもの,突然かかってくる電話に遭遇しうる時間が圧倒的に増えてしまいました。もちろん気づかない振りをしたり電源を切ったりしておくこともできますが,前者はぶーぶーとしつこくうるさいし,後者はうっかり忘れがちです。


電話以外にも連絡手段はあるだろうと言いたい。だいたい,電話(口頭)のやりとりなんて,すぐに忘れてしまうし証拠(記録)も残らないから,あまり適当なものとは思えない。もっとも,手紙(葉書)の類にはなかなか返事を出さないので(これは意図的ではなくただの無精),電話が唯一確実に返事を得られる手法ではあるのですが。


学生時代からわたしのことを知っている人にとっては今更の話ですが,わたしと母親との関係は必ずしも良いものとは言えません。むしろ,かなり悪い方だと思います。お互い性格や思考回路が似ている上で生活環境と立場(母か子か)が全く違う,その時点であまりいい感じにならないのは想像つくところですが,加えて双方「相手が親(子)であることに甘えきっていている」ところが泥沼の要因であります。


さっき電話がかかってきて(携帯電話の電源が切れていたので家にかかってきた。いつ電話番号ばれたんだ),起きてから何も食べていない不機嫌もあって,全く話を聞かずになんか酷いことを口走って無理矢理電話を切らせたんですが,その件を後悔こそすれ反省する気が微塵もない自分がここにあるわけです。


昨日1時間半ぐらい長電話して,ほんとうに疲弊した。喧嘩(或いは言い争い)をしていたわけではないんだが,とにかく疲れる。お互いほっとくとやたらことを大仰にとらえて疲れてしまう性質の持ち主なので,2人で話していると共鳴増幅してえらいことになる。下手に躁状態で話をしているとあとでどかっと来る。24時間以内に3回も電話がかかってきたら,3回目の電話は第一声からして話が右の耳から左の耳へスルーしていき,何を言っているのかまったく理解できな(する気も起きな)くなる。


このペースで来年まで持つとは思えない共倒れか,そうでなくてもどっちか(がどっちかは想像つく)が確実に倒れる。頼むから,そっとしておいてください。わたしのことも自分のことも。あなたが結婚するわけじゃないんだから,どうでもいいじゃん。なにがそんなに気になるんだ。


……といって気が楽になる性格ならこんなことにはならない。こんな時には決まってくやまの名言を思い出す。曰く「インド人と宗教の話をするようなものだ」。


ただ,もとから巻き込まれることはちっとも望んでいない人間を(自分の関わりないところで2人で勝手にやってくれ,と最初に言われた),巻き込もうとしているのはわたしではある。だから,もとをただせば責任はわたしにあるんだろう。やっぱりまだまだ読みが甘い。わたしが大学に進学するわけでなくてもわたしが就職するわけでなくても,そういった過去が反省材料になっていないのか自分。もちろん或る程度の予想と覚悟はしていたつもりだけど,だからって,しんどいことには変わりなかった。覚悟だけじゃ対策にはならんってことだ。わたしも彼女との件に関してはほかのこと以上にがきんちょに成り下がってしまい,全く成長が見られない。


去年が去年だっただけに,今年はもうちょっと穏やかに日々を送っていただきたいんですけど,本当に。別にお金の問題ではなくて。


なんかもう泣きそう。こんなときに限ってかなまるには電話つながらないし。洋服買いに行きたいといいつつこんな時間だ。バーゲン始まって混む前にワンピース買いたい(と思っていたけど,別に毎回同じ洋服だろうが生地が格子柄だろうがサンダルだろうがその踵が壊れていようが,誰も気にしないか)。今夜の行き先は銀座らしいので銀座の三越に行こうと思っているのだけれど,片道1時間半で乗り換えも数度というやふーの路線検索を見て,また憂鬱。つぅか,今から用意して出かけても買い物に掛けられる時間30分もないじゃん。


でも石川が本塁打のみの1失点で好投したみたいで,チームも勝ったので,悪いことばかりじゃない。洗濯機も回したし,ちゃんと干した。取り込んだ後アイロンかけずに放置されている山も気にはなるけど,今回はシャツ系ではないので,アイロンかけずに着られる。昨日質素きわまりない食事だったので体重も少し減った。一時的な物とわかっていてもちょっと嬉しい。


なんかよくわからんけどがんばる。