きのう(もうおととい)の東レ−豊田合成
すごい試合だった。各セットの展開は一方的なのにセットごとにがらっと流れの変わる予想のできない展開。おもしろかった。
上位を争っているチームは試合の質が違う。漂うオーラなり緊張感なりの質。両チームそれなりにミスも多く必ずしも白熱した首位争いに相応しい高次元の好ゲームとは言い切れないのだが,どうしてか引きつけられる。
もとをただせば抜きんでた選手が一人いるかいないかの小さな差なのかもしれないけれど,結果として全体に及ぼす影響は大きい。個々の選手の顔つきも違う気がするような,同じ競技には見えないような(これは言い過ぎ)。
たとえばサーブレシーブ成功率50%そこそこの低さであっても,それはサーブが凄すぎる故だろうし。両チームとも自チームにものっそいサーブを打てる選手がいるから,サーブレシーブはむしろうまくなりやすいんじゃないかと思う。真偽の程は定かでないが。かつてジルソンがいたころのサントリー(津曲・荻野のサーブレシーブ成功率の高さ)に対して「ジルソンサーブで練習できるんだから,恵まれているよな」と思っていた。
サーブといえば,ともに東海大在学中の冨松(東レ内定)と金子(NEC内定)のサーブのフォーム(?)がそっくりなので近頃の東海はみんなあれなのかと思っていたが,昨日ピンサで出た高橋(合成内定)はそこまでそっくりでもなかった。いずれにしてもみんなトスがめちゃめちゃ高い。冨松と金子のふたりは,今リーグ始まった当初はどっちがどっちか(どっちがどのポジションか)しばしば混乱していた。
今季は内定選手の活躍が目立つ。逸材揃い? 開幕が遅かったから?
NHKーBSの解説が下村氏で,阿部・山本・島野の各セッターのトス回しのタイプの違いの話は興味深かった。