パリーグプレーオフ


ソフトバンクで思い出した。パ・プレーオフ第二ステージは平日だったので1秒たりとも試合を見ることが叶わなかった。一戦目,二戦目ともいい試合だったようで,見たかった。個人的には休日に試合を見られた去年の方が盛り上がった(やはりコバマサはエンターテイナーなのだろう)。せっかくダルとか八木とか斉藤和巳とかが投げていたのに勿体ない(杉内はどうでもいいということではなく)。


二試合目は会社を出る直前に確認したら0−0の9回表攻撃中で「もしやサヨナラか?」と思いながら帰ってみたら,ほんとうにサヨナラでびっくりした。なぜランナー2塁で内野安打でサヨナラになるのか。その疑問を解決するために,スポーツニュースが見られる0時半ごろまで起きて待っていたと。サヨナラの内野安打を打ったのが稲葉でちょっと嬉しい。


一方ソフトバンクはすっかり敗者の美学担当になってしまっていて,運が悪いというかツキが悪いというか,何か見えない力が優勝させまいと阻んだんじゃないかと思ってしまうぐらい。あの場面は,二塁手は捕球だけしてどこへも投げず内野安打・二死満塁で新庄勝負にするのが良かったんじゃないかと,後になってならいくらでも言える。一つアウトを取れば終わりと思えば投げたい気持ちになるでしょう。二死1・2塁と二死満塁での守りやすさにそれほど差がないのなら(本塁でアウトを取れるかどうかの違いはあるらしい),二死満塁で新庄というお膳立ては楽しくないし。


二塁ではなく一塁に投げておけばもしかして間に合った(=内野安打ではなくフィルダースチョイスでは?)んじゃないかとVTR見ながら思ったけど,一塁も間に合わなかっただろうという見解もある。投げないのが正解というのは後づけで,二塁でアウト取れると思って投げたのだから仕方ない。


で,打者走者の稲葉自身が二死満塁で新庄だ,と思ったそうだから,それがサヨナラに繋がったのは,二塁上のどたばたに乗じて本塁まで回した日ハム側(三塁コーチ&森本)が偉いという話。川崎がすぐに本塁送球していれば,という話もあるが,あの体勢からでは限界はあるし,背中に目がついていない以上ひちょりの方は見えないわけで,油断していたと責めるのも酷だろう。


野球ってルールが複雑で,プレー続行しているのかどうかって,よくわからんくなるよね,見ていても。


そもそも先頭打者にフォアボールを出した斉藤が,などと言い出すとキリがない。ほんとに運が悪いというかなんというか,負けるべくして負けたわけだけど,サヨナラぼてぼて内野安打というのもすっきりはすまい。斉藤のマウンド上へたりこみ→ズレ&カブによる回収(撤収)シーンは全国のお茶の間の涙を誘ったわけで,ファンは増えたんじゃないかと(そういう問題じゃないか)。ここまでプレーオフで1度も勝ってないってのも,斉藤和巳のシーズン成績を考えるとちょっとびっくりだ。もっとも,それを言い出したらソフトバンク自体がそういうところがあるわけだけど。


プレーオフの前にかなまるに「鳥チーム繋がりでソフトバンクを応援しないの?」と言われたのだが,特にどちらということもない(西武−ソフトバンクはどちらかというと西武を応援していたが西口の試合は見られなかったので……しかも負けたので……)。なんにせよ日本シリーズは面白くなりそうなので,日本シリーズこそちゃんと見られますように(と言いながら歌舞伎を観に行く,と)。


もたもたしているうちに5時になってしまった。間に合うのか自分。山部は先発と噂されているので遅刻すべきではなかったのでは。